ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

新聞記事の事件から

ちょっと違う話ですが、つぶやき。

「中1が、《先生を流産させる会》をつくって、担任の先生に悪質ないたずらをしていた」

っていう新聞記事を読んで、なんかやるせなくって、悲しくって。

新聞記事から抜粋すると、「半田の中学校で、席替えに不満があった中1男子11名が、妊娠している担任の先生を流産させようと、「流産させる会」を集って、先生のイスのねじをゆるませたり、先生の給食に理科の実験でつかった化学物質を混ぜたり、いたずらを繰り返していた。本人たちは反省し、担任は母子とも健康で、刑事事件にしない。」だそう。

どうして・・・・そんなふうになっちゃうのかな。

どうして、席替えの不満が、担任への不満が、簡単に「流産させよう」になっちゃうのかな。

もし、いたずらが、いたずらに過ぎない程度だったとしても、
そういう名前の会ができていたことが
そこに11名という人数の子が、集っていたことが
何だか・・・・あまりに・・・・情けなくて、悲しくて、
元教員として、許せなくて、悔しくて。

その学校のことも、その教員のことも、担任と生徒の関係も、全く知らない私が
何を言う権利もないことは、わかっていますが・・・。

こんなふうに、自分には直接関係ないこの事件に、どうしようもなく悲しくなるのには、
私も、さんぽを妊娠していた時、荒れた中学校にいたから。
忘れていた記憶がよみがえるからだと思う。

市内で一番荒れた学校。
その中で音楽を教えるには、心と身体をはってました。
少しでも隙を見せると、ぐらぐらと根元が揺れてしまう生徒との関係
綱を引っ張る手は決して緩めず、少しずつ近づき、やっと素顔を見る
それでも、緊張を保った距離を越えてしまうと、一気に反撃をくらってしまう。

そういう中での妊娠。
「歓迎ムード」なんてない。妊娠が、そういう生徒との関係が緩めることなんてない。
彼らに、他人の芽生えた命を慈しむ、心の余裕はない。
自分の中にある、甘えと自立心、認めてもらいたい気持ちと、管理への反抗心、不安と押さえられない感情の衝動、自分のことだけで、自分がおさまらない時期なのだから。

でも、
でも、こどもたちよ。違っただろう。
キミたちのしたかったことは、先生を流産させることじゃなかったはず。
もっと自分を見てほしかった、自分の言い分を聞いてほしかった、わかってほしかった
それだろう。それは伝えられなかったろう。
腐るなよ。腐っちゃうなよ。
その会に集って本当に楽しかったか、
イスのねじを緩ませることで気持ちは晴れたか

キミたちのやってること、違うんだよ。
伝わらないんだよ それじゃ。

私には、本当に苦しかった中学教員の1年。
退職が決まっていた(生徒には話していない)終了式の日の朝、
「おばちゃん、黒板。かいた。見てきな。」と険しい表情変えずにきた、一人のクラスの生徒。
小学校からの引継ぎでは、学級崩壊の首謀者としていわくつきの奴で
私の担任中でも、数ある問題に必ず名前が出てくる、緊張感の耐えない関係の生徒でした。
黒板どうなっとるんだろう・・・「ごくせん」の教室のようにくちゃくちゃか・・・と走ると
「龍歌 上等 」の文字が でっかくはでにかかれて飾られてました。
どうやら お腹の赤ちゃんの名前を考えてくれたらしい。
(さんぽ、女の子だったら「龍歌」になってたかも。)

伝わる
反抗心むきだしだった ぎすぎすした中の どこかに 優しい気持ち



こどもたち わかる?

テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

5歳6ヶ月通院記録ー就学準備その3:学校に伝えたいこと

どんどんいくぞ・・・って割に、どんどんいってません。てへっ
春休みに入ると、さんぽったら、保育園のない喜びで超ハイテンション・・・。
朝も6時起床で、大声で歌う歌う。一日 大騒ぎのおおはしゃぎの、どったんばったんの・・・

・・・・つっ つかれる

9時には、私までバタンだったりして。
記事が、記事にする意欲が途絶えております。

今日はがんばります。


医師からのアドバイス③ 学校に確実に伝えておきたいこと・・・先生にしかできないフォロー

一般の「アスペルガー」という障害の面で、伝えるべきことはもちろんたくさんあって、
それは、ある意味 私たちの知っての通り。
でも、さんぽタイプ(不安が異常に強い)のアスペルガーの子どもへの対応で
どうしても先生にしかフォローできないことが1つ。
それを忘れずに伝えておきなさい、とのこと。

学校に・・・というより、担任の先生に伝えるべきことかもしれません。

さんぽタイプ(不安度の高い)の子の、就学時における、大きなポイントが 
「失敗」

見るもの、聞くもの、やることが何もかも新しくて、不安度が満タンになっている状態で
「失敗する」ということに、過剰な衝撃を受けるようです。
自分を否定するような想いにとらわれ、そこから脱することに時間がかかる。
それをきっかけに、本格的な2次障害にいたるケースも珍しくないようです。

しかし、そういう学校で起きた失敗に関して、「いいんだよ。たいした失敗じゃないよ。」と
いくら親や親しい人が声をかけても、彼らにとって脱する力にならない。

学校で起きた失敗は、学校の先生のフォロー。それしかない。
先生から「失敗してもいいと思うよ。先生は失敗なんか気にならないよ。」
その言葉が、事前にあるかないか、で不安度はとても大きく変わってくるのだという。

「何でも受容」のできあがったさんぽタイプの子どもは、失敗しても一見、気にならなさそうな態度をとることもある、でもそこで起きている、心の内の打ち砕かれたすざましい衝撃を、きちんと理解してもらうこと
そして、先生からの直々の「失敗してもいいんだよ。」の言葉を 何度も必要とすること
それを、はじめにしっかり話しておくことが大切だと。


ちなみに、失敗が原因で、活動を拒否しだしたり、ストレス化した時の対応としては2つ。

1.とても信頼のおいている人(先生だったり、親戚の人だったり)が失敗したところを見せる。

2.お友達(同じようなレベルの子のできている状態、失敗している状態)を観察させたり、声をかけてもらったりする。

この時、逆効果なのは、「ああした方がいい、こうすると失敗しない。」といったアドバイス。
全く聞こうとしなかったり、あえて違うことをしようとするといった、不適切な行動にでるのがおちだそうです。


聞いて、なるほどな・・・と思ったことがあります。
コマの練習が始まって、あれほど嫌がって、登園まで泣いてしぶりだしたのに、いつのまにか
コマを回すことができないのに、自分から毎日練習するようになったさんぽ。
なんでまた、あのさんぽが、できないものに挑戦しだしたのか、さっぱり不思議でした。
そんなこと、今までほとんどありえませんでしたから。
でも、そういえば、よく言ってた言葉があったんです。
「サユリ先生(若くてきれいな先生←ねたんでない)は、コマ回せないんだよ。」

