ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

負のサイン

また、更新があきました。
お察しの通り、内職が再開し・・・また、夜の時間がなくなってしまって。
って、わかりやすすぎですよね。

さんぽ、最近、気になる行動が・・・。
一時的な、チックのようなものだと考えています。

視覚遊び

記事にも何度か出てきますが、さんぽは、頻繁な視覚遊びから、早期に発達障害が発見された経歴があります。
幼い頃は、不安になると、必ず現れたこの行動は、さんぽの気持ちを知るバロメーターでした。
集団がいる場所や、新しい空間、知らない人が現れた時など、不安になった瞬間から
格子柄を横目で追ったり、テレビをいろいろな方向から横目ですぅ~っと見たり・・・・
そうやって、視覚遊びに没頭します。

視覚的に刺激を与えて、自分の中の不安の増築を減らすという、自己防衛的な行動です。

3歳頃から徐々になくなり、今では、すっかり見られなくなった行動ですが
(さんぽに限らず、そうやって消えていくものらしいです。)
最近、何度か、ふとしたきっかけで、軽くすぅ~っとしているのに気づきました。
あの頃のように長く続くのではなく、チックのように一瞬の間だけ、現れます。
大抵、保育園後。

間違いなく、不安のサインです。

思わず「あれ?珍しい遊びしてるね。さんぽ、どうしたの?何か嫌なことあったの?」ときくと、我に返ったように
「あっううん。ちょっと疲れちゃって・・・。」と言います。

隠しているのではない。本当に自分でもその原因が何か気づいていないんだと思う。
さんぽは、自分の中にたまったストレスや、不安を、言葉にすることを知らないから。
だから、自分でもつかめない、でもとても負である想いが広がっている時、
HELPと叫ぶ代わりに、視覚遊びをする。

その原因を、探り当て、ストレスの元自体を教え、取り払うのは、
今は私の役目だ。

保育園で、何か不安になることがあるのだろうな。

ここ何日間か、朝の見送りの後しばらく一緒にすごすようにしました。
そしてこれではないかと思い当たることを見つけました。


お友達との関係です。


ここ1ヶ月ほど、インフルエンザの大流行で、クラスの欠席が増えたんですね。
そうすると、普段一緒ではなかったグループのお友達が、遊びに加わったり、
さんぽも自分で、違うメンバーの遊びにいかざるをえなくなって

安定していた遊び仲間のバランスが崩れたんです。

さんぽのいる場所に、今まで一緒にいなかったはずのトラ君という男の子が、
必ずいることを知りました。

トラ君は、元気で活発、男の子の間では力を持っていて、遊びのルールなどをしきるタイプです。
頭がよく、回転が早いため会話がスピーディ、そして、自分の思いにそぐわないとすぐ怒ったりどなったりするケンカっぱやさもピカ1
・・・・・まさしく、さんぽはついていけない、行動の見通しのたたないタイプ。

そんなさんぽにとって想定外のタイプには、
さんぽは、「何でも受容」の方法で接します。

「何でも受容」のさんぽの態度は、トラ君には好都合だったのでしょう。
何かと、さんぽの近くにいるのです。
執拗にさんぽを仲間にいれこむトラ君と、「受容する」さんぽ。
一見見ると、仲のよい二人にさえ見えます。
先生も、おそらくそう思っているかもしれないし、そう思っていても仕方がないかもしれません。

でも、さんぽにとっては、トラ君の遊びに誘われるようになり
保育園での遊びで、常に緊張とストレスを強いられる形になってしまっている。

理不尽なルールや、さんぽをターゲットにしたいじめににたような遊び
ちょっとしたことで、カーッとなって、怒り散らす声
トラ君と過ごすことが、さんぽにとって、どれだけ負担になっているか、
私は見てすぐにわかりました。

でも・・・本当に悲しいのは、

トラ君に理不尽なことを言われている、いじめのような扱いをされている
そんな状況でさえ、さんぽは、その場を離れないこと。

何とかぎりぎりまで受容しようと笑っている。
HELPの声もださず、自分だけで処理をしようとする。

見ている方が、つらくて胸がしめつけられそうになります。

そんな遊び、「やめた」って、抜けちゃえばいいのに・・・。
トラ君から遊びを誘われても、「嫌だ」といえばいいのに・・・。
怖い顔して怒ればいいのに・・・。
先生に私に、HELPしにくればいいのに・・・。

