ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

かなわない存在

さんぽが 病気と聞いて 駆けつけてくれた おばあちゃん→私の母です。
おばあちゃんの声を聞くや否や とびおきたさんぽは 
テンション最上級で おしゃべりがとまりませんでした
熱 38度6分・・・。やれやれ おばあちゃんの存在は、さんぽの熱にも 負けません。  

さんぽは おばあちゃんが大好きなんです。
 
さんぽが パニック続出だった2歳頃
パニックをおさめるのに すぐに使った手 「おばあちゃんちに行く?」

そう 何度助けてもらったでしょう。
さんぽの今までの発達と成長に おばあちゃんの存在はかかせません。

いつだって 半ば半分 パニックが残ったまま 突然くる さんぽに

「よくきたね。さあ おばあちゃんと いつものところに行こう。」
そのまま 二人は いつも同じ公園へ行き 暗くなるまで 帰ってこなかった。

帰ってくる時は さんぽはおばあちゃんの背中・・・。
「さんちゃんは~ いいこです~ さんちゃんは~ おりこうさん~
繰り返し 繰り返し 
いいこだね~ おりこうさん~ と唄う 優しい声に 幸せそうに目を閉じて 
背中にもたれかかって寝息をたてている。 

私の母・・・おばあちゃんは元保育士 (といっても結婚する前に4年ほどだけですが)
こどもへの接し方には 私より強い ポリシーがあって
ずっと かたくなに その態度を 守り続けています。

「子どもにしかることなんて何もない。
         子どものやることを全部受け止めてあげればいい」 

おばあちゃんは さんぽの障害を 知りません。
いや・・・・ もしかしたら 何かを感じているかもしれません。
でも 感じていようと感じていないだろうと その態度は おそらく同じ。
どんなに対応を勉強しても 私は かなわない・・・・ 
私にはできないことを 自然体で やってのける母。

本当は 幼児相談で 初めて指摘された時 私は 自分だけで抱えきれず 
「疑いがあるといわれた」ことを すぐ 母に話しました。
「そう?よくわからないけど?私はおばあちゃんだし、さんちゃん好きだから 関係ないわ。」
と あっさり・・・。その後も そのことについて ふれることはありません。

でも、私以上に ありのままのさんぽを 全部受け入れ 
さんぽのやりたいことを 一切否定せず 好きなだけやらしてくれる おばあちゃん。
そこには、私が「こう対応して欲しい」と望むことは ほとんどなく
おばあちゃんと一緒にいるさんぽは きまって安定していました。
私は 安心して さんぽを任せていました。

そんなおばあちゃんとさんぽの関係
記録しておきたいエピソードがあります。 

ある日 いつもの公園から帰ってきて おんぶしたさんぽを布団で寝かせながら
おばあちゃんが 喜んだ目で 言いました。
「さんちゃん 卒業したのよ。今までのコース。」

その頃のさんぽは 公園に行ったら
まず 延々と視覚遊び(ブランコの柵にそって ひたすら走る)や 延々と ブランコ  
終了させるのも大変だし 次の遊びに誘うのも 一苦労でした。

なのに 必ず さんぽと二人で 公園に行く母
いったい どう過ごしてるのか 想像もつきませんでした。
問いただしても 母は
「いつもと同じ。とっても おりこうだったわよ。ね、さんちゃん。」

でも その日 やっとわかったのです。
おばあちゃんは 公園に行っても いつもと同じ態度だっただけ。 

「ありのままのさんぽが ありのまま すきなだけ」 

いつもの公園
いくと 最初にブランコ 好きなだけ
次は 砂場 砂場のへりを さんぽが先頭でおばあちゃんが後ろで 電車ごっこ 好きなだけ
次は 休憩所で ぐるぐる回る 好きなだけ
そしたら 隣の広場で 階段を一緒に並んで のぼっておりて 好きなだけ
そのうち 「おんぶ」せがんでくるから 帰宅

このコース 遊具で遊ばない さんぽが決めたこのコースを
半年間  
おばあちゃんは ひたすら 付き合っていたようなのです。 
活動をやめるのも 次の活動に移るのも さんぽ次第
私の時のように 活動を制したり 管理したりすることはしない。 
さんぽは ありのままの自分で 本当の自由を得る時間だったに違いありません。 

「でも コースが変わったの。あのコースは 満足したのよ。卒業ね。」

コースは さんぽのこだわり。それ以外のことは したくなかったんでしょう。
でも 半年間 さんざん 好きなだけ 思う存分 こだわりに付き合ってもらって 
十分満ち足りた時、
さんぽは 次の階段の一歩を 自分から踏み出したんですね。
まさに 自ら成長した 瞬間 
さんぽが 卒業を選んだということ。   

私には できなかった・・・。
延々と続く 視覚遊びに 延々と付き合うことは 怖かった。
さんぽは 活動を終了ができないから 教えてあげなければ と手だてを探った。
それは さんぽの社会性のスキルを身につけさせるために必要だと 思っていた
でも 本当は・・・私の都合じゃなかったか?純粋にさんぽのためだけだったか?       

