ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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「かく」について一考

また・・・「かく」

さんぽの「かく」・・・私の記事に何度もでてきますが
きっと、私のこだわりなんだろうな。

私自身の教師としての経験が影響しているかもしれない。

私は「自分を表現する手段を知っている子の強さ」みたいなものを感じている。

その絵が、下手とか上手とか、評価はさておいて
子どもにおける、自由に絵を表現できることと心の安定の関係を
教育現場で何度となく感じてきた。

授業のあまった時間に、
自由に好きなように(何だっていい、毎回同じでもいい)「絵をかける子」と
困った顔で、さっぱり「かけない子」の
抱える心の問題の差を、経験から知っている。
絵に表れる、画の大きさや色に、心の内を垣間見ることもあった。

確かに
さんぽたちのタイプは、最初の困り感は、技能的なもので、心の問題とは別だろう。
ただ、表現する術を持たない、経験が少ない・・・そのことが
徐々に心の問題とも二次的につながっていくように思う・・・おそらく。

表現・・・表すということ
「歌ったり演奏したりすること」「絵を描いたり、作品を作ったりすること」
「文字にすること」「踊ること」・・・・
・・・そう、ストレス過多時にさんぽがする「街づくり」も多分一つの表現

身体に心に残る想いを、放出する


さんぽは、困った時は、何でも受容して解決を図ってしまう
混乱時に、嫌と言う気持ちを言葉として表すという方法が おそらくとれない
蓄積された無意識のストレスで 体ががんじがらめになり 
ジンマシンや発疹の悪化・・・歯ぎしり・・・わめく・・・キレル・・・パニック・・・
最後は、さんぽの望むことなく、そういう形になって表れる。

心に蓄積された想いを、無意識に代弁する、手段。
そういうたくさんの、自分自身「表現する」手段を獲得させておいてあげたいと思う。
さんぽには、必要なのだ。

それが、何よりもの さんぽが自分自身を救う力になるのではないか・・・と思う。


最近
さんぽは、「絵を描く」ことが、苦ではなくなりました。
それどころか、保育園から帰って、疲れきっている時に、
自分から、紙に向かう日が増えています。
今日も、週末の疲れでぐったり・・・好きなビデオすら「疲れるから見れない」といいながら、
戦闘機の絵を、一枚かきあげました。

かくときは、とても集中し、こだわる。
でも、「上手にかいてほめられたい」とか「やらねばならない」とか、そういう次元のものではなく
今、さんぽの心が表現したいと感じていて、それが無意識に紙に向かわせている・・・?
そんな感じがします。

さんぽは、表現する手段をまた一つ、手に入れたのかもしれない。

そうだったら、すごくうれしい。



と、いうことで、少し前のですが さんぽの作品集です。
たった1年前は、なぐり書きと○と点の連続でした。その発展ぶりには、驚かされています。


でぶっちょ飛行機(細かい部分がさんぽは気に入らないらしい)

hikouki

さよなら0系(新幹線への想いは強いのです)
0kei

地球からとび出すロケット
070.jpg
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テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

逃げ場=大切な時間

いろいろな技能の進歩も見え、落ち着いた新年を迎えていたさんぽに・・・
新たな不安材料が。。。。

「コマ回し」


保育園で、コマ回しの練習が始まったようです。

コマって、難しいですよね。
それこそ、手先の微妙な動きのオンパレード。
まずひもをかけて、回していく作業から始まるのが、ネックだし
ひもをひく・・・そのタイミングや力加減もコツがいる
その作業を、10段階に分けても
さんぽは、1で、つまづいちゃって、気力もやる気もうせるばかり・・・が現実。

こちらとしても、これは、支援のしようがない・・・
何ていうか、今はまだとりかからせる発達段階にいってない気がする。
さんぽにとって、この状態で、無理やり練習に向かわせる意義・・・感じられない。

困ったのは、その練習が、さんぽが保育園で唯一、すごく楽しみにしていた時間に
強制的に行われるようになったことなんです。
その時間は、保育園の活動が終了し、お迎えの時間が来るまでの「自由時間」
さんぽは、年少のときから、その時間は「ブロック」をすると決めていて
一日集団活動で過緊張気味だった身体や心を、一人遊びに没頭して休める時間だったんです。

