ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(4歳)とひだまり(0歳)のママがつづる日記です。

ちょっと一息 人気者の朝の話

余談です。通院記録 まだ書きたいですが ちょっと一息。

今日は 朝から 何か 子ども達の間で さんぽのことが話題になってたのかな・・・?
朝 毎度のこと 少々ブルーがはいりながら とぼとぼと 教室に向かったさんぽに

「さんぽ〜 僕に一番に おはようと言ってえ〜」(??)
と 5人ほど クラスの仲間が 教室から走ってきました。

そして さんぽの前にくるなり かわるがわる 
「ね、おはよう!!」「今日は 何する?」「さんぽ君 入ーれーて!」「僕にもおはようと言って」「さんぽ君 砂遊びしようよ。」
聖徳太子でも くらくらきそうな 会話攻め。

それに面食らいながら 必死の形相で 
一つ一つ 「おはよう」「今日は虫とり」「いいよ。」「おはよう」「砂遊びもいいよ。」
と全部応えているさんぽ。  

実は 結構・・・こういうシーン見るんです。 

「登園しぶり」や「受容の時」の記事からは 想像つかないと思いますが
そういう 私も 想像ついていないのですが
さんぽを 気に入ってくれるお友達は 結構多いようです。
(でも、さんぽの中では 本当に気の許せる対等な友達は 数人のようですが。) 

「家では 保育園のことだと さんぽ君の話しか出てこないんです。結婚するといってます。」
と ハートだらけ(のみ)のお手紙をいただいたり
「ペアでやっとジャンケンにかって、さんぽ君と組めたと喜んでました。倍率高いらしいですね。」  
と 初対面に近い お母さんから お言葉をいただいたりすると
「ホンマかいな」と思わず 心でつぶやきます。

どうやら みなさんの話を総合すると 
私が想像できる 保育園で 不安と恐怖でいっぱいいっぱいのさんぽ以外に
集団では 優しくて 人に嫌なことをしなくて(これは わかる。=受容中だから。)
人を楽しませたり、話題を提供したりするさんぽも いるようなんですね。
  
集団でのさんぽ

パーツ回路スイッチの入りやすさ 以外にも 

私の知らないさんぽが いるんだなあと思います。

そして さんぽは 私のさんぽではなく 一人のヒトとしてのさんぽなんだと。

      


ところで 朝から 集団での会話攻めにあったさんぽ

それだけでも もうさんぽの目は 落ち着いていなかったのですが
さんぽをめぐって 取り合いが勃発 
両手を つなひきのように 引っ張られてしまいました。

そのため さんぽは 走り出した!!(逃亡に近い)

みなが 追いかける!!

「さんぽく〜ん、待ってえ〜、僕も入れて〜
と 追いかけごっこと 勘違いした友達が 増えていく・・・。

あっ・・・さんぽ やばい 泣きそうだ・・・。
私にはわかる あのひきつった笑顔。

あの〜 みなさん ありがたいですが・・・ さんぽ 嫌がってます・・・・。

支援 入りまーす。

「さんぽ 待って 止まって。みんなは さんぽと 遊びたいんだって。
さんぽは 何がしたいの。」

私が 止めたとたん やっぱり 笑顔は 泣き顔に変わりました。
そして

「オレは・・・オレは・・・ダンゴムシとりたいだけなのに。
みんなが どんどん 言うから 疲れるんだ。
だから 人気者は 怖くて嫌なんだ。」(泣いている


・・・・・・えっとぉ・・・・・。


そうだね・・・。


さんぽには まだ ほどほどがいいね・・・。



さんぽが 泣いている・・・・ 想定外の反応に みなは驚き

静かに ダンゴムシとりが 始まりました。(ちゃんちゃん)



 