方法はいくらだってある。
でも、さんぽは「受容」を選ぶ。
否、「受容」しか知らない。

そうやって受容し続け、無意識でため続けたストレスを
またも自分で処理するために、保育園後は「視覚遊び」をする。

嫌なことがあると、助けを呼ぶ前に、自分自身でパニックになった・・・
あの幼い頃と同じように・・・。

さんぽは、嫌な思いをしても、「人に委ねて」痛みを和らげることを知らず、
不安も嫌悪も自分で正面で受け止め、処理しようとする。
そう・・・ずっとそうだった。

これで、切なくなるなんて、甘いな、私も。
さんぽは変わってないんだよ。幼い頃と。
何も変わってないだけ。

これがさんぽなんだから。

小さな階段の成長をのぼってきたさんぽを見ていて
さんぽのもともとの部分を忘れちゃっていただけ。

これが、さんぽ。

だから支援がいるんだ。



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2周年記念

ちょっと私にしては、更新が続いてます。
エヘヘ・・・さんぽがインフルエンザ症状が出たときに、
もしやひだまりに、そして私にも感染するかと予想して
内職関係を1週間分、全部断わったので・・・意外にも夜にちょっと時間が。

新型インフルエンザさんたら、さんぽとの時間とともに、私にも時間を・・・・!
新型インフルエンザさーん、結構、感謝してますよー。


最近、このブログで、「ゆちさん」と出会いました。
ブログを始めて間もないゆちさんの、書き込みや記事が、とっても新鮮で
何だか、自分もブログを始めた頃の、懐かしい気持ちを思い起こしています。

そして、はっ と気づく。
確か・・・ブログ始めたの、11月だった!
あわてて、ブログ開始の記念日がいつだったか検索。

もしかして、今日だったりして、ワクワク
そういうことってあったりしますよね。


・・・・・11月5日 がくっがっくり、ものすごく過ぎてた・・・・。


ブログ1周年の時も、すっかり忘れてて遅れて記事を書きましたが、また今回も。
でも、2周年に気づかせてくれた、ゆちさんの出会い、偶然には思えないな。

始める前は、長く続くさんぽの登園しぶりに、どうにもこうにも悩んでいて
毎日、PCに、何か救いの手を探して 検索していたっけ。
そこではじめて見つけた、たくさんの先輩ママたちのブログ
眠るのも忘れて、次々とクリックして読みふけった。
共感し、コメントを入れるのにも、何度も読み返して、震える手で送信した。
コメントを書きながら、自分の想いがふくらんでしまい、長くなるのを削るのが難しかった。

そうだ、私もブログをもとう。
今までの想いを、経験を、そして今のさんぽの歩みを文字に残していこう。

慣れない操作に、悪戦苦闘しながら、自分のブログが、画面に現れた時。
まだ、誰にも見せない設定でありながら、
すごいことをしようとしている気がして、思わず手に力が入ったっけ。

はじめて不特定多数の人に閲覧可能にしたのは1ヵ月後。
なんと書きかけ途中の記事に、初めて「けいとんさん」からのコメント。
恥ずかしくて、でも、すごくうれしくて。
ランキングにも参加して、次々とブログの中で出会う仲間、その出会いに感動して夢中になった。
毎日、たくさんのブログをのぞき、いつも、次にかく記事のことが気になって・・・。

そんな、「ひだまりの散歩道」という私のブログも、2周年

徐々に、ブログへ向かう姿勢も気持ちも、変化し
今は、自分に無理のない形で、自身の自由を保った場所として、ブログを続けているけれど、
そして、あの頃、涙し合い励ましあってきた仲間も、少しずつメンバーを変えてきているけれど、
もう・・・どうしているのかわからない仲間もいるのだけれど

でも、ほんの一時でも、そこで一緒に悩み、見守り、応援しあってきた仲間との時間
とてもあたたかく、力をもらった言葉は
全然、色あせていない

顔を合わせたこともないはずなのに、言葉がまるで表情を映し出すかのように
一つ一つのコメントから、その人の存在を感じている。

気持ちが前に行かない時は、肩に手をおいて「がんばれ」といってもらったような
うれしいことがあったときには、「やったあ!」と手と手をあわせてタッチをしたような
そう・・・言葉だけでなく、心も身体も触れ合ったような。