常に笑顔で、優しいサユリ先生は、クラスの補助役の先生。さんぽの憧れの先生です。
コマの紐はすごくきれいにとぐろを巻けるんだけれど、コマは回せない。。。らしい。
ああ・・・きっとそれだ。それが、さんぽの脱する力になったんだ。
仲良し友達のトー君やショー君が回せなかったことも、力のしずくになっただろう。

・・・・・納得。

サユリ先生の回せないところを見ていなかったら、あの取り組みはなかった。
「コマ」という言葉に、負の感情しかわかず、ずっと登園しぶりや活動拒否を続けていたかもしれない。
そういうことですね。



さんぽの学校に対する不安を、一気に頂点まで突き上げてしまう「失敗」
その失敗に対する対応によっては、深刻な自己肯定感の低下を招くことや2次障害の心配も出てくること
それをフォローできるのは、学校の先生であること
医師のいうことの意味が大きく頷けました。


学校の先生にしかフォローができないことがある


息子の特徴と対応は話せても
なかなか、親では、気がつかないポイントかもしれません。



ちなみに、さんぽ。コマ回しはますます上達し
今や、ねらいを定めて、決められた場所にコマをおとして、回せるようになりました。
次は、手のひらで回すようになりたいと、訓練中です。
あけてもくれても、コマ回してます

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

5歳6ヶ月通院記録ー就学準備その2「かく」

通院記録・・・続きです。ガンガンいこうと思います。

② かくことに慣れる

園と学校の生活で、大きな違いとなるのは、「かく」こと。
学校は、一日「かくこと」が中心です。
入学当初こそ、しばらくはありませんが、2学期になればすでにもう「かくこと」が学校生活の大半を占める。

不器用な発達障害児にとって、そこが大きな分かれ道になるそうです。

発達障害があるからといって、手先の不器用度は、個々に違うと思いますが、さんぽは、明らかに不器用なタイプです。
ジャンケンのチョキからはじまって、箸もボタンもファスナーも・・・今でこそできるようになりましたが、やっぱり達成の経過には、なんとなく指先の思うようにいかないもどかしさを感じました。
そういうタイプにとって、学校生活の大きなポイントとなるのが「かく」

かく・・・という動作になれていない場合、
ありがちなのが、手首を浮かせてかいていたり、手首にありえないほどの力が入っていて、途中で疲れてしまう。
それから、うまくかけなかったり、遅れがちで、先生からの注意を受けやすいのも重なって、友達からの評価や自己評価を下げてしまう。
それらの合併作用で、学校生活自体が苦痛になる。
このパターンが、非常に多いようで・・・。

「かく」ことに慣れてさえいれば、防げる二次障害。
そう思うと、この1年の「かく」練習は必須かもしれません。

さらに、1年生までに「かく」ことに抵抗ない状態をつくっておくと、かくことに集中することで、不安や恐れを紛らわすことができるという効果もあるようです。
かくことが大半の授業、その時間も、短く感じさせることができる。
(確かに、かくことが苦手であれば、苦痛の時間が長いですよね・・・。)

決められた時間座ってノートにかく練習・・・それは、家庭でドリルをお母さんと一緒に、でもいいし、習字教室などを通う形でもいい、とにかく「かく」経験をたくさんさせる形にする。
ついでに、かいた後の鉛筆の始末や筆箱の使い方、消しゴムの処理も、その都度経験。

それらが、やってあることは、就学準備の中でも、すごいプラス効果を生む
・・・ということを、医師から強調してお話されました。

それを頭に置いた上で、さんぽの今の「かく」状態を把握してみます。

・筆を指先で持つが、手首が時折浮いていたり、手首を回しこんでかいたりする。
・筆圧はある。かきたい方向にどう手首を持っていけばいいか、迷う場面がある。
・鏡文字や、回転文字が多い。
・像をたどることができるが、文字を小さくかけない。
・かき順への意識がない。縦方向にとらわれやすい。
・左手を紙に添えることが自然にできない。

おいおい、課題がめちゃくちゃありそう・・・??
いやいや、それは、目指す目標をとりあえず全部かきこんだからだけであって。
そんな、一気にあれもこれもなんて、思っていもいません。
本当は、今のさんぽで、十分、涙が出るほど、成長したんですから。

さんぽは、さんぽの歩みがある。

ただ、そのありのままのさんぽを、さんぽの歩みを十分抱きしめた上で
していかなければならない支援がある。

ーーーー最近1歳7ヶ月のひだまりが、筆を持つとき、時々、指先で持つのにに気づきました。
私は愕然としました。
さんぽは、3歳まで、鉛筆を手のひらで握って持っていたからです。
そういえば、その頃、お友達たちが、指先で持つようになっているのを見て、
「みんな、お母さんたち、教育熱心なんだな。今から持ち方を教えてるんだな。」なんて思って、
すごいわあ、とほめまくってみましたが、イマイチぴんときてない反応だったのを思い出しました。
私は知らなかったのです。
お母さんたちが、こどもに熱心に教え込む必要もなく、子どもたちは、見よう見まねで自然に獲得していけるなんて。ーーーー

さんぽは、
そう、さんぽはそこに困難がある。


だからこそ、「かくこと」ひとつとっても、そのスキルの分析をして
一つ一つの何ができていなくて、何が次の課題になるのか、明確にする
丁寧な支援と、そのスキルを獲得するための練習時間がいる。

健常児にあわせるために、無理を強いるのではなくて。
さんぽの困難を、フォローし、困難ゆえのスキルの獲得を成し得るために。

医師の言っていることは、そういうことなんだろうなと。 

この1年、少し「かく」ことを、意識して、さんぽに提示していこうと思います。


続きます。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

5歳6ヶ月通院記録ー就学準備その1

更新が遅れました。
アクセス数を見ると、毎日40人ほどの方が、のぞいていらしてて、早く情報を知りたい方もいるんだろうなあと改めて思いました。
思わせぶりな記事をかいておいて、更新遅れは、失礼ですよね。ごめんなさい。

さんぽの担当女医さんは、発達障害専門の方で、多くの発達障害児を診ています。
本こそありませんが、その説明はとてもわかりやすく、「ほえ~~~そうなのかあ~~」と
ただただ頷くばかり・・・その日の情報は、頭からあふれそうな勢いです。
ただ忙しい方なので、診察は年に1回・・・。1年分なんですけどね・・・・。

よかったら、過去の通院記録(カテゴリーで)もご覧になってください。
参考になることがあるかもしれません。

今回、聞いておきたかったこと・・・・1つ目「就学準備」
なにをどうして、準備していけばいいか、あせってばかりいてもやもやで、
一度ちゃんと整理したいと思っていました。

医師からは、田中ビネー式知能検査の結果から、普通学級であることを想定した上で
さんぽの場合の、就学準備のポイントがあげられました。

①学校で行われる生活習慣についての体験をしておくことと、
その中で苦手とされる活動を練習しておくこと。

②かくことに慣れておく。

③学校に確実に伝えるべき内容。



①生活習慣の体験
さんぽは、医師が診てきたなかでも、不安や恐怖への度合いが高いタイプだそうです。
そして、「できない」「知らない」ことが、自閉的なスイッチを入れる引き金になる。
スイッチが入ると、「指示の一部の単語に、ひっかかって全体が理解できなく」なったり、
「自分自身で不安を高めすぎ、シャットアウト状態(視覚遊びをする)」になったりする。
余計に、学校生活が身につかなくなる・・・・悪循環です。

そのため、不安度が高まらないようにすることが、第一に考えるようにしたい。
それには、学校生活特有の生活習慣を経験しておくことが、何よりも必要になります。

医師が言うには、「お母さんが元教員で、とてもラッキーだ。学校特有の生活技能が何かわかるから。」と言います。
そうか・・・そこで、私の過去が生きるのね!!