ところが、秋以降、「同じ遊びばかりしていては発展しないので。」という方針の下
自由時間の遊びをグループでローテーションするようになりました。
「ブロック」以外は、「おままごと」「トランプ」「カルタ」「オセロ」「おえかき」
「おえかき」以外は、人とのやり取りが必要なものばかりなんですよね。
そう・・・さんぽが苦手で怖いものばかり。
大切な、さんぽがさんぽのままでいい時間が、不安で苦しい時間になってしまいました。

そういうローテーションになってから、さんぽは、一気に不安定に。
保育園での唯一の居場所(居場時間?)がなくなっちゃいましたから。
しばらく、登園しぶりもありました。
2ヶ月が過ぎて、やっと嫌なりに、受け入れだし(その時間はぼぉっとすると決めたらしい・・。)、
一週間に1度の「ブロック」をひたすら楽しみにするようになった頃
今度は・・・毎日「コマ」限定。

正直・・・きついっす。

コマ限定の話をしたとたん・・・泣き崩れました。
明日からの朝が、ちょっとブルーです。


担任の先生の意向はわかります。
いろいろ考えている先生だと思います。
さんぽが、なかなか苦手な活動へ目がむかない・・・経験が少ないのは事実です。
そういう形で、経験させていくのも必要なことかもしれない。
でも・・・なんだろう・・・なんていうか・・・。

その話をしたら、前述の「よき理解者の妹」はこう言いました。

「苦手なものも挑戦して、努力してがんばったらできる・・・っていう喜びの相互関係にに気づくのは、もっと後の年齢になってからなんだよね。。
できないという事実だけを受け止めてしまいがちの年齢の今は、いろんな苦手なものもあるけど、いろんな好きなものもある・・・苦手なこといつかできるようになるからいいんだよって言う感じで、さらっと経験させて欲しいよね。
それより何より、さんぽタイプのこどももたくさんいるんだから、本当に自由に一人で遊べる逃げ場は、苦手な活動を強制せず、確実に設定してあげて欲しいよね。」
と。

ああ・・・そう・・・本当に、その通りなんです。
私の心の、言葉にあらわせないもやもやを、わかりやすく言ってくれた感じ。
さすが、よき理解者だなあ。


でも・・・そういうのって、自分なりの方針を持つ先生たちには意外にわからないことだよな。
私も先生の時には、わからなかったもの。


今週は、早めにお迎えしてあげて、
少しでも、苦痛なコマの練習時間を減らしてあげよう。
それがいい。それしかない。


テーマ:保育園ライフ - ジャンル:育児

成人式によせて

私事です。
成人式 出席してきました。
そんな歳だったの?ってまさかっ

小学校の恩師ということで 招待されたので。

本当は教員辞めて5年の私・・・小学校の恩師として行っても、自分の居場所ないだろうな・・・。
少し、出席を戸惑いましたが、でもやっぱり行くことにしました。

かわいかった彼らの成長ぶりを、どうしても、のぞいておきたいという親心にもにた気持ち。

大好きだったんです。あの子どもたちが。

幼くてかわいくて、毎日の日常が楽しくて、家族のように過ごした。
卒業式の前の日は、教室で、一人ひとりの机で、一人ひとりの思い出を抱きしめて一晩中泣いた。
卒業式、舞台にたつ2クラス48人は、みなポロポロと涙・・・
中学入学後には、全員が夢にあふれて、制服姿を見せにきてくれた。

けれど・・・
彼らがその後たどった道は、とても険しかった。
以前にも記事にしたけれど、小さな枠で身を寄せ合って生きてきた仲間は、
市で一番荒れていたマンモス中学という突然放り出された波の中で、一度は完全に方向を見失い、もがいた。
みんな、自分を守るのに必死だった。
「先生・・!どうしよう。うちの子が変わってしまった。」
何人も、卒業生の保護者が、小学校に来て、泣き崩れているのを見た。
その1年後、私は、中学への異動があり、彼らのもがいている姿をこの目で見ることになってしまった。
・・・・見たくなかった・・・正直 そう思った。
あれだけ小学校で輝いていたのに・・・中学での苦労を予想できなかった
自分自身に無力さを感じた。
私は次の年に教員を辞めた。
理由は別にあったが、彼らのことが頭をよぎってなかったわけではない。