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4歳11ヶ月通院記録・・・受容の時

えっと、くどいくらい通院記録・・・。
先回の時は 7つほど記事を書いたけど こえるかな。

先回の診察のとき 医師から
「さんぽ君は 受容の時。受容することで 友達の関係を保っている。」
と言われていました。(記事は→受容の時期



それは とても納得できる話で、
入園後のさんぽは 不思議なくらい 対友達 でパニックをおこさず
確かに 全てにおいて 「受容」していました。

この間まで あれほどこだわっていたおもちゃを 簡単に貸している・・・?
前日から泣いて嫌がった、友達の訪問も いともやすやすと受け入れる・・・?
以前なら パニックになった 接触や戦闘遊びも 
痛みを感じたはずの 押されたり挟まれたりする行為にも 
笑顔で されるがままになっている・・・?

おかしい・・・平気なはずはない・・・

案の定 心で いっぱいストレスを溜め込んで 後で 不安定になる。
まだまだ 受容のコントロールを ある程度 支援してあげなければ パンクしてしまいました。

例えば 朝の登園してからの 自由時間のさんぽの様子・・・・。

      

さんぽの登園を待っている お友達の中で 一番強引な★君が
「さんぽ!今日 ドッジボールやろうぜっ。な。でも当てられても泣くなよ。」
なんて 誘う。
(いやいや・・ドッチボールはさんぽは 嫌いなはず)
そう思う親を さんぽは見ることもなく 引きつった笑顔で「いいよ。」といい、
明らかに 戦闘系の仲間たちの集う場所に 困った様子で行く。
恐怖にボールをよけるが すぐ当てられ 
楽しさを理解することもなく かやの外に出て 座り込んで 砂をいじりだす。

ああ 見てられない・・・。
一言「さんぽ、ドッジ 怖いんでしょ。今は好きなことしていいんだから、砂場にいったら。」
と声をかけると
ぱあっと 輝いた顔で「そうだね!」なんて言って、砂場に走っていく。

でも、砂場に行くと 仕切り屋の▲君に「さんぽ こっちで、山作ろうぜ」と誘われて いっちゃう。
さんぽの選び抜いた こだわりの砂場道具も ▲君の 「貸して」で全て差し出す。 
何もなくなったさんぽの手は 砂をつかんでさらさら・・・・。

こんな感じが続いてしまうんです。

      

みんな さんぽのことを 気に入ってくれていてるのは 何気に伝わってきます。
でも、さんぽ自身が 対等な関係をつくることができない。
そして、「受容の時」である さんぽに 幼い子ども達も 容赦しない。

・・・仕方ないよね。

入園前だったら ★君や▲君タイプがいるだけで パニックおこしたもんね。
そうなる自分を解決するための さんぽの今の精一杯の方法が 「全部 受容」なんだもんね。 

ただ何だか・・・切ない。
いつまで この「受容の時」が続くのかなあ。
どう 親として 支援していったら いいのかな。

医師に相談したのは そんな「受容の時期」に対する 対応でした。

      

医師は 意外にも こんなことを言うのです。

「でも、先回会った時に比べて 随分 変わってきてるよね。
前は 見て すぐわかるほど 不安や恐怖 の感情が 強かったから。 
私も はれもの触るように 扱わなければと思ったけれど、 
今は ちょっとのことじゃ あんまり心配ないように 見えるな。
対人関係で 一役かったのはだろうね。」

そういって 医師が 指差したのは 私・・・・?(自意識過剰ですいません。)
  
は受容しようとしても、その前に思いもしない行動に出られるし。
待ってくれないし。受けいれても 何もいいことがない。
といると 受け入れてばかりじゃ やってられないからね。
それで だんだん覚えてきているのよ。
受容以外の ヒトとのやりとりの方法。
これからが 今以上に 意志が出てきて しかも言葉は通じないから 
さんぽ君 いよいよ大変よ。でもチャンスでもある。
きっとを通して、相当 いろいろなこと覚えていくわよ。
お母さんは役目ないかもよ。 に任しておけば。」