早速、学校生活の一日を、そしてそこで必要な生活技能を、整理してみたいと思います。

通学  ・通学路を覚える ・交通安全
     ・ランドセルを背負って歩く ・ランドセルを背負い、荷物を下げて歩く 
     ・傘をさして歩く ・傘の開け閉め(突然の雨で、学校で傘を借りるときは手動)・雨の日(水溜りなどで
     の迷惑をかけない)の歩き方 
     ・集合時間に間に合うように起き用意する・集合場所でみなが集まるまで待つ 
     ・お友達の歩調に合わせる

教室  ・持ち物を所定の場所に置く ・机上、机中、お道具箱の整理の仕方 
     ・ふでばこの開け閉めやそれを行うタイミング、中身の整理の仕方 ・ノートを順番に使う 
     ・座る時の姿勢や学習道具の位置 ・下敷き、消しゴムの使い方 
     ・プリント学習の仕方 ・後ろの子に紙をまわす方法 ・チャイムの合図

休憩時間 ・ハンカチの使い方 ・携帯ティッシュの使い方 
       ・教室で過ごす休み時間と、外で過ごす時間との区別や過ごし方 ・防寒着の処理

給食    ・白衣の着脱 ・牛乳ビンのふたの開け方 ・個人的に出たゴミの処理 ・ナフキンの出し入れ
       ・食事中のマナー ・オタマやフライ返し、料理つかみの使い方
       ・デザートのふたの開け方 ・食器の後片付けの仕方

掃除    ・ほうき、ちりとりの使い方、しまい方 ・雑巾の絞り方、乾し方
       ・雑巾がけの仕方、窓の拭き方 ・ カーテン開け閉め ・掃除をする習慣

その他  ・連絡帳のかき方 ・連絡プリントを親に渡す習慣
      ・家庭学習の習慣 ・家に帰ってきてからの持ち物の整理 ・ランドセル内の整頓
      ・次の日の用意の習慣 ・曜日ごとの日程の違いの習慣

などなど、ざっと思いつきで こんなところで?
え?あれとこれは、学校で教えてくれるんじゃないの?って。
勿論!!学校で教えてくれることもあるし、すでに園で獲得している技能もあると思います。
それから、学校生活において、徐々に獲得していくものも。
健常児ならば、それで、少しずつ技能を身につけていきます。
けれど、できない・知らない不安でいっぱいのさんぽを思うと、最初でつまづくと後まで響きそうです。
しかも、普通学級の場合、個人的な生活技能に関しては、指導がはいらないもの。
整理整頓やきまりに関しての指導は、全体においてのみ。後は自分で考えなさい・・的な。
できなかったら・・・?全体から遅れてペースを乱す場合は、気づいてもらえるでしょう。
・・・でも、「注意される」のが、はじめの指導かも。
そう思うと、医師の言う通り、一つでも多く経験させておくことが、何よりも不安や恐怖から救ってあげられる方法であるきがします。
(特別支援学級であれば、生活技能の面の配慮は、確実にあります。)

学習教室に通うことで、経験度はかなりUPします。
そして、残りは、家で、この1年、少し意識して経験させておく。
特に 「通学」は先生がつかないのでネックになると、「親の会」で教えてもらいました。

特別支援学級であればここまでしなくても・・・という想いもないわけではありません。
でも、さんぽの大好きなお友達が通う、さんぽの地域の学校には、特別支援学級はない。
地域的な理解の遅れから、介助員や補助も期待できません。
でも、さんぽは、さんぽを温かく見守ってくれたこの地域で、通わせたい。

学校へ、配慮のお願いは、何度も重ねてしていくつもりです。
でも、家でできることはしていこう。その上で、適切な配慮を、確実に伝えていこう。
そう思っています。

長くなったので続きます。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

年中3月での通院記録ー項目

通院記録です。
知能検査のあとに、通常の定期診察がありました。
知能検査に関しては、いろいろ疑問が残った私ですが、
その後の診察には、毎度ながら「そっか~そうだったのか~」の言葉しか出てこない。
本当にすばらしい医師に出会えたと思っています。

今回、診察してもらうにあたり、私の中で話したいと考えていたことが4つ

1.就学問題。
  この1年でどんなことに気をつけて就学準備を整えていけばよいか

2・ストレスのバローメーターになっている街づくりについて。
街づくりがストレス発散であり、こだわりになっているため、ストレス過多の時には、街に関することが家でのパニックの引き金になることが多い。その対応について。

3.パニックの形が、泣き崩れることからキレることに変わりつつある・・・・その対応

4・視機能の問題

これらについて、医師から、私にとってとてもわかりやすく、適切なアドバイスをもらいました。

いつもブログを読んでくださっている方々の中で、さんぽタイプのお子さんがいるママに、
もしかしたら参考になることがあるかもしれないと思い、
これから、数回にわたって、詳しく記事にして、記録していこうと思います。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

田中ビネー式 知能検査・・・意味があったのか?

今日、さんぽは就学に向けて、田中ビネー式の知能検査を受けました。
初めて発達検査を受けたのは、1歳9ヶ月、それから一度も受けたことがありませんでした。

1歳9ヶ月の時受けたものの、医師には
「年齢的に検査結果で、どうこう言えるほどのことはわからない。
わかることは、この年齢で最後まで検査を受けることができたということ自体が、能力を表していて、
気になるのは、多少ながらに能力の偏りは見られたということ。
検査の数値にこだわって、本質を見なくなる親御さんが多いので、数値は言うつもりはありません。」と言われました。
私も、1歳9ヶ月での検査・・・数値を信用するのもおかしいと思いました。

それから、4年。検査を申し出たのは、私からです。
就学前に、さんぽの学習能力の偏りを知っておきたかったからです。
就学前に、苦手な分野を練習させるためではありません。
今ある能力が、おそらくさんぽのありのままの能力。過剰な無理は、させたくない。
偏りが顕著なら、特別支援学級の道も念頭におきたいと思うし、
普通学級に在籍になったとしても、学校側に伝えるべきことだと思うので。