彼らのことが、ずっと気になっていた。
ずっと心配で、ずっと心にひっかかっていた。


20歳・・・成人した姿を見ることで、私の中で一つ 大きな気がかりが終わるのかなと思った。


素顔が見えないほど着飾った着物姿の中に、
眉毛をそり、扇子を振って威張ったように歩くはかま姿の中に
私はやっぱりあの頃を垣間見る・・・。

毎日が、とても長くて 生きることに一生懸命で
ほんの小さなことに感動して、ささいなことに傷つき泣いて
自分が大好きで、自分にたくさんの夢を持っていた

あなたたちが自分らしく輝いていた あの時代は、どんなに姿が変わっても、
私の中で変わることはない。
ずっと・・・これからもずっと。
 
「先生!!私わかる?」
「わっからんかった!きれいになっちゃって」
一応そう言ってみるけどわからないわけないよ。その話し方。
勢いがあるけど、いつだってどこか自分に自信がなくて、うまく友達の輪にはいれなかった。
中学であった時には、一度も笑顔を見せることがなかったけれど、今日は声をかけてくれたんだ。
あなたも新たな輝く自分を手にしたんだね。

「先生に音楽教えてもらったのがきっかけで、今、音楽の道つきすすんでます。レゲエだけど。」
クラスを明るく引っ張ってくれたキミは、中学では、自分を守る手段として、非行に流れてしまった。
とても苦しかった。あなたを見るたび、たまらなかった。
でも、今日の顔、とてもいい顔してる。
新たな自分を見つけたものが音楽だったのなら、それはすごくうれしい。

そうやって自分から、私にあいさつしにきてくれる子
あいさつする子に便乗してきて、恥ずかしそうに私から声をかけるのを待っている子
あえて、私の前をすうっと通り過ぎる、そのタイミングで私があわててよびとめなければ、
逃げてしまう子
きっと、私の姿を、遠くからのぞいている子
そして、いろいろな理由で今日の日を、成人式の場で迎えられなかった子


ねえ・・・みんなぁ~、
先生は今でも、君たちが大好きなんだあ。


忘れてなんかいないよ。忘れるわけないよ。
たとえ、みんなが忘れても、私は忘れない。

いつだって、先生の中には、あなたたち一人ひとりのキラキラした時代の宝箱がある。

前を進んでいるならどんどんいけばいい。
新たな輝く自分を手にしたなら、後ろは振り返らなくていい

でも、もし、自分に迷ってしまったら、ここにおいで。
あなたのキラキラした時代をいつでも見せてあげる。
お酒を酌みあって 語ろう。


みんな 二十歳 おめでとう
会えてよかった



そういえば・・・今年成人を迎えた子どもたちが、5・6年生だった頃、全国の成人式は、荒れに荒れてニュースになっていました。そのニュースや新聞をとりあげて、道徳の時間に、話し合ったこともあります。
今年の成人式、昔ながらの式典に成人の人のアイデアを加えたものでしたが、とてもよい雰囲気の成人式でした。

テーマ:同窓会 - ジャンル:学校・教育

「かくこと」への進歩

「かく」・・・
「書く」「描く」
どっちの「かく」にしても さんぽの困難の壁が結構大きくて 
私としては とても気になることの一つ。
このブログでも、さんぽの「かく」について 何度かとりあげてきました。
(気になる方は、カテゴリーの「さんぽの自閉君的特長」から拾ってみてください。)

さんぽの「かく」に対する発達過程を簡単に説明すると
・2歳のころに「○」を描くが、そこから4歳まで、発展が見られなかった。
・保育園に入り、周りとの比較から劣等感が生まれ、「かく」こと自体を拒否するようになった。
・筆の持ち方は、なかなか身につかず、お尻の先を持って、手首を浮かせてかくような感じ。
・4歳半で、「絵画造形教室」に通い、絵を描くことへの興味がでてきた。
・5歳近くなり、ぬりえブームが到来し、配色に注目できるようになった。
・その頃から□(四角)が描けるようになり、描くものが広がってきた。人に体がつくようになった。

そして最近のさんぽの「かく」に・・・ちょいと進歩が。

ついに手首が下におりました

手首がおりると、急にいろいろかきやすくなるんですね。そりゃそうだ。
だから、かいてみたくなる。

大好きなのりものも複雑に・・・それからひらがなだって・・・・。

今、さんぽのちょっと気になってるのが 数字です。

きっかけは、航空ショーで見た、ブルーインパルス。
飛行風景を描こうと思った時に
こだわり屋としては、尾翼に「1番機」「2番機」という数字をいれたかった・・・ということらしい

