ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

メリークリスマス!!

クリスマスイブですね。
今年も、さんぽとひだまりを連れて、あちこちのイルミネーション見に行きました。
ひだまりが、「キラキラ、きれーだねー。」と味わえるようになったので
今年のイルミネーションの鑑賞は、また一層楽しい。

去年と違うのは、さんぽの保育園後に、イルミネーションを見にいけなくなったことかな。
保育園後は、家族で過ごすより、お友達と遊ぶ約束の方を、さんぽが選択するようになったから。
去年は、「キラキラ見に行く?」って言えば、どんな時でも「行く!」って答えたのにな。
さんぽは、キラキラが小さい頃から大好きで、私もさんぽがはしゃぐ姿、見てるのがすきだったんだけれどな。

心は成長していくもの。いつまでも小さいままではないもんね。
寂しいけれど、こうやって大きくなる姿、見送っていかなきゃね。


クリスマスのイルミネーション、

だんなは「電気の無駄づかい、エネルギーの無駄な消費だー!」と言いますが
私は、大人ながら心安らぎます。

そこに行き交う人々の姿・・・
手をつないで笑顔をかわす、プレゼントを抱えた家族
肩を寄せ合う恋人たちのシルエット
この時だけは、ケーキ屋をのぞく、会社帰りのパパたち
携帯のカメラで写し合ってはしゃぐ、制服の女の子たち・・・


空から降ってくるような、たくさんの輝く光の中で、
当たり前に繰り広げられている、笑顔の日常

街のイルミネーションの中を、さんぽとひだまりと手をつないで歩きながら
私も、その当たり前の笑顔の1人なんだと想像するのも幸せ。

イルミネーションから伝わるあたたかい人の気配
流れるクリスマスソングの、優しくて穏やかな音色

クリスマスの街が、こんなに心安らぐのは
普段は感じたこともない、「平和であること」のあたたかさを、感じるからなのかもしれない。


私は、正直、クリスチャンでも何でもないんですが
(母の実家はお寺で、関係ないですが、おじいちゃんはお坊さん・・・ハハハ)
クリスマスという、お祝いが、大人になってもなぜ、こうやって心をなごませてくれるのか
何となくわかる気がするのです。


どうか、世界の全ての子どもたちが、今日は、平和な夜を迎えられますように。
銃の音ではなく、クリスマスソングを耳にしますように。

誰もが、サンタの訪れをうきうきしながら待つ・・・そんな静かで優しい夜でありますように。


アメリカの同時多発テロ、その後も続いていた戦争の話題が頻繁だった頃
さんぽがお腹に宿っていた私は、いったい、そこの妊婦さんたちはどんな思いをしているんだろうと思った。
さんぽが産まれ、その小さな命を抱いた時、この命を守るのは私しかいないんだと。
この地球で生きる母たちは、きっとみなそう思っている、
クリスマスの日に、子どもの笑顔が見たいと。

私にできることは何もないのだけれど
毎年、この日は、誰かに向けて、クリスマスソングを奏でようと思う。

たった一人の小さな反戦活動・・・今年も続けます。


世界の子どもたちに、クリスマスソングが届きますように!!


メリークリスマス!!!


A very Merry Xmas
   And a happy new year
    Lets hope its a good one
    without any fear

       (John Lennon 「Happy Xmas(War Is Over)」 )





テーマ:クリスマス - ジャンル:育児

マイホーム大作戦・・・障害を話す

いきなり寒いですね。
今年初の雪を見て、さんぽは、「わあーーすっげー。」
朝寝巻きのまま飛び出していきました。
手足が凍えることも気にせず、雪を手づかみしたり、雪にダイブしたり・・・
・・・いいねえ~~子どものこういう姿って、大好きです、私。

ところで
少し前に、UPしていました。「マイホーム大作戦」の近況報告です。


実は、少しずつ進んでいるんです。
今日は、その一番最初のことを・・・。


進む前に、どうしても、筋を通しておきたかったことがあります。

それは、だんなのお義母さんに、ふるさとに戻らず今の場所で住むということを承諾してもらうこと。
ここを話さなくては、やっぱりスタートできない。スタートしてはいけないと思う。

長男のだんなにとっては、とても大きな決心がいるのもわかる。
でも、さんぽのことを思うと、今の場所を捨てられない。
同居は受け入れることはできても、この場所は私もどうしてもゆずれない。
私にもさんぽにも、どうしても、ここの場所が必要なのだ。