緊張でガチガチになりながら、検査を受けるさんぽ。

固まった身体は、ほとんど動きません。

心理士は淡々と課題を出していきます。
あっていても褒める言葉もないし、わからなくて戸惑っていても一定時間待ち続ける。

さんぽは、小声で「どうしよう・・・わからない・・・どうしよう・・・」とつぶやき動揺する。
頭の中はパニくって何も考えられなくても、分からないともいえず、涙をためて。
緊張はピークを迎えたまま、課題はめまぐるしく次々と目の前に出される。
半ばパニックになりながら、それでもマジメに必死で答えようとするさんぽに 容赦ない。
わからないまま次の課題に移った不安は、明らかに次の課題にもひびいてるのがわかる。
なのに、どんどん難しくなっていく内容。もうさんぽの年齢以上の内容なのはわかる。


いったい、いつになったら、課題は終わるのだろう・・・。

後ろで待つ、私にも、さんぽの荒い緊張あふれる息の音がきこえてきて 苦しい。

せめて、あと10問とか、あと10分とか、終了の見通しがあれば、楽になれるのに。
問題が難しくて、明らかに動揺して不安になっている状態で、次の課題に向かわせるのも酷だ。

これが、不安感の強い発達障害児の検査に ふさわしいものなのか・・・
何だか渦巻く もやもやとした疑問。

刃の先にたち続け55分。
「そろそろ1時間だから、あと1問にしよう。」といって、最後の問題に取り組ませた心理士は、
終わった後、再び、「あともう1問やってもいい?」とさんぽをのぞきこんだ。

それまで、私を見る余裕すらなかったさんぽは、初めてこっちを振り返った。
つつけば、一気に崩れ落ちそうな、もういっぱいいっぱいの表情。心の「助けて」のサイン
もういい、もう十分でしょう・・・。
そんな顔して、55分よく耐えたよ・・・。ドクターストップならぬママストップを入れました。

「すごい、さんぽ君、頑張りますね。この検査は、がんばればがんばるだけ、どんどん長くなるので、疲れたでしょうね。」
心理士が言う。
「拒否」する方法が下手なさんぽ。
心理士の進められることを、強迫的に感じ、ただただ必死にやり続る。
私がストップしなければ、多分最後のもう一問の問題もやらなくてはといけないと感じ、パニックだったろうな。

なんだか・・・な・・・。
そこまで、やらせなきゃいけなかったのかな。


検査をふまえた事後指導が、医師からあった。

今回の田中ビネー式検査では、さんぽのようなタイプの学習面での細かい能力の偏りは、はかることはできない。
今回の検査の結果から言えば、顕著な偏りは見られず、課題は年齢相応以上によくできている。
できなかった課題については、さんぽの場合は、検査中の不安が強いので、「本当にできない」のか
「あっているか不安で、答えるのに迷ったか」はっきりしない部分が残ること
学校での知能検査においても、普通学級の判定になると思われること
そして、検査の数値は、さんぽのタイプには何の目安にもならないので、どうしてもと言われないなら、教えないということ。
それだけ・・・・。

医師の言うことは、わかるし、その医師を、私は、すごく信用しているんです。

でも・・・・あれだけの時間、さんぽを緊張の刃に立たせたのに
その結果の情報の少なさに・・・・力が抜けてしまう。
検査によって、もう少しさんぽに近づける気がしていたのに。
さんぽが、楽になるこれからを見つけられるかもしれないと 思っていたのに。でも。。。


検査を受けたこと、なにか意味があったのかな。


せめて、医師が言う目安にならないという数値を、あえて どうしても聞いた方がよかったのかな。
いや・・・やっぱり 数値をきいたって、さんぽは楽にはならないし。


ポーテージでの発達チェックの方が 意味あったなあ。


田中ビネー式知能検査
疲れただけ・・・さんぽを疲れさせただけ

そんな想いがぬぐいきれない。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

理解への近道

クラス替えの一件から、変わりつつある  園の対応。

卒園の練習に入った時も、
事前に「練習が始まること」を連絡してくれたし
「さんぽが立つ位置」「じっと待つ時間の見通し」「卒園式の雰囲気を伝える工夫」「服装の違い」など、細かい面についての配慮について、相談があったのです。

こういう配慮の面で、園から相談をうけたのは、今年度になって始めて。

今まで、そういうことは、検診にしても運動会にしても遠足にしても、私からだったし、
私の知らない間で行われる園の小行事に対しては、常に事後。
私がさんぽの様子の異変に気づいて、申し出るしかなかった。

「さんぽ君が粗相をしたので強く叱りました。家で不安定になっていたらそれが原因です。」という
うんざりした報告は山ほどあったけどね。それは、「配慮」とはいわないよね。

今になってやっと、息子への適切な配慮を考えていただけるようになったのかもしれない。

今回、園や担任の対応が変化したのは、何が理由かな?

「共感」

多分、それだと思う。


4月にお願いする、その1年を決める、重大な懇談。
この日のために勉強したともいえなくない、自分のある知識の全てをかけて、わが子のサポートブックを作成し、園へ向かう私たち。
どうしたら、わが子の特徴と、困難と、その適切な対応を理解してもらえるか。
どうしたら、快く、正しい支援を承諾してもらえるか。
どうしたら、一番つたえたいことが、わかりやすく正しく伝わるか。

私は、元教員の経験から、担任として、配慮すべき子どもの何を知っておきたいかは知ってるつもりでいました。
何よりも注目するのは、
「今ある子どもの状態と特徴、そして、おそらく担任が直面する問題とその対応方法」だと。

今年度の4月は、年少のさんぽの園生活が前提の上なので、
より一層、「今あるさんぽの状態」と「これから必要とする支援」に重点を置いて、できるだけ具体的に伝えたつもりでした。
「過去」は過去のこと。支援してほしいのは、「今」のさんぽ。過去のさんぽではない。そう思っていましたから。

でも、園での明確な問題行動の少ないさんぽを見て、園側としては、言葉としての「障害」は念頭に置いたものの、「本当に配慮しなくてはならない意味」について、いまいち飲み込めなかったのかもしれない。
私のさんぽへの想いに共感できていなかった。
だから、親の「過干渉」・・・・が頭によぎったのかもしれない。

クラス替えの1件で、再び、時間をとってもらって懇談に行った時、
私は、それまでの懇談とは違う視点から話を始めたいと考え、
息子の今までの過去の経過から話そうと思いました。
それを親としてどう感じてきたかということも。