12月31日大晦日には、時を感じたのか(ホンマかいな
突然、「時計をかく」と言い出して、立派な時計を描きました
それまで、さんぽが、自ら「かく」といったものは、ほとんど のりもの関係。
のりもの以外に 初めて自分からかいたものが・・・時計って・・・。(普通は生き物っすよね?)
そんな幼児・・・ちょっと嫌・・・だけど、そのあたりが とってもさんぽらしくて 笑えますぷぷ

まだまだ鏡数字?(文字も相当な鏡文字)だったり、45度回転(これ、見え方の特徴?)だったり、まあ親じゃなけりゃ読めないっすけど、それも正直気になるところですが、でも、まずはそれはいいんです。。。

私はもう・・・さんぽの自ら「かく」姿が見れるだけで・・・ちょっとした感動ですから。
何しろ、「ぼくはゴミしかかけないんだ。」「オレはかくのはへたくそだからやらない。」というせつなすぎる言葉が、
そして「かくこと」を頑なに拒否し続けていた悲しい姿が ずっと私の心に焼きついてましたから。


自ら表現できるって・・・すごい!!!素晴らしい!!!


そうもこうも言ってるうちに、文字のなぞりがきも、はみださないようになってきて、
かけるひらがなも随分増えてきました。

うん・・・・そうだと思った。
さんぽが、「かきたい」と思ったら、階段を駆け上がってのぼれるのはわかっていた。


でも、その気持ちに到達する前に、すざましい自信喪失があって、活動拒否があって
私が、さんぽに どう支援の手を差し伸べるべきか 途方にくれていた。
そう・・・去年の今頃は、
「このまま絵もかこうとせず、持ち方もこの状態で、字なんてとても無理・・。就学に間に合うかどうか・・・」と思っていたはず。

でも、ちゃんと訪れたなあ。成長の階段。

さんぽの育った ありのままの成長過程の先であったことは確かだと思う。
私がどうこうした結果ではなく・・・どうこうしてもしなくても、自然に訪れた階段のような気がする。
実は・・・大学病院の医師には言われていたんです。
「さんぽ君は、就学までには、文字もかけるようになっていると思いますよ。」って。
でも・・・あの状態で、何もしなくて待つだけで、そんな奇跡がくる日があるのか信じられなかった。
やっぱり、母の勘より医師の経験の方が、上手です。(当たり前か)

それでも・・・うーん ぶっちゃけ言っちゃえば
あの素敵な絵画造形教室と出会ったタイミングは、よかったかな~なんてっ。

母としては、教室との出会いに、感謝だな!
やっぱり さんぽの守り神か何かに、「出会いの神様」がいるんじゃないのかしらって、
・・・・また非現実なことを!!!


ちなみに・・・「かくこと」に ここ最近に急激な発展が見られたのは
さんぽの微細運動的な能力の成長過程とも関係があるかもしれません。
つい、この間までできなかったファスナーのとりつけ(親指と人差し指の力の入れ具合、これ究極ですよね)が、実は、もうできるようになりました。(今年の第一目標にしていたのに)
今は、その方面の能力が伸びる時期なのかもしれません。

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よき理解者

「さんぽみてると、私、自分の小さい頃の記憶が どんどんあけられてく感じがする。」

お正月に会った 私の妹の言葉です。

ドキッとしました。
フラッシュバックしてる・・・?とも聞き取れる。

私の妹は、恐怖で泣いたりパニックをおこしたりする さんぽの気持ちが「よくわかるわぁ」と話す、
さんぽのよき理解者です。
多分、私より、さんぽの気持ちを知っている、そして私より上手に対応する。
おそらく よりさんぽに近い存在なのです。

さんぽの障害のことは話していません。
さんぽの障害を話すことで、彼女自身に衝撃があるかもしれない・・・と思うから。
でも、いつか話してもいい時がくるかもしれない・・・とも思っています。

さんぽの気持ちが、痛いほどわかるらしい彼女は
「さんぽは、これから生きにくいと思う。特に思春期は注意してあげてね。
私、本当に自分自身が大変だったから。」と言う。
彼女が話す昔の話は、とても鮮明で、その時の服の色から、時間から克明に覚えていて
圧倒的に「怖かったこと」「嫌だったこと」が多い。
泣いたさんぽの状況で、突然、過去の扉が開くことも多いらしく
「あの時もそうだった・・・」と
私がとっくに忘れた幼い頃の、家族のささいなトラブルやアクシデントを語りだす。