・・・とよくよく先生の指を見ると 任されているのは私じゃなく 
私に抱かれ 指しゃぶりして 我かんせずにしている・・・・・ 
ひだまり。

そうか・・・ひだまり あんた、すごいんだねえ。

わずか1歳にして 
いえいえ 1歳だからこそ お兄ちゃんのこと 任されちゃうんだもの。

ひだまりは 半分はさんぽが育てているようなもの・・・なんです。
いつもさんぽの近くにいたがって 
さんぽと同じものを食べたがって 
さんぽの真似をしたがって
さんぽの歌に体をゆする・・・

さんぽ兄ちゃんが 大好きで さんぽ兄ちゃんが 生活の全ての ひだまり。

でも与えてもらってばかりじゃないんだね。

ひだまり
あなたが お兄ちゃんの力に なってるんだって。
これから ますます あなたを通して お兄ちゃんの心が大きくなっていくんだって。

ちょっとばかし 素敵です。

      

さんぽにとって まだまだ 受容の時期は 続きます。

でも、受容のバランスは 少しずつ変わってきているようです。

毎日の生活の中で ごく自然に 経験し 学んで 覚えて・・・。



それを教える 極上の先生は

さんぽのことが大好きな さんぽの妹

ひだまり・・・なんだね。  
 

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4歳11ヶ月通院記録・・・登園しぶりの期間

通院記録 まだまだ続いてます!

「登園しぶりの時代」
今のさんぽを 語ったり相談したりする上で 避けて通れない 過去です。

思い出すのも つらい 
でも、
このブログも そこから始まっている。

今まで、思い出すのが痛くて ずっと記事に書けずにいました。
でも、医師に話して、すっきりした気がします。 
          

さんぽは 昨年、春、入園して 2週間後ぐらいから 園をしぶるようになりました。

それまでは、あっけないほど すんなり 毎日園に通っていました。
でも 朝 初めて教室前で 泣き出した日から・・・(その記事はこちら→入園式


秋ごろまでずっと続いた 朝の 登園しぶり。

私の中で 思い出そうとしても あの頃の 朝に 光がありません。
朝は 色のない モノトーンのような 思い出として 残っています。 
 
さんぽは あの頃の自分のことを 「死んじゃった」と表現しました。
自分ではない「ぽーさん」という、もう死んじゃった人物に過去を預け 
自分の中で 忘れようとしているようです。(その記事はこちら→死んじゃった 自分の分身



あの頃 私は・・・
朝 布団から出てこないさんぽを その心の内を十分知りながら 
テレビ番組や好きな朝食メニューで 無理やりな明るい声で 起こした。
笑顔なく 無表情で 強迫的に園の支度を たんたんとするさんぽは
痛々しくて でも 仕方がないんだという想いで 見守った。

8時35分の時計 出発の時間・・・ 
さんぽは
必ず 私を いっぱいいっぱいの顔で振り返って 
「今日も 保育園あるの?」ときく。

私は
わかっていても 懇願するように聞く さんぽを 心で見ないようにしながら 
気持ちを振り絞って 「あるよ。」 と答える。

そのとたん さんぽは 何とか支えていた 体が崩れ落ち 
「なんで なんであるの。いきたくないのに なんであるの。」とおいおいと泣き出す。 
そして、何もかも信じられないように 全てあきらめたように とぼとぼと歩き出す。

何度 自分までもが 負けそうになっただろう。

でも私は 「保育園 いかなきゃ いけないんだよ さんぽ。」と声をかけねばならない。 

ありえないほどの時間をかけ 車にのりこむ。 
心さえも置いてきてしまったような 放心状態のさんぽを
バックミラーで 見てしまわないように 前だけを見て 明るく話しかけ続ける。
  