ひざで抱っこされている1歳半のひだまりは、会話に頷く。
だれが教えたわけでもない。コミュニケーションの基本となる「うん」という頷きは、たった1歳半で、自然と沸いて出てくる。
イントネーションもそう。「いい?」ときけば「いい」と答える、その音の向きも、1歳児の脳(まさしく、さんぽが障害を持っている部分)は、勝手に機能している。
さんぽは、ひだまりよりずっと単語は早かった。単語は、あっという間に100を越えた。
でも、3歳まで頷きはでなかったし、イントネーションは常に問われた形と同じだった。
さんぽに関わる親も支援者も、自然と覚えることはない、間違った認知を、正しい方に導く支援を続けてきた。
「さんぽ、今は、うんと頷くんだよ。」「さんぽ、さんぽはいいというんだよ。」
そうやって獲得してきたコミュニケーションの力が、今のさんぽの力になっている。
今、何の不自然さもなく会話するさんぽ
みなと同じに見えるけれど、通ってきた過程は同じではない。
それは、障害を持つゆえ
親と子が、さんぽに関わるたくさんの人の支援が 必死で積み上げてきた輝かしい軌跡を持つ。
一つ一つ、自然に機能しなかったからこそ、すごいことなんです。

お友達との関係も同じ。
お友達がこっちにくる・・・それだけでパニックになり手が出たこともあった。
人は怖い・・・その部分を修正するのには、たくさんの素敵な出会いと経験が必要だった。
それでも、滑り台が、上からお友達がぶつかってくる恐怖で滑れなかったのは、入園直前まで続いたし、入園してからも、運動場で走っている子にぶつかると、怖くて泣けて不安定になった。
お友達と追いかけあって遊ぶ姿、取っ組み合いをして遊ぶ姿なんて、ありえなくて
つい2年前の私には、想像もできなかった・・・。
友達は怖くない、友達は好き・・・そう思えるようになった奇跡には、園でのお友達の存在が大きい。
私ができなかったこと、手の届かなかった部分を、園のお友達が育んでくれた。
そう思うと、隣の子と手をつなぐ、肩を組んで組み体操をする、リレーをする・・・・
そんな何でもない園生活の一こまに
何とも熱くなる感動がある。


今ある さんぽ。
・・・それは、全然当たり前なんかじゃない。自然の力だけで、のびた芽ではない。
たくさんの水を与えてもらう機会と、葉が伸びないときの栄養の補充と、太陽の光と 隣の芽の輝きと
何よりも芽の必死にのびたいと思う気持ちの上で成り立っている。

このことは、成長の経過をしっかり伝えて、初めてわかることなのかもしれない。

今まで、ずっと、さんぽの今の状態と必要な支援を、第三者的に冷静に伝えることに徹していた。
親であるけれど、あえて親としてではなく、わが子の専門家として伝えること
モンスターペアレントと思われないため、そして理解につなげるためと思っていた。

でも、さんぽの生きてきた道と、寄り添ってきた親としての想いに、
園に共感してもらうことこそが、きっと理解の近道になる

過去に共感
その上での 今の状態の確認、
これからの支援と対応
きっとどこが抜けても、うまくは伝わらない。

やっと分かった気がします。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

挑戦という気持ちの芽生え

さんぽのマイブーム・・・こまです。

こま?ってあのこま?そうあの、くるくる回す「コマ」
以前記事に書きましたが、保育園で「コマ大会」が計画され、コマの練習が始まったのがきっかけで。
(記事→逃げ場=大切な時間



えっ?
自由時間に大好きなブロックで一人遊びを楽しむのが、息抜きだったさんぽにとって
自由時間が「コマの練習」に限定されたことは、大きな負担になったはずじゃなかったって?

もちろん、それが原因で、登園をしぶりだし、不安定になりましたよ・・・ええ 。
「コマ大会」の日は、朝は思ったよりすんなりいきましたが、大会中、アレルギーが悪化して
体中をかきむしり続け、大会が終わったら、ぴたっとかゆみがおさまったらしい。
ハイ、明らかに、拒否反応です

でもね。ただただ嫌って訳じゃなかったみたいで
ありがちですが、活動を拒否しながら、ちらりちらりと、観察してたみたいですね。
最近「挑戦パワー」が炸裂しているさんぽは、本当はずっと、自分で回してみたかったようです。

不安をあおっていた「コマ大会」が終わったぐらいから
ついに さんぽの「コマ回し」への火が 燃え上がりました。
コマにひもを巻いては、投げ、巻いては投げ、巻いては投げ・・・。

残念ながら、まぐれにも、コマは回らない。
だって、その力具合ったら、ちゃぶ台をひっくり返すかのごとく、力任せに投げつけてますから。
惜しい・・・と言う声も出ないほど、無残にコマは床に叩きつけられてますので。

それでも、2時間は、ぶっとおしで、巻いては投げ、巻いては投げ。

最初こそ、微妙な力加減の必要な、ひもをとぐろに巻くことがうまくできず、涙ぐんでいましたが
それも、それだけやれば、自分でできるようになりました。(助かった~)

ここ3日ほどは、こちらが、ああしろこうしろとアドバイスされるのがうるさく感じたのか、
「かっか見ないでね。回ったら呼ぶから」と、物置になってる別室で練習。

「・・・・・・ゴロっ
「・・・・・・がしゃーん
私にきこえるのは、巻いては投げ、巻いては投げの音と

「なんで、回らないんだよっ!!」
「オレは絶対回してやる~!!うぉ~」
というさんぽの力んだ声

まあ、あの投げ方では、無理だろっと思う反面、人目のないところで隠れながら、
回ることを信じて、何度も何度もアタックし続けるわが子に、たまらなくぷぷ
この子どもらしいパワーって大好きだわ。

大人なら、できもしない、こんなことに時間を割いたりしない。
それより、自分の力に見合ったことや、何か意味のあることを、なるべく合理的で生産的に行おうとする。
でも、子どもは、違う。
自分のやりたいことが最優先で、そこに全パワーをささげる。
それは、子どもだけが持つ、最高に無駄で最高に大切な時間。
この時間がなくちゃ、子どもとしてもったいない!!

こんな時は、ご飯が冷めようと、寝るのが遅くなろうと、私は待ちたい。
たとえ、もしこれが、さんぽの障害からくる、切り換えの悪さだとしても。

ドアが自然に開いて、「かっか、だめだった。回らなかった・・・」と沈んだ顔で出てきた時には、
「じゃあ、そろそろご飯にしようか」って笑顔で迎えよう。


でも、ブーム到来から、何日・・・だっけ?

ついに、5回に1回の割合で、コマが回るようになりました!!!!

いまや、コマに紐を巻く手も手慣れたし、シュっと投げる格好も、なかなかさまに。
お付き合いしてくれたコマは、
「回るコマは、しんの先が短いんだ」「OO君は、ここをこすって平らにしてる」
など、さんぽの「回るコマ」の法則にしたがって、あちこち傷だらけ。

まさに・・・・勲章だよね!

コマを回すことができた勲章じゃないよ。

できないことに対する不安が強くて、
できないとわかるとすぐ拒否したり敬遠したりしがちのさんぽが
ここまで、挑戦し続けた、その勲章。

できない不安よりも、できることを信じて挑戦しようという気持ちが上回る

それって、すっごくかっこいい。

かっこいいよ、さんぽ!