不思議ですね。


会えて よかった・・・・。
いてくれて よかった・・・・。

今日も、ここにきてくれて、ありがとう


「ひだまりの散歩道」 
遅ればせながら 2周年記念です。

テーマ:今日を大切に・・・ - ジャンル:ブログ

続・新型インフルエンザ

さんぽ 病院 行ってきました。
発熱を記事にしたのが土曜日。
日曜をはさんで、月曜に、近くの内科で受診しました。

新型インフルエンザっていうと、気になる話題ですよね。
ちょっとタイムリーかもしれないので、記事にしておこうかな。

さんぽの場合、何の予兆もなく
土曜日の夕方の学習教室で、友達に「さんぽ君、なんで顔赤いの?」と聞かれたのが、きっかけ。
身体を触って、妙に温かいことに気づき、家に帰って検温しました。
その時、すでに38度。

ふと、思い出したのが、金曜日にきた、同じクラスのお友達ママからの、メール。
「子どもが新型インフルエンザになった」という内容でした。
確か、今、隣りの席だっていってたな。
滅多に熱の出ないさんぽが、しかも、今日一日元気だったさんぽが、突然8度こえるなんて。

新型・・・・ありえる・・・・ヤバイ

すぐマスク。で布団に「今すぐ寝ろっ」とごろり。
あわてて今日、さんぽと接触した人へ「おそらく新型だから」と連絡をいれました。
そうだ、体力があるうちにと、夕食も、もりもり食べさせました。
その後、再び検温。
ドキドキ、うわさでは聞いていたけど、どのぐらい上がっていくのかな。


・・・・・あれ・・・・下がってるんだけど・・・どういうこと?・・・・


結局その後上がることなく、7度7分で就寝
どうなんでしょ。これ・・・と思いながら、その夜はやっぱり気になって寝れませんでした。
で、次の日の朝


・・・・・・平熱 おいっ


結局、その日は1日平熱。
家でじっとしていられず、外でキャッチボールまでしました。
病院、日曜にわざわざ行くのも恥ずかしいくらい元気なので、やめ!

で、月曜日。
友達に「新型かも」と連絡した手前、念のため受診。
でも、インフルエンザのはずがないので、スモッグと通園カバンをもたせて登園前に行きました。

医師は、話をきいて
「新型インフルエンザではないでしょう。どうします?本当に検査しますか?」と面倒くさげ。
そこを何とか・・と検査をお願いする私に、冷たい視線で、鼻をちょんちょんとやってました。
で、7分後

まさかの新型判定 

「症状おさまっているし、もう薬の効き時期もすぎているので、飲まなくていいでしょう。」
と、タミフル処方もなし(ほっ)。
ただし、感染防止のため、水曜まで園は出席停止となりました。

「やったーーー!!」
バンザイバンザイとジャンプして、出席停止を喜ぶさんぽ。

先生・・・こんな元気な子、狭い2LDKのうちで、水曜日までどうしろと?

くらくらきた母でございます。


みなさん、こんな、新型インフルエンザもありですから!!!


でも、意外な発見!
思えば、家の中で、親子でひたすら遊ぶなんて
保育園に入ってから、なかなかやってなかったんですね。

カルタで盛り上がったり、
久しぶりに、おままごとなんかやってみたり、
折り紙や工作みたいに、ちょっと片付けたり材料を出すのが面倒なものも、この際やったり
今まで勝手に見せてたビデオも、一緒に見て笑いあったり

一日さんぽと過ごす、こういう時間、結構いいかもっって。

園に入るまでは、こういう毎日だったのにね。
ちょっと忘れてた気がします。

新型インフルエンザにせっかくいただいた、さんぽとの時間
楽しみたいと思います。

テーマ:こどもの病気 - ジャンル:育児

新型インフルエンザ

さんぽ、発熱・・・。
状況からすると・・・新型インフルエンザっぽいかな。
保育園のお隣の席の仲良しの子が、新型だったと聞いたのが金曜日だったもんな。

新型インフルエンザか・・・。
本当のこと言って、新型の情報が飛びすぎて、いったいどんなもんなのか、漠然としてる。
毎日のように届けられる、重症とか死亡とか・・・震え上がるような話に
ドキドキしないわけじゃないのだけれど