教室までやっと辿りついたさんぽが 最後になって 私に すがりついて泣く。
10までと決めて 抱きしめ 厳しく 担任に 渡す。

毎日 毎日 繰り返された あの 光のない朝
さんぽの笑顔を 見ることができない 重い朝

送り出した後 無理に作っていた笑顔の 反動で
お腹で大きくなっていた ひだまりの胎動すら イライラした。 
自分の中で どんどん余裕がなくなっていくのが わかった・・・。

園の過剰な刺激で くたくたになり 帰ってくると 不安定な自分を さらけ出すさんぽ。 
小さなことで ぐずったりパニくったりイライラしたりする 姿は 見ているのが苦しい。
認めてあげなければと思いつつ しかったり、冷たい言葉で放任したり
家の中までもが ゆらゆらと ゆれているような毎日だった。 
   

あんなに 大切に過ごした 入園するまでの さんぽとの 優しい3年半
それが 入園を境に 何もかも 変わってしまった。      
羽があるかのように 生き生きと 自由に 空をあおいで 走っていたさんぽは
もう どこにもいなくなってしまった。

大好きだった外に 出かけることも 拒否し 
ストレスでパンパンな心と体が ひたすら 視覚遊びと一人遊びを繰り返す 午後。
ぎりぎりと歯ぎしりをし 寝ながら わめき泣き 続ける 夜。    

さんぽの混乱と 不安と 恐怖と 助けて・・・という想いと 抱えているストレスと・・・
私は 何を どうしてあげられるのか 悩み続けた日々  

      

医師は「死んじゃった、自分の分身」の話をきいて こう言いました。

「本当に つらかったんだろうね。 怖かったんだろうね。
そんなに怖くて不安なのは 生まれて初めて だったんだろうね。
今は 彼は あの頃の 怖くて怖くて仕方なかった想いも 思い出も そういう自分も
過去に葬りたい・・・って思っているんだと思う。
言葉はうまく表せなくて「死んじゃった」なんて言っちゃったけどね。わかる気がするよね。

でも、今の自分は違う。別人のように強くなったんだ と思うことで
今は いろいろな不安や恐れから のりこえているんだね。

もともと、彼は 漫画で言う「心臓が大きく体の前に飛び出して どっきん」としやすいタイプ。
これからも 環境の変化があると 似たような状態があるかもしれないけれど
その期間は 経験するごとに 短くなっていくから。
彼の中で 見通しが立って どっきんが体の中にひっこむ時まで 見守ってあげれば 大丈夫。」      

そして 今後 そういう状態になってしまった時の 家での対応としては

「家での 生活パターンを 崩さないように守って 後は おだやかに待ってあげること。」

と教えてもらいました。

新しい環境の中 戸惑い 不安と恐怖の連続で ものすごい刺激を受けて帰ってくる。
その時 家では 「いつもと一緒」である 安心感
その中で 家族が 穏やかに待っていてくれる
それが 一番 「登園しぶり期間」を短くし 成長をうながすのだと。

医師が言うには 私は どちらかというと 
「待てずに心配になって あれやこれやと手をうとうとしがち」→図星です。
それは かえって さんぽを苦しめる期間を 長くしがち・・・だそうです。うっ耳が痛いっ!

あの時の さんぽは 心で叫んでいたんだろうな。

「いつもと一緒の場所はどこ?僕の安心できる場所は どこ!」

      

先日 さんぽが 大事に卵から育てた 蝶が 羽化しました。
蝶って 私も知らなかったんですが めまぐるしく 体の形が変わるんです。

1センチほどの卵が 黄色から 黒になり とげとげした小さな小さな黒い幼虫が生まれて
皮を脱いで ちょっと 太って 鳥の糞みたいな幼虫になり
皮を脱いで 今度は 緑の 腹ペコアオムシになり つのが出て身を守るようになり・・・