テーマ:5歳児の日常 - ジャンル:育児

おかげさまで上昇中・・・運動面の伸び

さんぽ おかげさまで 上昇志向です。
園の来年度への配慮のおかげだと思っています。
(→記事1続クラス替え・・すったもんだありました

→記事 2すごいよ。がんばってるよ。


ただ、クラス替えの配慮の件は、感謝しながらも
もしかすると、私の主張が、園から誤解され、
一種のモンスターペアレント的な見方をされていないだろうか
親がうるさいので園としては不本意ながら言うなりにした・・・という結果じゃないだろうかという
何となく、すっきりしない想いも残りました。

でも、私が書いた園へのお礼の手紙に対して、しばらくして頂いた園長先生からの返事には
「懇談をきっかけに、さんぽ君への対応を見直す話し合いを設けた」とあり、
「就学に向けて、さんぽ君が安心して園で生活できるような対応を心がけていきたい」
とのことがつづられていました。

その後、卒園式の練習が始まりましたが、
まず練習が始まる前に一言連絡があり、
卒園式に立つ位置や、じっとお話をきく時間に対する対応など、
細かい配慮について、担任から、事前に相談がありました。
この1年で、担任から私に、そういう形で相談があったのは、初めてのことです。

理解の芽は、ちょっとだけ顔を出したのかな・・・という気持ちに安堵。

そう、少しずつだけど、確実に。
もちろん来年度、担任が変われば、また種まきから始めなければならないかもしれないけれど。
それでも、やっと顔を出した今の担任の芽は、どこかで別の場所で芽をのばしていくかもしれない。

伝えようとしたことは無駄じゃない。
ほんの少しでも、さんぽへの理解が深まれば、さんぽは少しでも早く一歩を出しやすくなる。
そして、次の新たな子どもたちの道が 整えられやすくなる。
これから 救われる子が また一人増えるかもしれない。


私の使命だと思うのです。
これからも、何度でも何度でも、伝えていこう。
さんぽの困り感、そしてそれに対する対応の方法を。



春らしい?報告があります。
気持ちが安定してきたさんぽは、いつものように、平行線の終わりにある成長の階段をのぼりだしました。
今回のさんぽの階段は、なんと意外にも 運動能力分野のようです。

もともと、新しい活動には不安がつきまとう上、左右のや手足の協応がぎこちなかったり、目で動くものを追うことがスムーズにいかないさんぽにとって運動面は、遅れがちでした。
ブランコもこげないし、かけっこも遅い。
ジャングルジム・鉄棒やうんていのような手首の力を加減したり、
手足のバランスをとるようなものは無理、
キャッチボールやサッカーでのパスなども苦しいな・・・という感じ。

できないのが不安、どうしたらいいのかわからないから怖い、

不安状態のときは、こういう気持ちが心を包んでいて、その活動に取り組むことはおろか
誘いの言葉にすら強い拒否反応を見せます。
苦手なことやできないことにも、取り組ませたい。でもそのような心の状態のときは、とても無理です。

けれど、心が安定してきて、自閉スイッチが入りにくくなると
さんぽもやっぱり男の子、運動への好奇心でいっぱいになる。
そして・・・怖さや不安よりも、やりたいという気持ちが 上回るんですね。

今まで、活動をかたくなに拒否しながらも、
きっとずっとできるようになるための方法を観察してきたんだろうな、と思います・・・。
自分が挑戦する気になった時のために、知識と情報を蓄えておくとでもいうのかな・・・?
そんな感じですよね。

よし、挑戦してみようか・・・。立ち上がるその日がきてからは、蓄えたものが開花する。

走る格好も、それなりの姿になり、スピードが一気にアップ(多分本人が一番感じてる)、
ボールのパスも、つったってるのではなく、手で引き寄せるようになった。
鉄棒の前回りのために持ち方を工夫してあるし、うんていでは、バランスのとり方を研究している。
サッカーは、ふりかぶってけることができるから遠くまで飛ぶし、
ブランコも足の伸び縮みを頭で考えて、自分だけでこごうとしている。

あれ?さんぽって考えていたほど運動音痴じゃなさそう・・・?

ここ最近の、急激な運動能力の伸びは、さんぽはずっと不器用で運動音痴だと思っていた私を、覆す勢いです。


毎度ながら、今までの長い間の平行線を忘れたかのような、
一気に階段を駆け上がる成長は、本当に驚かされます。



「見てみて、今日は鉄棒のあしかけ回りが できるようになったんだよ。ほらっ」

園の帰りに響く、自信に満ちた声
失敗しても、手のひらにちょっと傷ができても、平気な顔で、何度も挑む姿

さんぽから、生きるパワーがあふれている
たくさんの力がのびていく可能性に満ちている


もうすぐ春
たくさんのささやかな生命が、開花のための準備を秘め
ぽんぽんにふくらんだ芽は、生きるためのエネルギーではじけそう。

季節が さんぽの背中を 押してくれているのかもしれません。


テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

ひだまり。。。1歳7ヶ月

久々にひだまりの登場です。

ひだまり1歳7ヶ月。
さんぽの発達障害の疑いを知った年齢になりました。

異常なほど言葉や模倣を覚えるのが早かったさんぽに比べると
言葉も手遊びの模倣も、ちょっとゆっくり。
「ごちそうさまでした」は「てけてけとことこ、た」?????だし・・・。
「大きな栗の木の下で」の手遊び模倣なんて、間違いだらけ・・・っていうか、適当?
楽しそうだけどね・・・。

この年齢で、さんぽは車を「ブッブー」じゃなく「自動車(じどうは・・だったけど)」と言ってたし、
電車は、「ゆふいん」「しらさぎ」とかすでに顔の違いを見分け名前で読んでいた。
それに、「いとまき」や「むすんでひらいて」みたいな手遊びは、リズムうちまで完璧。
「アリゴリズム体操」が流れると、最後まで踊り続けるので拍手喝采だったっけ。
でも、ある意味では、スイッチの入ったロボットのような?やりたくなくても反応しちゃうという感じで、
適当・・・ということができないようにも見えた。
この頃から、さんぽはさんぽ。今思いだしても、すごくさんぽらしいよな。


そんな兄と違い、ひだまりは、適当が上手な、のんびりや。

そして、お世話好きな、チイママです。

最近のはやりは、兄の世話。・・・・・・おいっ。
さんぽ兄ちゃんが大好きなんだよね。

さんぽがくしゃみをすると、よしっとばかりに どっこいしょと立ち上がり、
ヨチヨチとティッシュを取りに行き、鼻をふいてあげる。
---「ひだちゃん、やめて。お願いだから。」
叫ぶさんぽの顔が 鼻水まみれなんですけど・・・。

お風呂の後は、さんぽにパンツを、はいたらズボンを、はいたらシャツを・・・と渡しにいく。
ーーーひだまり、あなた、ずっとオムツ一丁だし。
兄ちゃんが着替える間、お腹ポンポン叩かないで・・・女の子なのに。