それには、やっぱり
さんぽのことを知ってもらうべきだと思う。
さんぽがどうしてこの場所が必要なのか、その意味を正しく伝えるべきだと思う。

いや・・・きっかけはどちらなのかわからない。
今、さんぽのことを、お義母さんに知ってもらうのは、自然な流れ。
隠し続けたまま、これからも付き合い続けていく方が、私にはおかしいように感じる。

結婚して14年
お義母さんがどんな人か、だいたいわかっている。
お義母さんは、全てを話せば、きっと理解してくれる。そんな気がする。
     


以前の記事にもしましたが、
はじめは、マイホームの話になると、のらりくらりとして、前向きな姿勢を見せなかっただんな。
タイムリーに、だんな好みの自然がいっぱい残る土地が売り出された時から
少しずつ、気持ちが揺らいできました。

土地の確保が確実になってきたある日の夜、
だんなが「明日、母さんのところにいってくる」とぽつり。

いってくる
行って来る・・・・?、言ってくる・・・・?

それが何を意味しているのか、私だってわかる。
「ごめんね・・。よろしくね・・・。私を悪者にしてもいいんだ。」とだけ話しました。

さんぽのこと、どんなふうに話すつもりなのか
どういういきさつがあって、この場所でこれから生きていくことを決めたのか
その核となる大事な部分を、どうやって伝えるのか
何もきかず、全て、だんなに任せようと思いました。

だんなは、早々と布団に入り、ずっと考え事をしているように見えました。


次の日、実家から戻ってきただんなは、小さな声でつぶやきました。
「母さん、いいって。そうしなさいって。」

私は、のどにつまる想いがこみあげてききました。

お母さんの答えは思った通りだった。きっとそういうだろうと思ってた

でも・・・、息子がふるさとを離れて生きていくこと選択したこと、
もしかしたら、孫が生まれたからもうすぐ自分の近くに戻ってくるかもしれないとどこかで期待していた想いが
完全に否定されたこと
そして、ただただかわいいと思っていた孫に、障害の疑いがある・・・その受け容れがたい衝撃

それら全ての話を、その場で受け止め、
「そっちで住むのがいいよ。そうしなさい」と言うその言葉は、
お義母さんにとってどんな想いの言葉だっただろう・・・。

   私のことは、いいの。
   息子の想い、孫のこと、十分わかるから。それが優先でいいのよ。
   私はそれでいいのよ。

お義母さん、
一番の期待に応えられなくて、ごめんなさい・・・。

理解をしてくれて、本当にありがとう。


その後、だんなが、お義母さんにどんなことを話したのか伝えてくれました。

さんぽは、1歳半の頃に、「自閉症」の疑いを指摘されて、脳波検査を受けたり、定期的に児童精神科に通っていること。
療育をうけ、園でも支援を受けて、随分成長してきたけれど、根本的な性質は、治るわけではないこと。
今後は、LD的な要素が中心に課題になってくる、そのことを学校に伝えてあり、支援体制をお願いしてあること。
環境の大きな変化は、今のさんぽにとって、ダメージが大きく、さらに
この場所から離れると、支援体制や支援者が0からになってしまう、そのマイナス部分の大きさ。
お義母さんが、こちらに住む気持ちがあれば、同居は構わない、自由に選択してもらっていいこと。

だんなは、話すと決めたら、隠したりごまかすことなく、全て正直に話したようです。
こういうところ・・・だんならしいなと思います。


それから、しばらくして数回、だんなの実家に行く機会がありました。
ただ私には、さんぽも一緒なので、お義母さんと深刻な話しをするタイミングがなかなかありません。
私もお義母さんも、あえて、その話にならないようにしている面もあるかもしれません。


でも、お義母さんの目は、今まで通り優しい。
そして帰りには、こういって送ってくれるのです。

「子育ては大変ね。でもなるようになるから。心配しすぎちゃダメよ。大丈夫大丈夫!」


さんぽのことを話しても、ここで生きることを決めても
誰を責めることなく、今までの愛を変わらず贈りつづけてくれる。


ねえ、さんぽ、素敵なおばあちゃんがいて、本当によかったね。

こんなおばあちゃんに、さんぽのこと、ちゃんと知ってもらえてよかったね。



マイホーム大作戦、
白く光る、いいスタートラインがひけました。


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体の変化をうけいれる・・・6歳臼歯

ここ最近、さんぽが大変だったのに、負のサイン以外にもう一つの理由があります。

6歳臼歯

6歳臼歯・・・6歳頃に生えてくる、奥歯。
乳歯が抜けることなく、突然奥から歯茎を突き破ってでてくる大きな大人の歯です。

そう・・・確かに、さんぽにとっては、経験のないことだった。

まさか、でも、それがパニックを引き起こすことになるとは・・・
ちょっと予想できませんでした。



「歯が痛い、虫歯ができちゃったみたい。」
突然、夜寝る前になって、ほっぺを押さえて言うさんぽ。
見ると、痛いのは、以前虫歯を治療してもらった奥歯の歯のようです。
私がみたところ、虫歯のような部分は見当たらないけれど、痛みがそんなにあるなんて、相当進行した虫歯のはず。
気になると、痛くてたまらないようで、わあわあと泣き出して止まりません。