そこまでは、毎日精力的に生きていて 変化が あっという間なんです。

でも、ある日 糸を出して 固まって じっと動かなくなる。
十分 パワーを蓄えた幼虫は いよいよ さなぎになるんです。
それから 2週間 何も変化することなく さなぎは生きているかも死んでいるかもわからない。 
でも ある日 前の姿からは 想像もつかない 美しい蝶になる。

外からは何も変化したように見えない 2週間の間
中では とてつもない変化がおきている。
前の姿からは 想像もつかない 美しい羽を ぎゅっとたたんで・・・。 

蝶も 大きな変化を成し遂げるために 
全く動かない さなぎの期間が 必要なんですよね。

羽を広げ 飛び立つ準備ができた時 蝶は 自ら 自分の殻をやぶって 出てくる。


蝶が さなぎとして じっと動かない期間と
さんぽが 新しい環境を受けとめ 大きな変化を成し遂げるための準備の期間は
同じに見えてきます。


長く長く感じた 登園しぶりの あの期間。


さんぽは さなぎだったのかもしれません。




 

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4歳11ヶ月通院記録・・人の話の聞こえ方

通院記録の続きです。どんどんいきまっせ。

診察中 さんぽは 箱庭療法に使う道具で 大好きな街づくりをさせてもらっていました。
「うわぁ〜すっごい。線路もある〜!戦車もある〜!」と大きな独り言で驚嘆しながら
うれしそうに 次々と街をつくっている様子がうかがえました。

こっちのこともそっちのけ 夢中になって遊んでいるように見えて
時々 ひそひそと相談する私の話に 反応するんです。

「えっキャンプ?かっか お医者さんと 今 何の話してるの?」

だからといって ものすごく 私たちのことが 気になっている様子ではなく、
遊びながら 何気なく 単語を問い返してきたりする。
小さなひそひそ声が 無理に聞こうとしてなくても しっかり さんぽの耳に届いている。

思えば こういうことって 家でもよくあったような・・・

これは、医師でいう「スイッチの入っていない状態の 聞こえ方」だそうです。

前記事で表した 「パーツ回路スイッチ」のOFFの状態の耳です。

気持ちが安定している時
その時は 驚くほどの聴力を発揮し 聞くことへの集中度が増し  
たくさんの情報が耳に入ってくる。
それが もし断片的な 気になる単語の羅列であっても 情報量が多さで 理解もできる。

ところが 一旦 パーツ回路スイッチが入った状態になると
会話の中の 単語パーツへの こだわりが増し 
視覚と同じように よりパーツよりパーツへと 深みにはまっていく。
会話がわからなくなり 一層不安になり 一種のパニック状態に陥る。

その状態を 安定させるために 自分自身で
感覚遊びやこだわり行動を 開封する子も 多いようです。
さんぽの場合は 視覚遊びなんですけどね

どうやら 保育園では 結構そんな感じで スイッチ入れ替わっていたようです。

さんぽは 5月になって 担任から

「年中になったので 一日の締めに 道徳的な話を一つしているのですが
 その時に 一人で歌を歌ったり 手のひらを目の前でひらひらさせる行動が あるんです。」

と言われていました。
手のひらをひらひら・・・なんて視覚遊び、さんぽは家ではやったことがない・・。
きっと さんぽ 余程 混乱しているんだろうなあと 思いました。
さんぽは「先生の話 よくわからなくて 嫌なの。」と言いました。

耳から内容をつかむのが苦手という 発達障害の特徴のは 知っていたものの
家では 話がきけないという様子を あまり見たことがないし
私は習い事や 参観で みなに混じって 落ち着いて話をきく さんぽしか知らない。
ましてや 話している途中で 視覚遊びなんて とうの昔に 卒業していたと思っていました。