私が、もっと気になるのは、処方されるタミフルとかリレンザとか・・・なんです。

タミフル処方してからの異常行動や副作用・・・以前、世間で問題になりましたよね。
それが、どんな人にどんな理由で引き起こされるものかわからないのだけれど
さんぽは、どうなんだろうって思っていて・・・。

さんぽって、寝ている時に、無意識でする行動が結構あるのです。
ストレスがたまっていた年少の頃は、寝ている最中に普段からよく、大きな声で寝言を話し出したり、異常な歯ぎしりをしたりしたし。
あまり熱は高くならない方なんだけれど、8度後半になると、「わあーーー!」と奇声を上げたり
突然立ち上がったりすることもあった。

寝ぼけもひどくて
冷蔵庫や玄関に向かって、おしっこしそうになることは、多々。
この前は、寝ぼけて、湯船に入っていたことも・・・(はっきりいって・・・笑った)。

こういうタイプは、タミフル服用は危険かもって、近くの小児科の先生は
2年前インフルエンザにかかったときも、タミフル処方しませんでした。

今回、新型はタミフルが効くっていうことで、
新型判定がでてなくても処方されたりしているみたいだけど

本当は、やだな・・・でも、処方しずに悪化したら怖いし。どうしようかな。明日

みなさんは、どうですか?
さんぽみたいな心配のあるお子さんは、どうされているのかな?


実は、同じことは、季節性インフルエンザワクチンでも悩みました。

自閉症の水銀説は、今では否定されていますが
さんぽが、発達障害の疑いを告知された時には、
そんな「水銀説」ですら、検索して、原因を疑ったりなんかもしました。
だから、インフルエンザワクチンに、水銀が含まれていることに敏感になって、
保育園に入るまでは、あえて打ったことがありません。

勿論、さんぽが、大の病院嫌いで、とても注射を短期間に2回も打つことが無理だったのも、
一番の大きな原因ですけれど・・・・。

そう思えば、確かにさんぽが、発達障害でなかったら、
病院に連れて行くのに苦労しなかったら
一般で当たり前とされる病院の処置に、疑問をもつこともなかったかもしれない。

でも、さんぽのことを思って、さんぽにとってよりよい方法を・・・と探ると、
初めてわかってくる事実もありました。

水イボ(以前記事にしました。)もしかり、インフルエンザの予防接種もしかり・・・。

入園して、さんぽも私もインフルエンザにかかり、その大変さを身を持って知って
昨年は、予防接種を打ちました。
でも、1回目で、その晩、さんぽに全身にわたるジンマシン。
時間的な経過から、かかりつけのお医者さんには、
予防接種との因果関係はおそらくないと言われましたが、
なんだか。。。な。やっぱり心配で。

健康な身体に、嫌がる注射をして、それで・・・全身にジンマシンなんて、納得できなくて。
結局2回目はうたず。

今回も、どうしようかな、やめようかな、
いや、それでインフルエンザが重症化して後悔するのは嫌だな、
でも、打つなら、体調が万全で、アレルギー症状がない時にしよう・・・と思っているうちに
月日がたち、季節性インフルエンザのワクチンがなくなってきてしまいました。

それも、神様からのメッセージ?
打たなくてもいいよって・・・・?

ああ・・・でも、痛みや体の異常に敏感で、弱いさんぽが
インフルエンザの厳しい症状に耐えることも、大変なことだろうな。

やっぱり打っておいて、重症化をさけるべきなのかな・・・。
もう迷っている時間もないけど・・・。

っていうか、今は、さんぽの発熱が、新型かってことが先決かあ
でも、症状は、今のところとても軽いです。

明日、病院へ行ってきます。

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遊びにも全力投球

前回の記事の「遊びにも全力投球」という話。
まさしく思い当たる過去がありました。

それは、さんぽが、野球教室の1ヶ月体験をしていたときのこと。

ええっちょっとまって! さんぽが野球教室って???
まさか、skymamaさん、無茶させてない?~~~~ですよね・・・ハハハ
なんたって、視機能的にも不器用的にも苦手な、キャッチボールやバッティング・・・のオンパレード。
しかも集団スポーツだし・・・。
さんぽたちに、おすすめのスポーツ教室ではないことは、間違いない。
いえいえ、私、野球なんて全く興味ないし、さんぽに無茶させる気もなかったのですが
でも、さんぽの大好きなお友達に、一緒に体験を誘われたので、
ちょっとだけ顔出してみるか程度でやってみたんです。

