ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東北旅行~南三陸町~

やっぱり書くことができなかった。

南三陸町での旅を
どう言葉に表せばいいか、悩み迷って・・・
何度もここに向かいながら、パソコンのキーを触る手がとまってしまう。

どういう言葉で、ここに記すことが、私にとって意味があることになるのか
私は何のために、ここに綴ろうとしているのか
考えては、また消し、また手が止まる。

多分
まだ、私の中で、自分の感情が整理し切れていないから・・・。

先回の更新から、何度も何度も

もう一度、2年前の震災をたどり
もう一度、自分の見てきたことを 感じたことを確かめ
心を整理し
感情を確認し 

そして、南三陸町の、山と海と人を想う。

今も、想いだけがあふれて、でもぴったり合う言葉がみつからなくて、
やっぱり何度も手が止まっている。




海岸線を北へ向かう45号線

太陽を照り返し、静かにゆれる海が 右に見えだすと

同時に
あまりにも寂しくて空虚な、何もない土が ただただ山まで広がりだす。


時を教える雑草が、ところどころに風に揺れ
あちこちに残る海水に、海鳥がゆっくり羽を休めている。



何もない静かな土が、語りかけてくる。


何もない海から山までの 広い広い場所

何もないそこは、確かに、間違いなく、人の生きていた所。


感じて・・・感じてください
そこにどんな人が生きていたのか
どんな普通でにぎやかな家族が生活してたのか
どんな何でもない当たり前の毎日があったのか


何もない場所が
家のない乾いたコンクリートの基礎たちが
私に話しかけてくる。



・・・そこにあったはずの、家族の憩い

・・・いつもの子どもたちのおしゃべり

・・・主人をよんでわんわんとなく犬の鳴き声       


今ここにはない。
目の前にはない。
 
でも間違いなくあったはずの、

優しくてあたたかい、普通の日々


それが 全て波にさらわれてしまった場所。

忘れないで欲しい。
忘れないでください。


あのあたたかい、何でもない日々が、ここにあったこと。



そう言われている気がした。


体の中にぎゅっと何かをつめられたような、重みが私を包む。

のんだ息をはきだすことさえできなくなるような・・・悲しくてやりきれない感情



体中から涙があふれる。


誰のために流す涙なのかわからない

でも、頭で思うより速く、体が泣いていた。


人として・・なんだろうか。




私たちは

南三陸町で、最後まで避難を呼びかけていた防災センターに向かった。

3階建ての鉄筋は、ボロボロに崩れ、津波の方向にぐにゃりと曲がっていた。

放送をやめ、屋上への階段を駆け上る途中で、大きな津波にのまれたセンターの方々の

無念が、まだ建物に残っているような、空気を感じた。



立ち寄る人たち、ほとんど全ての人が、自然とわきあがる想いをぬぐっている。

私を振り返り、涙に驚いたさんぽは、

周りにいる大人がみな同じような目をしていることに気づいた。



急に不安そうになって、私を見上げるさんぽに、ここに来た意味を話す。

話している最中から、さんぽの目にも
ぽたぽたと涙があふれてきていた。


どんなことを感じたかはわからない。
周りの大人に流された想いだったかもしれない。

でも、さんぽもきっと、感じたことがある。

この東北の旅で。



きてよかった




そう思っている。





もう少し続けます。








































スポンサーサイト

テーマ:東北旅行 - ジャンル:旅行

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。