でも さんぽも 集団の中で 視覚的な支援なしに 話を聞くのは 例にもれず苦手なんだな・・・。

そう思いながらも 私は どこかで
だけど もしかすると 先生の話が長くて 要点がわかりにくいのでは?と
疑いを持たなかったとはいえません。
 
今回の医師の話をきいて さんぽが 道徳話のとき どんな風にきこえていたか 
少しだけ わかった気がします。

今回の診察で また 一歩さんぽに近づけたかな。

私が 想像した 道徳話中の さんぽの聞こえ方はこれ

年少ではやったことのない活動に加えて 
視覚的な支援のないつかみにくい道徳的な話

さんぽにとっては、いつパーツ回路スイッチの入ってもおかしくない環境にありました。

先生の話をきかねばと 少々の緊張の中
しょっぱなの「今日は 虫の命について お話します。」でつまずき パーツ回路スイッチが入る
「わからない わからない 虫?カブトムシのこと?ダンゴムシのこと?蝶のこと?」
「だめって何のこと?アリをつかまえたらだめなの?バッタを放したらだめなの?」
「ああ 全然わからなくなってきた 虫ってトンボのことかな。」
いくつか耳に入ってきた 気になる単語で なんとか理解しようと努力しても 混乱・・・
ついに何もかも わからなくなって 心の中でパニック
手のひらを ひらひらして 心を回避させ 気持ちを 落ち着かせる

そういうことだったんだろうなあ。
家では スイッチの入る環境が少ないために 
私の中で さんぽの聞こえ方を いまいち理解しきれていなかった面がはっきりしました。

では 聞こえ方が パーツ回路にならないようにするには・・・・?

見え方の時と同じで スイッチが入らないように 環境を整えることが一番。

スイッチがOFFの状態を作り上げることで どれだけしっかりきけるか・・・
それは まさに 診察中の街づくりをしているさんぽが 証明したようなものです。

また、保育園も新しい担任にも慣れて 安定している今も 物語っています。
担任の指示を 間違えてとらえてこなくなったし
道徳的な話の場面での 視覚遊びも 減っているという。
そうさんぽに見通しが立って スイッチが入りにくい環境に 整ってきたからですね。

ただ 視覚優位のさんぽにとって 「聞こえ方」のパーツ回路スイッチは
「見え方」のパート回路スイッチよりも 一層 簡単にONされてしまうようです。
ちょっとした気になる言葉 声の調子なども スイッチを押す役になっちゃうそうですから
ちょっと厄介ですね。 

もし パーツ回路スイッチがONされた状態で 聞いているのがわかったら・・・

回避のための行動(さんぽは視覚遊び)はとめず 
まず 個人的にそばで 「わからなかった?」と声かけ。
経験をつんでくると これだけで OFFできるように なるらしい・・。
(補助の先生がつく意義は そこにもあるようです。)

でも それでも まだON状態であれば 
「ちょっとわかりにくかったよね。」と共感した上で、
次の活動や行動を伝え 気持ちを切り替えさせる。
スイッチが切り替わったと確認できた時に
「あの時の話はね。」とポイントをかいつまんで個人的に話す。

気をつけるのは
スイッチがONのまま いくら説明しても 逆に混乱してしまって 正しく残らないこと

うむ、担任に伝えるのはそこかもしれないですね。
  

それにしても 見え方といい 聞こえ方といい 
さんぽが何に困っているか 何でもわかる先生はすごい!!


ああ また さんぽに近づけたなあ。


私も さんぽの困り感に 少しでも 寄り添えるようになるかな。


いつも この先生に会って お話しすると

何だか さんぽとあいさつする 明日の朝が

ちょっと 楽しみになってくるんです。

ほんの少し さんぽにとって いいお母さん度がUPしてそうで・・・なんて!