一回目の体験では、元気のいいお兄さんたちが、「すごいぞ!」「かっこいいぞ!」などと
大声でおだてあげ、その気にさせてくれて、意外にもさんぽがのりのり。
保育園の先生の「さんちゃん」ではない、「おいっ!さんぽ!」という呼び捨てた感じも、
「そんなよび方していいの?いけない呼び方なのに。(この辺が悲しいほどマジメ)」とびびりながら、ちょっと男臭い?雰囲気を楽しんでいる様子でした。
さんぽが今まで経験したことのない、はじめての男の先生・・・
入学までに、男の先生たちからの指導を経験するのは、なかなかよかったかもしれません。

キャッチボールやバッティングという内容そのものも、視覚トレーニングと重なる部分も多く
幼児用に工夫されていて、さんぽには、タイミング的にぴったり。

それに、その教室は、はじめてこの地域に進出して教室なので
体験に参加しているのが4人という少人数。

私的には、意外にも「合格」の教室でした。


さて、「遊びにも全力投球」

3回目の体験練習で、突然、当日に、時間が1時間後に変更になりました。
電話連絡がとれず、さんぽと友達は、いつもの時間にグランドへ。
1時間あいてしまいました。

電話連絡が取れなかったのを心配して、様子を見に来た教室の先生が、
「ごめん、急な変更で、来ちゃったんだね! じゃ、時間まで先生と遊ぼうぜ!!」
と気を利かせてくれて、遊びに誘ってくれたのです。

「わ~い」と喜ぶお友達につられて、思わず喜んで遊びだしたさんぽ・・・・。
でも、見ていると、たかが鬼ごっこ、たかがボール遊びに
さんぽが、あまりに真剣な真顔で、必死になっている様子。。。
見てて、痛々しいほどでした。
とても、私のイメージしている「子どもの遊びの姿」ではありませんでした。

そんな感じで1時間がたち、本来の野球の練習時間になりました。
一旦、遊びの区切りで、お茶を飲みにきたさんぽは
「もう・・帰りたい。いつまでやるの。」と言いました。

「さんぽ、あのね。今のは、遊びだったでしょ・・・。野球の練習はこれからだよ。」
さんぽの顔は助けを求めるかのように、ひきつっていました。
でも、「さあ、さんぽ!!やるぞ!!」の先生の声で、
慌てたように走っていきました。

いよいよ、野球練習開始。
でも、明らかにさんぽの顔は、表情がありませんでした。
でも、容赦なく進む内容に、なんとか無理やりついていっている。
「ダッシュ」のかけ声で、全ての力をふりしぼって走り出す。
何度も続くダッシュ
3本目で、急に倒れこみ咳き込みだしました。
とうとう、さんぽの心が崩れおちた・・・・私には、そう見えました。

限界だ・・・。

ドクターストップならぬ、ママストップ
さんぽを呼んで、
「疲れちゃったよね。ここで見ていようか。」と声をかけると
糸が切れたかのように、さんぽが泣き出しました。
先生が心配して、声をかけにきましたが
その時には、自閉スイッチの入った、ふてくされ態度で、顔をそむけました。


さんぽは、先生との遊びに全力を使い果たしてしまったのです。
そこから、野球練習をする余力は、もうなかった。

ここは、遊びだから適当に手を抜いて・・・
そんな器用な切り替えは、さんぽには、まだ無理なのです。

いつだって全力投球
・・・・なんだもんね・・・・。


でも、この日、定型発達との差をはっきりと感じました。
ずっとさんぽと一緒だったお友達、
遊びの時間では、適当にふざけたり、ルールをあえてやぶったり、
好きなように自由にしていて、野球教室の時間になっても、気持ちも身体も余裕があるんですよね。
だから、遊びから野球練習まで2時間、最後まで、笑顔でした。
途中で「さんぽ君、なんで、やらないの?楽しいよ。」なんて誘ってましたから・・・ハハハ。