私は、姉妹でありながら、さんぽのことを知るまで
・・・妹のこと 全然 わかってあげてなかった。

私の知ってる妹は、明るくておしゃべり好きで、社交的で、ものまねが得意で、機転が利いて
私の持っていないものを持っている ちょっと輝いた存在だった。
妹の さんぽに似た、対人への恐れやコミュニケーションの困難からくる悩みなんて
これっぽっちも・・・考えたことがなかった。
確かに理解できない行動も多々あって、それを妹の中では正当化して話すことに 
家族で何度も 話し合ったりしたこともあった。
思春期以降は、荒れに荒れて、引きこもったり転職を繰り返したり・・・
何度か相談にのったが、心が通じあわないと感じたりしたことがあった。

でも、私の中で、妹の個性は、いつだって 私の持つことのないキラキラしたものであったし
私は(父も母も)、そういう妹 全部ひっくるめて好きだった。
ずっと私たち家族の中心は、いい意味でも悪い意味でも、妹だった。

今なら、少しだけわかる。妹の生きづらさ。何を恐れ、何に不安だったのか。
でも、妹がずっと一人で抱えていた孤独と恐怖と困難は、
さんぽを産まなかったら、私は気づかなかったに違いない。

さんぽが、何となく妹に似ている・・・そう感じたのは、
さんぽが2歳ごろ、人の顔を怖がったり、大きな声や波の音を怖がったりした行動から。
そう・・・そういえば、妹もそうだった。
親戚の特定のおじさんが来ると、「顔が怖い」と言ってなき続けていたし、
花火も波も嫌いでひたすら泣いていたっけ。
旅行が大嫌いで、行くのを嫌がったし、旅行先で原因不明の熱をだすことも多かった。

(ちなみに、妹に「なぜ、あのおじさんの顔が怖かったのか」と聞いたら、「顔のパーツが ありえない位置だから。今でも怖い。」と言う。う~ん、私にとってその理由のほうがありえないなあ・・・。)

妹は、さんぽの恐怖や不安の理由がわかる。
とてもさんぽの扱いがうまくて、まだ片言しか話せないときには、
さんぽの怖がっている原因を、よく代弁してくれた。
対応も適切で、さんぽの行動に対する考え方も、私が教えられることが多い。
だから、さんぽも妹が大好き。
妹がさんぽのお母さんだった方が よかったかもしれない・・・そんなふうにさえ思うときがある。

そんな妹も、いまや1児の母。
言葉は早いけれど、やっぱり感覚過敏を持つかわいい娘がいて
お互いの テレトリーを守りあう さんぽとその娘は、何だか妙に気が合う仲良しです。
嫌なことが同じの二人は、ずっと疲れることなく一緒に遊ぶことができます。


さんぽには、よき理解者がいるなあと思うのです。
思春期の大混乱の時期も、このよき理解者に教えてもらうことがたくさんあるかもしれない。


私と妹

ずっと家族として過ごしてきた 血のつながった姉妹は、
さんぽを通して もっともっと深く理解し 助け合っていけそうです。


さんぽのおかげです。 

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お正月の混乱 

お正月 終わりましたね~。
さんぽタイプの子どもにとって お正月の騒ぎって いろいろ身体にたまりまくりのようです。
日に日に 疲れが目立って、行動が変になっていくのがわかります。
その理由がわかるから・・・母親もちょっと 気疲れする行事です。

めったに会わない親戚の人
めったに言わないあいさつや親戚一同が集まるところでの礼儀
お正月しかしない だんなの実家でのお泊り
考えただけでも さんぽの 混乱と不安の連続の状態が 痛いほどわかります。

なまじ、さんぽみたいに、親戚には障害を告げてない場合
こちらも、正月だけなら・・・とちょっと期待して がんばらせてしまったりして
さんぽもそれに応えようと 一生懸命ハ ゚ニックを抑えようとしたりして
キャパをこえたモードでのストレスが 積もり積もっていく
ちょっとつらかったね この4日間。

本当は、今日は家族でのんびり公園に行って過ごす予定だったんだけどね・・・。
年賀状で懐かしくなった山友達から 急に昨日 家族同士で会おうという話が出て。
やばいよなあ・・・さんぽはすでに限界だよな・・・と思いつつ
でも、こんな機会を逃すと、再び会えるのは何年後になるかな・・と思うと断わることもできなくて
親の都合で、予定を変更に。
さんぽに無理をさせる日程を 大人の都合で選んでしまいました。