さんぽは さんぽのままでありえるために おばあちゃんとの時間が 必要だったに違いない。

ありのまま 好きなだけ

何度も何度も同じ活動を 繰り返しながら いつか さんぽの中で FULLになる
それを にっこりと笑って 待ち続ける時間 
待ってくれる人の存在
それは おばあちゃんだったのではないかと・・・。

さんぽのありのままを 前面に受け入れてくれる場所があって 初めて
私とさんぽの関係は つくられていたんではないかと 思います。

おばあちゃんとの公園のコース 
新しくなってからは 短期間で次々コースが変わるようになり
視覚遊びをしなくなり たくさんの遊具を選ぶようになり
次第に さんぽは コースを決めずに 公園に行くようになったようです。

時を同じくして 
さんぽは 心も体も全面的に委ねていた おばあちゃんに
自立心を むき出しにするようになりました。
さんぽの 反抗期は まず 対おばあちゃんから 始まったのです。

心を安定させる方法は おばあちゃんのおんぶではなくなりました。
おばあちゃんとの公園より お友達との公園を 楽しむようになりました 
ついに さんぽは
甘くて優しいおばあちゃんとの時間との 卒業も 迎えました。 

自然な・・・ 成長の証です。

でも・・・ そこに 大切な土台があった
私にはなかった ありのままを 何も恐れず 愛で包み込む両手
さんぽは その両手に 満足するまで抱かれて  
次のステップに 進むことができたのだと思います。

おばあちゃんがあって さんぽの今がある。

私は 母には 全くかなわないのです。
そして 母に育てられて 私は 幸せだった・・・・と つくづく思います。



ただ・・・
姑だったとしたら これだけ大きい存在は ちょっとどうでしょう??
(ポリシーの強さは 私の子育てにも 何かと一言あったような・・・。)
(それが 結構正しいだけに 打ちのめされたような・・・。)

ふぅ・・・・本当に 母でよかった・・・・。   

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

朝からすてきな記事を読ませてもらって、ありがとう。

ありのまま受けとめるだけ。
それだけで子どもは自分の足で歩き始める。

それは障碍があってもなくても同じ事。

それは私がずっと根幹にしてきたこと。

最近、またうまくいかないことや、うまくできないことがあって・・・この記事を読んで、改めて思い直しています。

子どもに与えるメッセージは、
「それで良い。」
いつもそれだけ。

ありがとう。

それから・・・そんなすてきなお母さんに大事に育てられたskymamaさんも、心の深いところがちゃんと育っているすてきな人だな・・・っていつも思っているよ。

  • 2008/07/25(金) 07:01:15 |
  • URL |
  • FL #NqNw5XB.
  • [ 編集]

FLさんへ
優しいコメント ありがとうございます。
この記事・・・書きながら ずっとFLさんを思っていました。
母は おばあちゃんであり
FLさんは お母さんであり
立場が違って 簡単には とうていいえないですが
私の中では FLさんと母とが 延長上につながって見えています。
さんぽとの関係がうまくいかない時、しかってしまった時、
さんぽのストレスをうまく発散させてあげていない時
いつも 心に思い出すのです。
母の・・・・
そしてFLさんの・・・姿勢を。
「ありのままを 受け止める。
 ・・・あなたは あなたのままでいいんだよ。」

私こそ いつも 励まされているんです。
朝 一番のコメント 本当に うれしかったです。
ありがとうございました。

実は さんぽのおばあちゃんへの態度にはもう少し続きがあります。
記事には 細かくかきませんでしたが、さんぽの自立心が芽生えてきた時、
自分の幼心を断ち切るためか、対おばあちゃんへの行動は 
とても複雑で とても混乱していました。
急激すぎる おばあちゃんへの言動や行動の変化に、理解に苦しんだ時期もありました。
それも、越えた今は、
幼い頃の、いわゆる全てを委ね、自分の何もかもを放り投げたような甘えではなく、
一つ距離をおいた愛(おばあちゃんを守ってあげたい的な?)でいっぱいに見えます。
さんぽは 今、とてもおばあちゃんを大切に思っています。
   