お友達のお母さんは、
「うちの子は、いつも適当で、全然わかってなくてのほほんとしているからよ。」
なんて言ってたけれど
そういう「のほほんさ」が、定型さんのもつ「生きる力」のなせる技・・・。

さんぽの障害がもつ、敏感でマジメで頑張りやの部分ゆえの、生きる「弱さ」
そこを、改めて知った気がしました。



それにしても、この野球教室の先生の対応が見事でした。
最初こそ、活動ができなくなったさんぽに、一応声をかけましたが、
自閉スイッチONで、ふてぶてしい態度になってしまったさんぽには、
しばらく、かかわらないでそっとしておいてくれて
最後の活動になったときに(しかも、わかりやすい簡単な活動で)、再び声をかけてくれました。

気持ちを切り替えるのに十分な時間、1人の時間を確保してもらえたさんぽは
その時には、自閉スイッチをOFFにして、再びグラウンドへ自ら駆けていけたのです。

最後、先生たちと一緒に、大きな声で、終わりの挨拶をすませることができたさんぽ。
今回の経験は、「失敗したけど最後はがんばれた」といういい形で終えることができました。
逆に、最初からうまくいった成功体験より、もっと貴重だったかもしれません。

こういう経験の積み重ねが大事だよな・・・。

ところで、
この野球教室、指導する先生がとてもよくて、私もさんぽも大いに気に入って、
入会手続きまでしてしまったのですが
さすがに4人の生徒では、採算が合わないらしく、
1ヶ月の体験期間を経て、教室自体が消滅してしまいました・・・・。

がっくり・・・・・・。(入会金、返せ~~~。)

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6歳1ヶ月通院記録3-片付け

6歳1ヶ月通院記録シリーズ、これで最後です。
いつもなら、7,8記事いきますが、今回はね3回終了で~す。
さんぽが落ち着いているので。
この通院シリーズが好きな、さんぽの担当医ファンの方には申し訳ありませんが、
うふふ、私にはありがたいことです。

最後は、性懲りもなくまた、「片付け」について。

さんぽが、ストレスの増幅によって、おもちゃの「街づくり」が広がること
そして、その片付けはおろか、位置を少しでも変わると、パニックになること
だから、部屋に広げっぱなしになる・・・その対応に困っていること
ーーーは以前に、記事にしました。
(気になる方は、こちら→5歳6ヶ月通院記録ーストレスからくるこだわり行動の対応

その対応は、前回5歳の時の通院で、医師から教えていただきました。
その後、さんぽは「6歳になったら、つくった街を毎日片付けてもいい。」と言い出し、
事実、6歳の誕生日を迎えてからというもの
毎日、部屋は、寝る前にさっぱりと片付くようになりました。
見事なものです。
私の中にあった、イライラ感の原因も、なくなり、さんぽへのお小言が激減しました。

でも、そうなってくると、母のさらなる欲望が。
「もうそろそろ、自分から、自分の手で片づけをしてくれないかな。」

街は就寝前に片付くようになったものの、
「片付けるよ。いいね。」と言う私の一言は、必ずいるし
(言わなければ、そのまま。基本的にさんぽは片付けない方向に傾きがちなのです。)
私が片づけをやりださなければ、自分からすんなりやることは、まずありません。
「かっかも片付けて。オレ1人じゃできないよ。」と泣きそうになります。)

そんな姿を見ていると
たまに、テレビの特集でやったりする、いわゆる「ゴミ屋敷」に住んでいる人々の姿が、
ふと頭に浮かんだりします。
私がいなければ、さんぽは、ゴミ一つ片付かない中で暮らしてしまうかもしれない・・・。