自分の歯を磨きながら、さんぽの歯も磨いてあげる。
ーーー「ひだちゃん、やーめーてっ」といいつつ、逃げることの知らないさんぽは、されるがまま。
ねえねえ、それ、ひだまりの歯ブラシだよね・・・。

さんぽの朝のお支度を手伝う。
ーーー通園カバンに アンパンマンのぬいぐるみは入りません

今日は、保育園後、耳鼻科に行って さんぽも 疲れからハイテンションの車の中、
大声で歌うさんぽの声が 急にきこえなくなったなあと思ったところに
ひだまりの
「ねんねんね~、いい子っこ~」という片言の声。。。

後部座席を振り返ると、すっかり寝てしまったさんぽの肩を、
チャイルドシートにのったひだまりが、ぽんぽんとたたきながら、寝かしつけていました。


さんぽが不安定で、ひだまりのした小さなことで 泣いたりわめいたりする日もあります。
そんな時も ひだまりは、泣き崩れるさんぽの頭をなぜながら、
「にいたん、ごめーんね。」
片言のごめんねに さんぽも沸騰した気持ちが 急に冷めていくようです。

私より、さんぽの扱いが上手かも。
この1歳児め。



でもね。
言葉では語り合えなくても、ひだまりの気持ちはわかっちゃう。


   あんた、ホントに 女の子なんだね~。
      大好きなおにいちゃんのお世話がしたいんだよね~。



そんなひだまりの行動を、さんぽは、こんなふうにいいます。

「ひだまりは、お母さんになる準備をしてるんだよ。
だから、お母さんみたいなことをして練習するんだよ。」


そっか、さんぽは練習台か・・・。



そんな二人のやりとりを、ムフフと笑って 眺めながら
無性に幸せな気持ちになるときがある この頃です。 

テーマ:きょうだい - ジャンル:育児

就学に向けて・・・学習教室探し

前回の記事にしましたが
さんぽの、就学準備としての学習教室をさがしていたところ
LDやADDの子どもも受け入れ、子どもの個人の特性に合わせた学習習得をめざす教室を見つけました。

電話で素敵な言葉に、ほろっ。(前回の記事読んでください。)

私の希望した、「1ヶ月に一度」の受講は難しいけれど、
子どもを実際見て、どういう形で支援できるか、考えてみてくれるということで行って来ました。

先生の話し方、説明のしかた、内容、にじみでる人間性、雰囲気・・・
直感的に「う~ん、いい。すごくいい。」と思いました。

私の記事には、何度も出てきますが、さんぽにかかわる出会いって、
初めてでも 直感的にきらっとするものが多いのです。
さんぽは生まれながらそういう出会いを吸い寄せる力がある・・・ホント信じちゃってます、私。
(ひだまりの方は、そういう出会いになかなかならないんですけど。)

さんぽには「お話病院(病院の定期診察のこと)みたいなところにいくよ。
さんぽはどんなお勉強の準備をすればいいか、教えてくれるところだよ。」と告げましたが、
案の定、行く前は、緊張でガチガチ。「いきたくない、嫌だ。」と拒否していました。

そんな感じで、教室に入るなり、表情が固まり視線が泳ぐさんぽにも、先生は手慣れた対応。
さんぽですら、あっという間に打ち解け、そのうち満面の笑みの表情になりました。

先生は、さんぽの遊んだり課題に取り組んだりする様子をみながら、
次々と学習面の特徴と今後の課題について、話していきます。

(できている点)
・緊張した場でも、落ち着いて指示に従い、課題を最後まで取り組むことができる。
・受け答えは確実で、指示の意味を理解している。
・像の全体をとらえていて、ひらがな・カタカナを読むことができる。
・認知面では、字を書ける段階にきている。
・数の概念もできている。

(課題となる点)
・かく時に、どういう方向にたどっていけばいいかは認知できているが、
そこへどのように筆先を持っていくかに戸惑う。手首の持ってき方と筆の痕跡との関係がつかめていない。
・字の縦方向に目が行きやすい。横線を、左右の方向からかく練習から、始めるといい。文字自体は、そういう手首の動かし方が自在になってから練習し始めた方がよい。
・今の段階では、点への注意力がない。注意力をつける練習を行うことで、漢字の細かいところに目がいくようになる。
・失敗や間違いに関して不安を感じるタイプなので、ものすごく簡単な課題から次々とクリアしていく形をとり、自信をつけさせることが先決。

それらをふまえた上で、年齢的な遅れは感じられず、あせって学習する必要はない。
進級が待ち構えるこれからに家から遠いこの教室に通う負担の方が気になる。
保育園から持ち帰ったストレスを処理し、心を安定させる場としての、家での時間の方が重要。
特に、環境の変わる頃に教室に通うことを思うと、子どもにとっても、お母さんにとっても負担が多すぎ。
もう少し、通うのは待ってみてもよいのではないか、という答えをいただきました。

全くもって・・・・納得できる話で・・・・。


時々、この教室が行事的に行う、平日外の郊外学習的なものに、
さんぽの心に負担がなかったら、親子で参加し、教室への参加を慣らしていく。
点結びや横線プリントなどの練習は、家で行える程度に意識して行い、
様子をみて、夏ごろ、教室での学習をするか、考える機会をつくるということで、終了しました。


ある面では、私の考えていた、「学校の模擬体験を経験しておく」という目的と
ここの教室の進め方は違ったように思います。
「プリントにとりくむ」「鉛筆・消しゴムを使う」「こくご・さんすうという授業で何をするのか見通しをたてる」・・・そういう経験であれば、
家から近くて、流れが単純、みんな一緒の一斉授業形態の学習教室で十分なのかもしれません。

でも、ここでは、そうではなく、さんぽの学習能力の面から、丁寧に、発達状況と特徴をみていただきました。
学習においても、さんぽの心の安定をはかる時間と天秤して・・・という考えも
とても勉強になりました。


さんぽも、今日は、できたことをたくさんほめてもらって、上機嫌。
帰り際「楽しかったな。ここなら、また来たいな。」なんて言ってる。
私も、さんぽがほめられてうれしそうな姿を見るのは、なんだかこそばゆいような感じだし、
これから・・・学校で学習につまずいても、ここがさんぽを救ってくれるかも・・・
そういう光のあたる場を確保できた、喜びもこみあがってくる。

二人、鼻歌を歌いながらの帰り道でした・・・・



21日には、さんぽの病院において、4年弱ぶりのさんぽの発達検査が予定されています。
検査の後、信頼おける女医さんから助言をいただいて、
来年度のさんぽの具体的な学習面での就学準備をどうしていくか決定しようと思います。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

すごいよ。がんばってるよ。

正式なクラス替えの発表がありました。

貼りだされていた表の中に、息子の名前

・・・そして、配慮をお願いしてあったお友達の名前

クラス替えのメンバーは、少し変わっていました。
園の先生たちに どこまで理解してもらえたかは 正直わからない。

私がうるさいので、仕方なく・・・・?
それとも ここ最近のさんぽが 今までにない不安状態だから?
はたまた、私の話に、理解をしめして?

