ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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4歳11ヶ月通院記録・・・登園しぶりの期間

通院記録 まだまだ続いてます!

「登園しぶりの時代」
今のさんぽを 語ったり相談したりする上で 避けて通れない 過去です。

思い出すのも つらい 
でも、
このブログも そこから始まっている。

今まで、思い出すのが痛くて ずっと記事に書けずにいました。
でも、医師に話して、すっきりした気がします。 
          

さんぽは 昨年、春、入園して 2週間後ぐらいから 園をしぶるようになりました。

それまでは、あっけないほど すんなり 毎日園に通っていました。
でも 朝 初めて教室前で 泣き出した日から・・・(その記事はこちら→入園式


秋ごろまでずっと続いた 朝の 登園しぶり。

私の中で 思い出そうとしても あの頃の 朝に 光がありません。
朝は 色のない モノトーンのような 思い出として 残っています。 
 
さんぽは あの頃の自分のことを 「死んじゃった」と表現しました。
自分ではない「ぽーさん」という、もう死んじゃった人物に過去を預け 
自分の中で 忘れようとしているようです。(その記事はこちら→死んじゃった 自分の分身



あの頃 私は・・・
朝 布団から出てこないさんぽを その心の内を十分知りながら 
テレビ番組や好きな朝食メニューで 無理やりな明るい声で 起こした。
笑顔なく 無表情で 強迫的に園の支度を たんたんとするさんぽは
痛々しくて でも 仕方がないんだという想いで 見守った。

8時35分の時計 出発の時間・・・ 
さんぽは
必ず 私を いっぱいいっぱいの顔で振り返って 
「今日も 保育園あるの?」ときく。

私は
わかっていても 懇願するように聞く さんぽを 心で見ないようにしながら 
気持ちを振り絞って 「あるよ。」 と答える。

そのとたん さんぽは 何とか支えていた 体が崩れ落ち 
「なんで なんであるの。いきたくないのに なんであるの。」とおいおいと泣き出す。 
そして、何もかも信じられないように 全てあきらめたように とぼとぼと歩き出す。

何度 自分までもが 負けそうになっただろう。

でも私は 「保育園 いかなきゃ いけないんだよ さんぽ。」と声をかけねばならない。 

ありえないほどの時間をかけ 車にのりこむ。 
心さえも置いてきてしまったような 放心状態のさんぽを
バックミラーで 見てしまわないように 前だけを見て 明るく話しかけ続ける。
  
教室までやっと辿りついたさんぽが 最後になって 私に すがりついて泣く。
10までと決めて 抱きしめ 厳しく 担任に 渡す。

毎日 毎日 繰り返された あの 光のない朝
さんぽの笑顔を 見ることができない 重い朝

送り出した後 無理に作っていた笑顔の 反動で
お腹で大きくなっていた ひだまりの胎動すら イライラした。 
自分の中で どんどん余裕がなくなっていくのが わかった・・・。

園の過剰な刺激で くたくたになり 帰ってくると 不安定な自分を さらけ出すさんぽ。 
小さなことで ぐずったりパニくったりイライラしたりする 姿は 見ているのが苦しい。
認めてあげなければと思いつつ しかったり、冷たい言葉で放任したり
家の中までもが ゆらゆらと ゆれているような毎日だった。 
   

あんなに 大切に過ごした 入園するまでの さんぽとの 優しい3年半
それが 入園を境に 何もかも 変わってしまった。      
羽があるかのように 生き生きと 自由に 空をあおいで 走っていたさんぽは
もう どこにもいなくなってしまった。

大好きだった外に 出かけることも 拒否し 
ストレスでパンパンな心と体が ひたすら 視覚遊びと一人遊びを繰り返す 午後。
ぎりぎりと歯ぎしりをし 寝ながら わめき泣き 続ける 夜。    

さんぽの混乱と 不安と 恐怖と 助けて・・・という想いと 抱えているストレスと・・・
私は 何を どうしてあげられるのか 悩み続けた日々  

      

医師は「死んじゃった、自分の分身」の話をきいて こう言いました。

「本当に つらかったんだろうね。 怖かったんだろうね。
そんなに怖くて不安なのは 生まれて初めて だったんだろうね。
今は 彼は あの頃の 怖くて怖くて仕方なかった想いも 思い出も そういう自分も
過去に葬りたい・・・って思っているんだと思う。
言葉はうまく表せなくて「死んじゃった」なんて言っちゃったけどね。わかる気がするよね。

でも、今の自分は違う。別人のように強くなったんだ と思うことで
今は いろいろな不安や恐れから のりこえているんだね。

もともと、彼は 漫画で言う「心臓が大きく体の前に飛び出して どっきん」としやすいタイプ。
これからも 環境の変化があると 似たような状態があるかもしれないけれど
その期間は 経験するごとに 短くなっていくから。
彼の中で 見通しが立って どっきんが体の中にひっこむ時まで 見守ってあげれば 大丈夫。」      