さんぽ、自分で片付けられるようになるのかな・・・。

以前、おもちゃの街を広げっぱなしで、片付けることにパニックだった姿を思えば
今の悩みなど、贅沢なことですが・・・。
やっぱり、心配になってしまう。

それで、今回も、「片付けられないさんぽ」について、医師にきいてみた訳です。

医師は、「わかるわかる」といったふうに頷き、
「あのね。さんぽ君タイプはね。マジメですごい一生懸命だからね。
 遊びにも、全力投球するんです
 全力投球している間に、片付けに気持ちを切り替えるのは、すごく時間のかかることだし、
 遊び終わったころは、もう片付けの余力は残ってないの。
 お母さんと違って、さんぽ君にとって、片付けることは、遊びの続きではないのよね。
 新たな活動として、エネルギーのたくさんいることなの。」

「だから、今は、お母さんの手伝いがいる。もうそれは、お母さんも覚悟を決めなさい。
 もし、さんぽ君が遊びから片づけへ切りかえることが早くできたり、片づけを自分の手でしたら、
 必ず、大げさに、ありがとうとか、すごいねとか、おだててあげてね。
 経験を繰り返していくうちに、遊びから片付けまでが一つの活動になるし、片づけへのエネルギーを 残すようになる。
 それまでは、お母さんと一緒に、を基本で。」

ハイ、仰る通りにします・・・。
深く頷いてしまいました。
だってなんか、すっごいわかってしまって・・・。

遊びも全力投球」っていうの。

ひだまりとは、遊びに対する真剣度?しつこさ?が全然違うもんだから。

さんぽが、幼い頃(っていうか、今でも)、公園での遊び一つでも一つ一つ満足するまで超長くて、
さらに自分で決めてる遊びを一通り全部やるまで気がすまなくて、日が暮れてたし、
ビデオなら、毎日同じものを見ているのに、微動だせず、吸い込まれたかのように集中視、
好きな歌を鼻歌まじりに歌うのすら、大きな声で、歌詞を一句間違えることなく、音程も確実だし、
確かに、遊びですら、常に、真剣で完璧なんです。

逆にひだまりっていったら
あれだけ熱中してやってた様に見えた砂遊びも、「帰るよ」の一言で、すぐ立ち上がるし
自分が懇願してつけてもらったビデオも、途中からみてないし、
歌の歌詞なんて(これ、かきたくって)、
どんぐりころころどんぶりこ。やっぱりお山が恋しくて、泣いたらどじょうがでてきたよ。
(どんぐり泣くと、どじょうでてくるし・・・。なぐさめにきたのかね・・・。)
てんとうむしむしかたつむり、お前の目玉はさあ大変、おつのがでてきてこんにちは。
(メロディーどんぐりころころに変わってる・・・だいたいてんとうむしはかたつむりじゃない・・・。)
バナナが一本ありました。子どもが二人でごっつんこ、あいたたごめんよその調子。
(また歌変わってる・・・、こどもが二人でごっつんこっていうのもわからんでもないけど・・。)
もうめっちゃくちゃ。
適当なんですよね。気楽なもんって言うか。
さんぽならありえない。このいい加減さ。っていうか、許されないっ!

ひだまりが遊びに、さんぽほどエネルギーを使ってないっていうのが、よくわかります。
自然に上手に、力、抜いてるんだよね、ひだまりは。


そう思えば、さんぽが、片づけができないっていうのも、十分納得。

そっか・・・そこまで力が残ってないか・・・。
片付けと遊びのエネルギーは別のものだもんね。
で、今は、まだ、うまく分割できずに、片づけまで力が持たないんだね。
あれだけ、全力、遊びに使えば、無理もないか。

しばらくは、母がこえかけして、一緒に片付けもありか・・・

ここでも、上手な手伝いがいるんだなあ。
なかなか、あなどれない、「子どもを手伝う」ということ
ちょっと、根気と技がいりそうですね。

そういえば、「遊びにも全力投球」で思い出した最近のエピソードが一つ
次の記事にしようと思います。

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6歳1ヶ月通院記録ー就学に向けてー

通院記録の続きです。

漠然とした就学への心配は、常にあるのですが
具体的に何が不安で、どんな対応をしていけばいいのか、よくわからない私に
医師は、こういう話をしてくれました。

学校生活で一番身につけたいこと
それは
「宿題など、提出物は、期限を守って提出する習慣」

課題を行う・提出物を提出する
これは、今後将来にわたってずっと行うことになる活動で、人からの評価につながるものです。
そして、さんぽタイプにとって、意識していないと、習慣つくのが遅れるものらしい。
課題をためてしまいやすいのには、原因があるのですが、課題をためたことで、さらなる2次弊害がでてくる、と医師に言われました。