  • 2008/07/26(土) 23:48:28 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

そっか・・・。
ありがとう。
コロん太は、この週末荒れ荒れで・・・ちょっとパワーをもらった感じです。
今日も、ありのまま。
ゆっくりがんばろ。

  • 2008/07/27(日) 06:59:38 |
  • URL |
  • FL #-
  • [ 編集]

うらやましいです

はじめまして?だと思います
よきおばあちゃんの存在。うらやましいです。
我が家は、母(実母)は脳出血で10年まえに倒れ、障害者で言語も出ません。
奥さんの母は元気で、たっとくん達も可愛がってくれますが、奥さんが頑張りすぎちゃうので、skymamaさんのおかあさんのようには、
たっとくんとの付き合いの深さは無いと思います。
正直、夫婦でいろいろ頑張ってます。が
相談というか、参考になる手本が見つからないので、精神的につらい時にskymamaさんのお母さんのような人が欲しいですね。
特に、我が家の奥さんには?

  • 2008/07/28(月) 12:21:59 |
  • URL |
  • たっとぱぱ #-
  • [ 編集]

たっとぱぱさんへ
はじめまして。足跡残していただけてありがとうございます。
といっても何度か いろいろな方のブログでのコメントを通して 
お名前を記憶していたので、何となく初めて出会った気がしません・・・v-398
私が たっとぱぱさんを一方的に知っているのではなく、
こうして、お話できることがとてもうれしいです。
そうなんです。
おばあちゃんの存在は 私にとって とても大きいです。
そんなに恵まれていても、さんぽを抱えきれずに、精神的にぎりぎりになることさえあります。
たっとぱぱさんの奥さんが、がんばりすぎてしまう気持ち・・・とてもよくわかります。
母親って 子どもの痛みを 自分の痛みとして感じ 同化してしまいますから・・・。
そこが時には子どもを救うことにもなるし、時には歩むべき方向を見失ってしまうことにもなる。
そんな時に、身近な誰かが、歩む方向の表示を さしてくれることで 随分精神的に向上します。
おばあちゃんは 私にとって道先案内人でもあるのかもしれません。

でも、私も逆に うらやましいです。
だって、奥さんには、一番近くに、たっとぱぱさんがいますから。
子どものことを、そしてがんばっている奥さんのことを 
誰よりも理解して 隣でしっかり支えてくれている存在。
それは、本当に何にもかえられない大きいもの。
なかなか 父親で、たっとぱぱさんのようなよき理解者は 見つからないような気がします。

素敵だなあ、うらやましいなあ・・・
つい 本音が出てしまいました・・・。


 

  • 2008/07/29(火) 00:04:07 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

私も同じ思いです。
今でも、母に敵わないと、いつも思っています。息子の障害を告げた時、私の心中を察してくれる時・・・。そして、この人の子供で良かった、と思っています。
 
息子もばあばが大好きで、帰省すると、一日中くっついて離れません(笑
子供は教えられるでなく、知っているんだなあ、と、無条件で「愛されてる」と知っていて、無条件で受け容れてくれる人を知ってる。
そんなお母様に育てられたskymamaさんも深い人だなあ、と思っています。
 
さんぽ君の卒業は、寂しいけれど、卒業ですもん!心からの、おめでとうを込めて・・・!

  • 2008/08/04(月) 11:53:30 |
  • URL |
  • ママ #R8yFns7A
  • [ 編集]

ああ・・そうなんですね・・・!!
ママさんのお母さんも、ママさんにとってかなわない存在なんですね。
何だか不思議と うれしいような気持ちです。
無条件で受け入れてくれる場所が ある。
その場所を 生まれた時から 持っている。
さんぽも幸せ者だと思うのですが、きっとママさんの息子さんも 
負けないほどの幸せ者ですね。
そして 私たちも。

卒業・・・までには、さんぽも人並みに いろいろありました。
それは、まるで本に書いてある通りで
本当に何もかも受け入れてもらって成長していくと、
自然に自分から「卒業」への道をたどるのだと、目の前で認識しました。
今回は 相手は私ではなかったのですが・・・。
いつか訪れる 私からの卒業も 
母のように 
笑顔で迎えられたらな・・・と思っています。 

  • 2008/08/04(月) 23:46:10 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://taiyo100pw.blog38.fc2.com/tb.php/108-7ba53cfb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。