そして 今後 そういう状態になってしまった時の 家での対応としては

「家での 生活パターンを 崩さないように守って 後は おだやかに待ってあげること。」

と教えてもらいました。

新しい環境の中 戸惑い 不安と恐怖の連続で ものすごい刺激を受けて帰ってくる。
その時 家では 「いつもと一緒」である 安心感
その中で 家族が 穏やかに待っていてくれる
それが 一番 「登園しぶり期間」を短くし 成長をうながすのだと。

医師が言うには 私は どちらかというと 
「待てずに心配になって あれやこれやと手をうとうとしがち」→図星です。
それは かえって さんぽを苦しめる期間を 長くしがち・・・だそうです。うっ耳が痛いっ!

あの時の さんぽは 心で叫んでいたんだろうな。

「いつもと一緒の場所はどこ?僕の安心できる場所は どこ!」

      

先日 さんぽが 大事に卵から育てた 蝶が 羽化しました。
蝶って 私も知らなかったんですが めまぐるしく 体の形が変わるんです。

1センチほどの卵が 黄色から 黒になり とげとげした小さな小さな黒い幼虫が生まれて
皮を脱いで ちょっと 太って 鳥の糞みたいな幼虫になり
皮を脱いで 今度は 緑の 腹ペコアオムシになり つのが出て身を守るようになり・・・

そこまでは、毎日精力的に生きていて 変化が あっという間なんです。

でも、ある日 糸を出して 固まって じっと動かなくなる。
十分 パワーを蓄えた幼虫は いよいよ さなぎになるんです。
それから 2週間 何も変化することなく さなぎは生きているかも死んでいるかもわからない。 
でも ある日 前の姿からは 想像もつかない 美しい蝶になる。

外からは何も変化したように見えない 2週間の間
中では とてつもない変化がおきている。
前の姿からは 想像もつかない 美しい羽を ぎゅっとたたんで・・・。 

蝶も 大きな変化を成し遂げるために 
全く動かない さなぎの期間が 必要なんですよね。

羽を広げ 飛び立つ準備ができた時 蝶は 自ら 自分の殻をやぶって 出てくる。


蝶が さなぎとして じっと動かない期間と
さんぽが 新しい環境を受けとめ 大きな変化を成し遂げるための準備の期間は
同じに見えてきます。


長く長く感じた 登園しぶりの あの期間。


さんぽは さなぎだったのかもしれません。




 

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

登園しぶり

ハー、もうskymamaさんはすごいです。
いつも 私の悩んで曇った視界をきれにしてくれる!私の子が今まさに「登園しぶり」で 家出荒れていて どうゆう関わり方をすべきかとても悩んで試行錯誤している最中でして また今日もskymamaさんに救われました♪
うちの子もきっと今は「さなぎ」なんですね
どんな羽を持ってるのか 楽しみにしながら
そっと暖かく見守って行きたいです
そんな風に思えたのもやっぱりskymamaさんのおかげです。
ありがとうございますi-179

  • 2008/08/22(金) 10:45:05 |
  • URL |
  • にこ #UL.SyoCk
  • [ 編集]

にこさんへ
お久しぶりです~。コメントありがとうございます。
そんなふうに言われちゃって、とってもうれしくなっちゃいますが、
本当は・・・すごいのは、さんぽの主治医さんです。えへへ。

ぽん君、登園しぶっているんですね。
朝の一騒動もつらいけど、園で山ほどストレス抱えて帰ってくるから、
帰った後の荒れ方もたまらないですよね。
にこさんの 心のため息、わかる気がします。
私も つらかったあ・・・。我が子の苦しみもわかる・・・でも、
わが子の荒れた気持ちを、毎日目のあたりにする自分も やられちゃいますよね。
毎日この姿に付き合っているものじゃないとわかってもらえなくて、
だんなすら、相談しても答えが見つからない。

でも、ぽん君の中で、見通しがついて、環境が整ってくると、
きっと次第に、落ち着いてきますから・・・。大丈夫、期間限定です。
私は、さんぽの登園しぶりの時、結構、あれやこれやと
登園後のイベントを考えたりしてしまったし、
出産と重なったこともあって実家ですごしたり、変化の多い日々にしてしまいました。
でも、本当は「いつもと一緒」が一番、心の回復に早い
・・・納得できる医師の話です。

ぽん君も今はさなぎ・・・。
外から見ると、何の一歩もなく、固い殻に閉じこもってずっと心が動かないように見えますが、
中では、いろいろなことを受けとめるための大きな革命が起きている。
少しずつ 環境を整えていきながら さなぎから飛び出す日を 待ってみて下さい。

P・S 返事が遅れてしまい 申し訳ありません。

  • 2008/08/25(月) 11:23:13 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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