もしかしたら・・・治療してもらった見えない部分で、虫歯が進行して化膿してるのかもしれない。
そうなると、神経をぬくことになるかな。やばいな・・・そんな治療、さんぽに耐えられるかな。
私も、あせります。
もし、神経をぬくような治療になるなら、パニックの子にも慣れているような、
はっきりと障害のある子どもも受けいれている歯医者に行ったほうがいいかもしれない。
その夜は、私もずっと歯医者を検索

その間、さんぽは、
どうにも納まらない痛み、それからきっと、「明日、歯医者に行かされる」怖さで
久しぶりのパニック状態。
夜中、叫び泣き、暴れるので、鎮痛剤を飲ませました。

朝一で、とりあえずいきつけの歯医者。
さんぽももちろん、私も、緊張でガチガチ震えてました。 
ところが、その歯医者さん、見たとたん

「はいはい、これね。ここふくらんでるでしょ。さんぽ君もいよいよ6歳。
6歳臼歯ががんばって、はぐきつきやぶってるのね。
はぐきつきやぶるまで、痛いけど我慢ね。歯医者も、何にもできないから、鎮痛剤出しておきますね。」

は?目がぱちくりの私。
「やったー。」両手を上げて喜ぶさんぽ。

それをきいたとたん、痛みも消えたらしい。ハハハ・・・
ご飯をかみかみもりもり食べるさんぽを見ながら、いったい昨日の夜はなんだったのか・・・がっくりと力が抜ける。
予定通り、だんなの実家にも遊びに行き、さんぽは、絶好調のハイテンションを保ってました。

ところが、

再び夕方から「イタイイタイ!痛いよおーーー、全然、治んないよーーー。」
おばあちゃんちで暴れて転げまわるさんぽ。
何を言っても、耳に入らない。大好きなうなぎご飯を見ることもできない。

「どうしましょう。あんなに痛いなんて、もう一回医者に見てもらった方が・・・」
心配するおばあちゃん。
こういう状態のさんぽに「医者」は禁句ですが、さんぽのあんな姿見れば、無理もありません。

歯医者さんからもらった鎮痛剤を飲ましたり、
気晴らしに、おんぶして(体重26キロ・・私が倒れそう)近くの新幹線を見に行ったり
あらゆる手を使いましたが、パニック指数はあがるばかり。

久々に・・・私、途方にくれました。

おばあちゃんちからバタバタと退散。

車の中でも、家についても、パニックは続いていましたが、
布団に寝かせ、痛くて寝られないのなら、好きなビデオを見てすごしなさいと、1人にすると
しばらくして泣き止み、12時半までビデオを見て・・・自然に寝ました。

はぁ~・・・・ぐったり。

・・いつまでこの痛みが続くのだろう。
さんぽにとって、あんなにひどい痛みが長く続くと、精神状態も悪くなりそう・・・。
その夜も、「6歳臼歯」で検索。
調べると、「歯茎を切開して、臼歯を早く出してしまう」手もあると。

次の日の朝、再び、痛いと泣き叫ぶさんぽに、そのことを説明しました。
「歯医者でその方法をとって、痛みをなくしてもらうのと、痛いのを我慢して園にいくのと、どっちがいい?」

ーーーー痛みを我慢して園に行くらしい・・・。おいっ我慢できんのかよ。


結局、その後も、さんぽの夜のパニックは、それから3日続きました。
「食べると痛くなるから、食べない。」
さんぽがそう決めてしまうと、食べることすら拒否。
おかゆで過ごしました。

鎮痛剤もいらなくなり、おかゆ以外にお菓子や好きなものを食べるようになって、やっといい兆しが・・・。
完全な生活には1週間かかりました。


驚くのは、

周りのママたちに、子どもの「6歳臼歯が生える時の痛み」について、聞いてみたけれど
「どうだったかな?痛がってたかな?」程度だったこと。
実は、今回の騒動で、結構「6歳臼歯の痛みについて」も検索したのですが、あまりヒットしないんです。
周りは、さんぽほど、長くひどく痛がるものではないもののようです。


改めて、さんぽが
「自分の身体が、大人になっていく変化」に
敏感に痛みや不安を感じること。
経験していないその感覚が、パニックさえも引き起こす程のものとなるんだと知りました。

6歳臼歯が生える
たった1本の歯の、小さな変化をうけいれるのに、さんぽはこれだけの痛みと時間が必要だった。

身体の中でもっと大きな変化がおきる、第2次成長期に入ったときは・・・・?