習慣つくのが難しい理由に
学校生活の見通しがつくまで、学校から帰っるとぐったりしていたり、ストレスがたまっていたりして、
家では学校のことに気持ちが向かない。
さんぽのような手と目の協応に問題があるタイプの場合、書くこと自体に労力が必要で面倒なため、精神的につかれていると家では鉛筆を持つことも抵抗しがちである。
だからこそ、課題や提出物を、やりたがらない傾向を持つようです。


対応のポイントになるのは
新しい環境の中で力を使い果たしてくるさんぽの状態は理解し
「あれもこれも自分でやりなさい」を強要せず、本人にとっての負担を減らすことを考える。

課題や提出物に関しては、「その日に行い期限内に提出する」を最優先するのです。
それ以外の本人に負担になる事柄は、お母さんがバリバリ手伝ってしまう。

例えば。。。
内容自体は、お母さんがカバーしてしちゃう。
でも、そこは、本人も「自分もやった」と思えるくらいの上手な言葉かけがいります。
「作文が難しいなら、お母さんがやってあげようか。でも全部書いちゃうと、学校の先生にしかられちゃうから、お母さんと鉛筆を一緒にもって書こう(或いは、お母さんがかいた文字をたどろう)」
みたいな。

でも、私の中で、一抹の不安が・・・・
ーーーー 先生、でも、宿題はお母さんがやってくれる・・・が当たり前にならないですかね?

医師は、「はい、わかりますよ、でも心配いりません。」と。
 さんぽ君タイプの場合、心配しなくていいです。
 本人が、自分でやれる、やりたいと思ったときに、手伝おうとするお母さんの手を払うはずです。
 支援が適切であれば、その日は必ず来ますから。
 お母さん、今まで、さんぽ君のそういう成長、何度も見てきたでしょ。
 だから、腹をすえて、始めに、しっかりと手伝ってあげればいいのです。


腹をすえて、始めにしっかりと手伝ってあげる

この考えは、就学を迎えるさんぽ君に、とても必要で基本的な支援プロセスだそうです。

見通しが立たない学校生活は、何もかも不安で、
新しい活動はもちろん、今までできたことも不安でできなくなる。
その時に、「1年生になったんだから、自分でやらせる。考えさせる。」ではなく
「1年生だから、お母さんがやってあげる。」形にすること。
「甘やかしてる」と思うほど、手伝ってあげればいい。

ランドセルの支度にしろ、名札や服の着脱にしろ、
最初は、ほとんどお母さんが手伝える限りの支援をする。
いよいよ、学校生活に慣れてきたら、徐々に、一部だけ本人にやらせるなど
・・・頃合を見て、本人にあわせ、支援の割合を、少しずつ少しずつ減らしていく。

そういうプロセスをふむことで
「できないぼく」を意識させずに
「すごい、また一つ自分でできるようになった ぼく」を増やしていく。

なるほど・・・と思いました。
私の中にあった、「1年生」という区切りを利用して、いろいろ自分でやらせたい・・・なんていう
欲張った想いは、間違っていたんだと気づきました。
そういえば、園に入るときも、私は、結構、自分で起きる・支度する・服を着る・・・など
さんぽに強いていました。
出産をひかえ、祖母の預けた時に、戸惑ったり困ったりしないよう
朝の支度は、自分でできるまでにさせておきたい・・・という想いからでした。
今、思えば、そういうやり方も、登園しぶりを長引かせた原因になっていたのかもしれません。


最初はフルに手伝って、徐々に自分でできるところを増やしていく・・・。

できない自分を意識させずに、できていく自分を感じさせるプロセス

確かに、さんぽには、一番適切な方法かな・・・と思います。


医師は、付け加えて言いました。


基本的に彼らは、
「すごくまじめで、超がんばり屋」なのです。

自分の中で、「できる」と思うことなら、全力で頑張りたいと思っている。

そこを大切にしてあげるのです。

たくさん手伝うことは、彼らを甘やかしているのではありません。
彼らへの正しい支援なんです。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

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