急ではありましたが、対さんぽ用の、最低の対策は練りました。 
「見通しと約束ごと」

会う家族の写真で、顔や場所をチェック
何をするのか 何をしたらおしまいなのかを 順序だてて説明
出てきた料理で苦手なものがあっても「まずい」「きらい」ではなく「お母さん食べて」と言うこと
嫌になったら「つまらない」「帰りたい」ではなく「疲れたよ」と言うことの約束
大人の人の言ってることがわからなかったら、母さんにもう一度きくこと
そして 元気でさよならできたら、ご褒美に帰り道でアイスクリームを食べようということ

さんぽは、納得して、アイテムのアイスクリームを楽しみにしていました。
いい笑顔であいさつ 礼儀も約束事も守っていました。
でも、大人は久しぶりの仲間との時間が楽しくて、予定外に宴会状態に・・・。
パパには早めに退散することを確認しておいたけれど なかなかそれもできあがると 難しくて
予定通りにことは進まなくなってしまいました。

知らないお友達と 上手に見計らって遊ぶのは さんぽの苦手なこと。
(見かけ的には、上手に遊んでいるように見えるんですけどね。)
ゲームは 負けるのが怖いし ブロックでは つくったものをけなされても言い返せない
笑顔は凍りついていて 会話はテンション高すぎて 明らかに異様でした。
それでも、「何でも受容」状態をキープしてがんばるさんぽ。
どんな状態なのか わかってあげられるのは 私だけ・・・・。 

そして ぎりぎり状態だったさんぽにきっかけが・・・
夕食で出てきた料理を 落としてしまったのです
大人が騒ぎ 荒声がとぶ  

待っていたかのように さんぽの自閉スイッチがON 
パニック・・・・。

仕方ないよね。大人の都合で 振り回してしまったんだから。
ごめんね。
見てる私も つらかった。
さんぽの気持ち 全部わかっていたのに もう少しもう少しがんばってと思うしかできなかった
そう・・・お正月始まってから ずっと
ずっと 私はわかっていた・・・・でも、どうにもできなくて無理をさせ続けた。

その場は、泣きわめくさんぽをなだめながら 外に連れ出し 場所を変えて 夜の散歩

きれいな半月 オリオン座の星 夜のひっそりした公園 静かに変わる信号

凍える風の中で 歌い 行き交う車のライトを楽しんで 気持ちを切りかえさせました。
それだけで とりあえず顔だけでも笑顔に戻れるようになったのだって まだ最近のこと

さんぽは さんぽの歩みがある 

最後の踏ん張りで気持ちを切りかえて 
宴会の最後まで いることができ 笑顔でみなさんとさよならしたさんぽだけど
ご褒美のアイスクリームは 冷たいだけで本当に心は味わえなかっただろうな・・・。

ごめんね、さんぽ。
明日は かっかとひだまりと のんびり過ごそうね。
冬の公園を あなたの自由に 思うままに

お正月はやっと終わりです・・・・。

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はじめてのおつかい

新年早々、さんぽのかっこいいとこ 見ちゃったので報告~。

1月2日の夜に「はじめてのおつかい」の番組を さんぽは真剣に見てました。

「あの子、買う物一個 忘れちゃったよ。ああ・・・どうしよう。気がついてないよ。」
「この子、買ったお花ひきずってるよ。もっと手を上げないかんのに。」
「あのお姉ちゃん 妹がぐずぐずしたら 抱っこしたよ。あれはすごい。」

自分の同じぐらいの年代の子どもたちの頑張りを 何様かしら 逐一 評価しながら
もう 必死な感じで かいものする子ども達に 釘付け。
そのまま、撃沈・・・お眠りに。

そして 3日朝、起きるなり

「オレ、今から、ひとりでおつかい行ってくるわ。何かいるもの言って。」と・・・。

鼻の穴を広げ 勇み足のさんぽを 開店10時まで押さえるのが 大変でした。
それから、ひだまりを抱っこしていくことを止めるのも・・・(やめてぇ~)。

突然の 「ひとりでおつかい」挑戦宣言に パパママあせる。
えっと お財布にお金に その開け方閉め方 身につける位置
交通ルールの確認に 買い方に・・・それからえっとお。あれもこれも。

さんぽは、興奮しながら 一通りおさらいして 「じゃ行って来る」と 足早に出発しました。
ベランダから見える歩く姿は、背筋をしゃんとのばし、行進中の ロボットのよう・・・。