さんぽたちのタイプが、10歳の壁にぶち当たった時の大変さや
思春期からの新たな支援の必要さを、何度も耳にしていますが

今回のことで、それが何故なのか、少しわかった気がします。

私たちが、「そういうものなんだ」とさらっと受け止めていける、自分の体の変化
でも、さんぽは、もっともっと、その変化を敏感に感じ取り
それに対し、たくさんの痛みや不安をつのらせて
時間をたっぷりかけて受け入れていく。

だからこそ、そこに痛みと不安を和らげる上手な支援が
正しい情報を得られる環境と、待って見守ることのできる目が
いるんだよなと。


騒ぐさんぽの歯茎を、容赦なくつきやぶり
白く浮かびあがってきた、歯の王様「6歳臼歯」に教えられました。

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負のサイン2

あれからどうしたのかな?って気になる方もいたかと思います。
さんぽの負のサイン

まだ、サインは少し残っていますが、根本的な面では、改善の方向に向かっていると思います。

交友関係の問題・・・・これは簡単に解決できることではない。
それは、さんぽみたいなタイプに限ったことじゃないですよね。
ゆがんだ交友関係を、本当に、いい形にしていくには、長い時間がかかる。
逆に、「先生からしかってもらう」とか「目には目をでどなりこむ」とかいう即効の解決を迫ろうとすると、
表面的なもので終わるのはわかってる。
最悪は再発の恐れさえ懸念されて
さんぽにとって、そっちの経験の方が怖いと思うのです。

ここは、腹をくくって、何をどうしたいのか、私の中で整理をしなくては。
そして、じっくりと見守っていく辛抱強さが、一番解決の道に結びつくはず。


対応は、慎重にすすめました。

作戦としては、
1、大人の注意の目を増やす。
2、トラ君との今の関係を修正し、周りのお友達の意識を変える
3、さんぽ自身に、嫌なことから逃げる方法を教えていく。

まず、先生に事実(さんぽのチック)について話し、原因をなくすための協力をお願いしました。
数日後、もう一度、先生と相談し、私の見解と先生の見解が一致したところで
(多少、ずれはあったんですが、ここは先生をたてて)
先生の方には、さんぽは、トラ君との関係でとても嫌な思いをしていて、
でも、それをうまく伝えることができないでいるということを理解してもらいました。

その上で、先生には、自由時間に少し気をつけてみてもらって、必要な場面では、
トラ君には、さんぽが嫌がっていること
それから、さんぽには、嫌だと表現することを
仲介してもらうようお願いしました。

さらに、私が一番気になること
トラ君のやってることを真似して、周りがトラ君と同じような態度で、さんぽを扱うようになってきていること
に対して、クラス全体に遊びの正しいルールについて、考える機会をつくってほしいということも、付け加えました。

先生は、しばらく自由時間は注意して見ていてくれていたようです。
クラス全体へも、「お友達にしていいこと、いけないこと」というお話をしてくれたらしく
その際に、「大人の助けをよぶ」という話もあったようです。
さんぽにとって印象的だったようで、「かっかと同じことを先生が言っていた。」と話していました。
先生には、できる範囲で、良い対応をしてもらえたなと思います。

それから、私も、朝の自由時間は、しばらく一緒に遊びました。
トラ君ともできるだけ明るい会話を交わして、こちらのペースに誘い
トラ君が私に笑顔を見せるようになったところで、ちょっと態度を変え
「トラ君、さんぽに意地悪する遊びしてるよね。あれ、つまらないからやめてね。」と。

このくらいの脅しは、大人の方が一枚上ということで、許してもらおう。


周りもかためました。
さんぽの仲のいいお友達のママにメール。
「最近のさんぽの様子が気になるので、ちょっと子どもに何があるのかきいてほしい。」
早速、返ってきたのは、やっぱり、トラ君のさんぽへの執拗な意地悪の数々
その事実に、涙してくれたお母さんもいました。

いつも思うのですが、さんぽの周りは本当にあたたかい
さんぽは、生まれながら、出会いの力を持っていると、何かあるたびに思うのです。

ママたちには、さんぽがうまく嫌だということを伝えれらず、先生の助けをよぶこともできないということ
だから、「ヒーローのようにお友達の方で助けてあげてくれないか」と伝えてもらいました。