明日は どんなふうに さんぽと過ごせるかな。


通院記録 どんどこいきます。次は さんぽの登園しぶりへの対応です。

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4歳11ヶ月通院記録・・・人の顔の見え方

通院記録2回目です。

今回の診察で、どうしても きいておきたいことの一つが
さんぽの「人の顔の見え方」について

さんぽが 私の いつもと違う顔の表情を見て 「誰?誰なの?」と言い出したこと
あのことが とても気にかかっていたので・・・。(記事はこちら→人の顔の見え方



先生は、その話をきいて、驚くこともなく 軽く頷き
「想像でしかないのですが」と前置きした上で
さんぽの 独特な「人の顔の見方」を解説してくれました。

さんぽの場合 おそらく 「見え方」に 2つの回路がある。

友達の顔と名前とが 比較的早く 一致して覚えられることから
さんぽは 多分 普段、安定している時は 私たちと同じような 
バランスのよい視点で 人の顔を見ることは できるのだろう。

ただ 別の回路のスイッチが入ると とたんに
よりパーツへ パーツへ 視点がしぼられていってしまう。
ひとそれぞれ 引き込まれるパーツは違うけれど
よくあるのが 口元 そして 目。
そして それ以外の顔自体が 加工された絵のように 変わってしまうようです。
さらに引き込まれたパーツの わずかな違いに 不安が増し 別人のような感覚をうける。

私たちが その見方を 置き換えるならば 
スイッチが入った後は 用意された顕微鏡だけで ものを見ているような感じだそうです。

別の回路のスイッチが入るきっかけは、
表情とは切り離した 「とりまくその場の環境」であることが多い。
それは 興奮している時、
不快なことがあった時、
不安が増幅している時、
フラッシュバックがあった時
或いは キーとなる言葉や声、匂いなどに気づいた時・・・。

だから その人のその表情に 恐怖や不安を抱いているのではなく
その場のその環境に 何か原因がある と探った方がよいそうです。

つまり 常に 表情の変化を怖がっているのではない。
よって 対応する側が いつも「表情を変えないように」と気遣う必要はない。

ただ、しかっている時や 対応がうまくいかない時は 
すでにスイッチが入っている可能性が高いので 
「いつもの表情」をすることで 不安を増幅させない効果はある。

逆に 気を配りたいのは「声のトーン、声の表情」 
これは スイッチを入れる鍵になっている人も多いからだそうです。

(ちなみに 私 顔や声の表情が よく言えば 人の倍 豊かで・・・。
まあ・・・そこが とりえだったので。声楽専門だし・・・・。
でも しかることや さんぽが不安定なときの対応には 医師が言うには 不向きなようで、
そこは「ポーカーフェイスのパパの出番」だと 言われました。)

さんぽの場合は その2つの回路が わりと はっきりとあるようで
そのために 小さい頃から 「人の顔の表情の違い」に敏感だったり テレビを怖がったり・・
そのわりに お友達の名前と顔が すぐ一致できたり しているようです。

でも 医師の話でいうと 回路の優先が パーツ回路に なっている人も わりにいて
人の口元だけ見て 大きくなった大人のアスペルガーの人
目の大きさで 人を判断していた子ども などの例も あげてもらいました。

口元だけを見ていた という人は、お母さんでも マスクをしていたり、
手で口を隠して笑ったりすると、とたんに実は誰だかわからなくなって、
大人になった今でも とても困っていると言っていたそうです。
(でも、ホクロの位置でお母さんだと判断していたらしい)
また、目の大きさで判断していた子どもは、目が大きくて怒りんぼの友達がいたので
同じぐらいの目の大きさの友達は 全て怒りんぼだと決めていた と言います。
どちらも パーツ回路が優先なので 「この顔は誰か」を覚えるのに時間がかかったそうです。

また、パーツ回路が 支障きたすほど限定パーツにいかないタイプ、
あったとしても さんぽのような不安や恐怖を感じないタイプもいるようです。

どちらにしろ スイッチはあって
スイッチがONかOFFか が 生活での支障の度合いを変えるのは確か。

その「スイッチ」
さんぽたちを理解するのに 重要なポイントで 
「聞こえ方」も同じように 考えればよいようです。
 
次の記事に 回します。   

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