勿論 パパは、そおっと 探偵ごとく 隠れて追っていきました。

「ただいまあ~」と元気に帰ってきたさんぽは
顔は高潮し 息荒く 「ほら、できたよ。ひとりでおつかい。」
袋の中には、ちゃんと頼んだものが2つ入っていました。
 
「レジにならんだ時 一番どきどきしたよ。どこに並ぼうか迷ったから。」
「おつりを財布にいれるのに手がうまく動かなかったけど、自分でやれたよ。」 
「子ども一人で行くと、レジの人が、買った物も袋に入れてくれるて楽チンだよ。」
「かっかの道とは 違う道からいったよ。だって、歩道がある方が安全だもん。」

もう・・・うれしくて おしゃべりがとまりません。

そんな姿に そわそわと待っていたママも 変装して隠れていたパパも
三日月の目で ずっとさんぽを見つめちゃいました。 
さんぽが何を話していても 口元がゆるんでくる。

うふふふ・・・かわいいなあ。こんなに興奮しちゃって。


がんばったね、さんぽ!!
自分で できるってうれしいね。


ちなみに、その後・・・・。
「ひとりでおつかい」によって すざましい緊張と 刺激にさらされたさんぽ
すっかり脱力
何をすることもできず、食欲もうせ ずっと放心状態で 半日 ころころ横になっていました。
ははは・・・・ はぁ~

テーマ:成長の記録 - ジャンル:育児

今年の抱負

あけまして おめでとうございます 

昨年も、ここで たくさんの出会いがありました!
応援や励ましの声、共感のコメント、アドバイスやちょっくとポチッと足跡・・・うれしかったな。
今日も、誰かが時間の合間に、ちょっとのぞいて気にしてくれてる。
そういう見えないつながりに、背中を押されながら 1年過ごしてきました。

わかっていても 毎日の さんぽの不安や困難を知り 寄り添い 
先を覚悟し、見越して今をつくることは
親として、苦しくて悲しくて 不安に囲まれてしまう時が ある

でも、ここに向かうと ひとりじゃない自分を感じます。

強さをもらってます。 


今年も 新しい出会いが 楽しみです。
そして 今まで強さをわけていただいた方々との 一層深いつながりも。

今年もよろしくお願いします。


ところで、昨年。
楽だったとは、到底いえないけれど、
年少時代の 「大混乱停滞期」に比べたら 比較的落ち着いていて 
さんぽの順調な心の成長を 見せてもらった気がします。
(何だか やりにくい 母への反抗期?も含めて)
と、同時に、さんぽのLD部分・・・能力の大きな偏りも、はっきりしてきました。  

今年は、いよいよ入学準備の年
おそらく さんぽにとっては、大きすぎる環境の変化はないので 
昨年より一層落ち着いた年になるのでは と予想しています。
さんぽにとっては たくさんの成長のチャンスが散らばった一年です。

再来年の 「就学」と言う 来たるべき でっかい壁を迎えるために
せっせ せっせと 道を歩きやすくし、スモールステップの階段を整えるのは 今年の私の大きな仕事。
あせらず さんぽの足取りを確かめながら 大いに悩み、大いに楽しんでいこう。

早速、3月には、大まかな発達検査(1歳9ヶ月以来です~)、
そして夏には、LD面も含めた能力の検査を予定しています。
就学相談を早めに申し込み、地域の親の会に参加して情報収集。
学校のシステムに慣れるための、学習教室の習い事も負担にならないところからはじめたいし、
学校に必要な生活スキル・学習スキルを一度整理し、
さんぽのペースで、できるところから、スキルを獲得させたい。

何々?どんなスキルって?
さんぽの場合・・・えっと今の時期なら・・・ファスナーの取り付けとか・・・・。
がくっ・・・・それだけって? 文からの感じとは、随分イメージが違っててごめんなさ~い。
でも、手先のスキルに関しては、「いつかできるだろう」と何度もやらせるだけでは
さんぽの場合獲得できないので、手段が必要なんだもん。

・・・・とまあ、そんな感じで、小さな階段から 一歩づつです!

昨年は、少しゆったりとすごさせてもらった母さんですが
さんぽに対しては、ゆったりとした気持ちと、さんぽに合わせた歩みを確保しつつ
今年は、対行政、対教育現場に 足軽にそして強いふんばりで 行動行動!

今年も がんばんべ!!

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