ママたちからも、数々アドバイスをもらいました。
朝は、テンションが低いので、トラ君より早く行って、テンションを先に上げておいたほうがいいとか。
担任の先生以外に、あの先生に頼んでおくと、しっかり見てくれるとか。

一緒に涙して、一緒にさんぽのことを考えてくれる・・・
こういう関係が、本当にありがたい。

さんぽにとって、これからもこういった問題は、必ずあるとは思うのだけれど
この仲間に囲まれていれば、きっとのりこえられる
そんな気持ちになり、私も随分励まされました。

そんな感じで対応した次の日の朝、
さんぽを囲むお友達の目が、「守ってあげなければ」という気遣いのオーラでいっぱいなのを感じました。

トラ君が放った言葉に、こどもなりに意地悪な部分を感じた時には
「これだっ、この言葉、いけないよね。だめだよね。」
といった目で、私を振り返る
こどもたちの素直で純粋な心に、私の胸には、何ともあたたかいものが広がります。

さんぽは、きっと大丈夫。
これからもきっと。
ここにいれば、きっと大丈夫。

まだ心配は残ってはいるのですが
この先は、子どもたちと先生に任せようと思っています。
私はそおっと見守るだけにしようと。


今回の経験は、さんぽにとって、つらいものではあったけれど、
今回のことが、先生に話したこと、みんなに助けてもらうことによって、良い方向に動いたことは、
さんぽにとって大切な経験であったように思います。

なかなか小学校に入ると、こういう形で親が介入することはできないですよね。
自分で解決する方法を身につける段階的なトレーニングと思えば、とても意味があった。

さんぽの自閉的な行動である「負のサイン」のおかげです。




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歳をとる

もう、恥もなく、お誕生日なのって言える歳でもないのですが
昨日をもちまして、また、ついに、人生をはかるものさしでは、一つ長くなった私です。

小さい頃は、この日がくるのが楽しみで
父がこの日だけ連れて行ってくれる、老舗のおもちゃ屋さんで、何を買おうかワクワクした。
今は、なくなってしまったそのおもちゃ屋さん
所狭しと、あらゆるおもちゃが、たくさんたくさん天井まで並べてある
あのキラキラとしたパラダイスな風景は、今も、幼い子どもの夢と一緒に、フラッシュバックする。

思春期の頃は、おもちゃよりも、一つ大人に近づく自分に震える感動があって
0時になるその瞬間を、1人楽しみ、大人になるという自分に酔った。
お友達からもらうメッセージや、手紙、そういう自分への言葉自体が、ものより尊い贈り物になった。

20代の頃、この日は、サプライズなことでいっぱいだった。
「若くて頼りない、でもオレたちの担任」のために、クラスのこどもたちがひそひそと自分たちだけで計画した、素敵なサプライズパーティー。
朝の教室は、黒板一面にかかれたお祝いメッセージと歌、子どもたちが一生懸命考えた演出に一日笑顔がはじけとぶ。
37人分の折り紙金メダルを首からかけて、この仕事を選んだ喜びを、ぎゅっとかみ締めた。
たくさんの子どもたちに囲まれて、生のエネルギーをもらったし、
私自身もめいっぱいエネルギーを放出した日だったかもしれない。

30代になり、仕事をやめた後は
誕生日を知る人も、エネルギーをもらうことも、祝ってもらう機会もなくなった。

でも、目の前にいる、自分の手に抱かれる命に、愛を
なんでもない、普通の日であることに、不思議な安堵感をもらう

自分が生きていることが、どんなことなのか、深く悩まなくても、答えはここにある
自分を今、必要としている存在があることの、何ともいえない喜び

ものでもない、まして言葉でもない
この世には、そういうものとは違う、究極の贈り物があるんだと知る。


歳をとる


すっかり、肌も収集がつかなくなり、おなかも重力に従っておちてきて
もう、あの頃の私に戻ることは難しい。
おもちゃに囲まれたあの日も、お友達からのお手紙を並べたあの日も、
生命力いっぱいの子どもたちに祝ってもらったあの日も、本当に素敵だったけれど

あの時に戻りたいとは思わない。

今の自分が、今の自分らしく、歳をとることが
何よりもすごいのだと。


さんぽが広告の裏に書いてくれた、逆さ文字いっぱいの「おたんじょうび、おめでとう」
そして、ひだまりが私より早く吹きけした、バースデイケーキのろうそくの火

こんな当たり前に
また一つ歳をとれた

私は、幸せです。

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