その理由はともかく、園として精一杯の対応をしていただいた
そのお礼を、きちんと手紙にして(視覚的に残す・・・これ大事)渡しました。
やれやれ、これで、私もゆっくり眠れそうです。

さんぽは、発表があったその日から、明らかに不安行動が減ってきています。
ちょっと、心をのぞけないかと思って、
「どうして、さんぽは、今日ずっとご機嫌なの?」なんてきいてみましたが
「わかんない。でも、心がご機嫌ご機嫌、楽しいなって言ってるんだ。」とか言います。

大きくかぶさった来年度への不安、それが、どうしてなのか・・・
今、気持ちが楽なのはどうしてなのか・・・
5歳のさんぽには、言葉に表すのは、難しい。
おそらくそういう感情と、事実がつながっていない・・・のだと思います。

だからこそ、
よかった・・・、本当に。

心配していただいた皆さん、ありがとうございました。




もう一つ、うれしいことがありました。

クラス替えのめどがたったので、来年度について、具体的にいろいろ動こうと思った私は、
やっと、学習形態を経験させる教室探しを始めました。

学研や公文、七田式、めばえ・・・あちこち資料をとりよせたり、情報を集めたりする中で
学習障害児や発達障害児を扱う、少人数の教室を見つけました。
場所的には遠いのですが、先生方の条件や、教室の方針は、さんぽにぴったりで
何とか月1でも通えないかと、その教室へ問い合わせてみることにしました。

教室の先生は、電話越しからでも、その穏やかな表情が伝わってくる声でした。

さんぽの発達状況や園での様子を問われ、話しました。
教室の先生が、「ストレスのためやすい不安感情の多い子が、それだけ園で集団行動をしてくると、家ではどんな様子なのか?」と聞かれたので
「家で、園での刺激とストレスの量にあわせ、おもちゃを並べることに没頭したり、感覚刺激を行ったりすることで、混乱や不安を処理しているようだ」と答えたら、

「ああ・・・息子さん、本当にがんばってるんですね。
たった年中さんで、刺激やストレスの処理を自分をコントロールするなんて、すごいですよ。
本当に息子さん、すごくがんばってるんですよ。
5歳でなかなかできることじゃない。すごいと思いますよ。」

と。何度もなんども・・・。


涙が出ました。



さんぽのこと、そういうふうに言ってくれる人がいたなんて。

さんぽくん
すごいよ すごいよ
がんばってるよ、がんばってるよ

何度も心でこだましました。
わかってくれる人がいたんだ。
ものすごくがんばってるさんぽのこと、わかってくれる人がいたんだ。
私までもが救われた気がしました。

クラス替えの園長から言われたあの件のことがあったから、
余計に心に響くのかもしれない。

このタイミングで、この先生に会う
・・・また、さんぽの邂逅の力が発揮されてるのかな。

ただ、1ヶ月に1度という条件で、その教室に通うことは、やはり無理そうでした。
でも、就学に向けての助言はできるということで、会ってもらえることになりました。

何だか気持ちが前向きになってきました。 

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

不安・荒れる・キレる・パニック

案の定・・・来年度のクラスでの練習が始まった辺りから
さんぽの不安定さは、輪をかけてきました。
最近のさんぽ、不安定な時の荒れ方が、少々気になります。

キレる
・・・・そんな感じ。

園ではおそらく全く見せない姿。
家で、やっとありのままになれたさんぽが、疲れた自分を守るために豹変する。
常にイライラして、不快な言葉を、乱暴に使う。
行動の小さな否定があれば、すぐ爆発。自分のやったことを正当化する。
こちらの冷静な説明にもあげあしをとり、挑発的な行動をする。
歯みがき、お皿の片付け、着替え・・・当たり前の生活習慣の呼びかけにも、いちいち怒る。

この状態を、はじめて目のあたりにしただんなは「思春期の中学生みたいだ。」と言っていました。

違う違う。さんぽは5歳。中学生なんかじゃない。
言葉の意味はわかっていないんだ。その言動の後のこと、見通せていないんだ。

ただ、ストレスの、過緊張の、心の緩め方をしらないだけなんだ。
私は、ぎりぎり唇をかんで、冷静を保とうとする。

自分で、気持ちを切りかえることができたらほめる。
困った行動は無視。そう無視。
行動分析学で知った方法を、何度も心でつぶやく。心で目を閉じる。

こういう毎日の連続。
正直、自分自身がいっぱいいっぱいです。
さんぽの不安定の渦に、巻き込まれてしまいそう。
私までもがイライラとして、さんぽとの生活を楽しめなくなる。

毎日が、不安定の青いベールに包まれているかのようです。


さんぽは、来年度が近づくのが不安なんです。

本人は、「仲のいい子は同じクラスになれない」ことを一見受容しているように見えます。
「大丈夫?」きいても、「OO君(親しくはないが年中と同じクラスの子)がいるから、大丈夫。」といいます。
先生たちは、その言葉をそのまま受け取って、先日も
「今日は、来年度のクラスの友達ばかりのグループになりましたが、大丈夫と言ってましたよ。」って。
先生・・・大丈夫のはずがないでしょう・・・。
オウム返ししてるだけなんです。「嫌?」ときいたら「嫌」というのです。

よく見てください。その顔は引きつって泣きそうだし、
そのOO君以外に誰がクラスにいるかも言えない。
視覚的に変わらないOO君だけが、支えなのです。
多分、先生の指示も何をしているかも、処理できていません。

そのうち、来年度の話が出ると、耳をふさいだり、手のひらをひらひらさせる感覚刺激行為も。
久しぶり・・・うん1年ぶりの 不安定のサイン。

苦しいね、さんぽ。苦しいよね。

そんな矢先、突然、朝、園から電話がありました。
「さんぽ君が、ちょっとおかしいんです。目を痛がって、誰の話も聞けず、パニックみたいな・・・。
とにかく私がはじめてみた様子なので、すぐ来てください。」

原因は、花粉がよく飛ぶ今、アレルギーによって、目が痛くなった・・・それだけ。
でも、小さなことで簡単に自閉スイッチが入る状態のさんぽには、
その痛みによって、パニックが引き起こされたのです。
今回の担任の前で見せた、初めてのパニック状態の姿。

そのくらい、さんぽは、精神状態がぎりぎりなんです。

先生たちは、わからないでしょう。
でも私は、わかってる。
だから、できることがあるはず。

さんぽの不安定さを、その理由を、きちんと受け止めること
その上で、リラックスさせる方法や、気持ちを切りかえる方法を、教えていくこと。
いつもと同じ生活を、徹してあげること。

今、さんぽの不安定さに巻き込まれてなんかいる場合じゃない。


明日、クラス替えの正式な発表が あります。
初めて今回の担任の前で見せた、あのパニックの姿で、もしや考慮してもらえてないか・・・。
ほんのわずかですが、期待しています。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

FC2Ad