ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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よき理解者

「さんぽみてると、私、自分の小さい頃の記憶が どんどんあけられてく感じがする。」

お正月に会った 私の妹の言葉です。

ドキッとしました。
フラッシュバックしてる・・・?とも聞き取れる。

私の妹は、恐怖で泣いたりパニックをおこしたりする さんぽの気持ちが「よくわかるわぁ」と話す、
さんぽのよき理解者です。
多分、私より、さんぽの気持ちを知っている、そして私より上手に対応する。
おそらく よりさんぽに近い存在なのです。

さんぽの障害のことは話していません。
さんぽの障害を話すことで、彼女自身に衝撃があるかもしれない・・・と思うから。
でも、いつか話してもいい時がくるかもしれない・・・とも思っています。

さんぽの気持ちが、痛いほどわかるらしい彼女は
「さんぽは、これから生きにくいと思う。特に思春期は注意してあげてね。
私、本当に自分自身が大変だったから。」と言う。
彼女が話す昔の話は、とても鮮明で、その時の服の色から、時間から克明に覚えていて
圧倒的に「怖かったこと」「嫌だったこと」が多い。
泣いたさんぽの状況で、突然、過去の扉が開くことも多いらしく
「あの時もそうだった・・・」と
私がとっくに忘れた幼い頃の、家族のささいなトラブルやアクシデントを語りだす。

私は、姉妹でありながら、さんぽのことを知るまで
・・・妹のこと 全然 わかってあげてなかった。

私の知ってる妹は、明るくておしゃべり好きで、社交的で、ものまねが得意で、機転が利いて
私の持っていないものを持っている ちょっと輝いた存在だった。
妹の さんぽに似た、対人への恐れやコミュニケーションの困難からくる悩みなんて
これっぽっちも・・・考えたことがなかった。
確かに理解できない行動も多々あって、それを妹の中では正当化して話すことに 
家族で何度も 話し合ったりしたこともあった。
思春期以降は、荒れに荒れて、引きこもったり転職を繰り返したり・・・
何度か相談にのったが、心が通じあわないと感じたりしたことがあった。

でも、私の中で、妹の個性は、いつだって 私の持つことのないキラキラしたものであったし
私は(父も母も)、そういう妹 全部ひっくるめて好きだった。
ずっと私たち家族の中心は、いい意味でも悪い意味でも、妹だった。

今なら、少しだけわかる。妹の生きづらさ。何を恐れ、何に不安だったのか。
でも、妹がずっと一人で抱えていた孤独と恐怖と困難は、
さんぽを産まなかったら、私は気づかなかったに違いない。

さんぽが、何となく妹に似ている・・・そう感じたのは、
さんぽが2歳ごろ、人の顔を怖がったり、大きな声や波の音を怖がったりした行動から。
そう・・・そういえば、妹もそうだった。
親戚の特定のおじさんが来ると、「顔が怖い」と言ってなき続けていたし、
花火も波も嫌いでひたすら泣いていたっけ。
旅行が大嫌いで、行くのを嫌がったし、旅行先で原因不明の熱をだすことも多かった。

(ちなみに、妹に「なぜ、あのおじさんの顔が怖かったのか」と聞いたら、「顔のパーツが ありえない位置だから。今でも怖い。」と言う。う~ん、私にとってその理由のほうがありえないなあ・・・。)

妹は、さんぽの恐怖や不安の理由がわかる。
とてもさんぽの扱いがうまくて、まだ片言しか話せないときには、
さんぽの怖がっている原因を、よく代弁してくれた。
対応も適切で、さんぽの行動に対する考え方も、私が教えられることが多い。
だから、さんぽも妹が大好き。
妹がさんぽのお母さんだった方が よかったかもしれない・・・そんなふうにさえ思うときがある。

そんな妹も、いまや1児の母。
言葉は早いけれど、やっぱり感覚過敏を持つかわいい娘がいて
お互いの テレトリーを守りあう さんぽとその娘は、何だか妙に気が合う仲良しです。
嫌なことが同じの二人は、ずっと疲れることなく一緒に遊ぶことができます。


さんぽには、よき理解者がいるなあと思うのです。
思春期の大混乱の時期も、このよき理解者に教えてもらうことがたくさんあるかもしれない。


私と妹

ずっと家族として過ごしてきた 血のつながった姉妹は、
さんぽを通して もっともっと深く理解し 助け合っていけそうです。


さんぽのおかげです。 

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

ほんとだね!!

本当によき理解者ですね。家族にいるというのは本当にラッキーなこと。
私も私の姉がよき理解者です。
そういえば私も私の兄に言われるまで自分が「変わり者」だとは知りませんでした(笑)
知らないでいることって、なんて幸せなのと思いました(爆)
ずっと見守ってくれるというだけのやさしさもあってもいいのかも知れませんね!
言葉に出さなくても態度に表さなくても・・・。

さんぽ君。早々に味方発見!でよかったね!
さんぽ君の味方で、ママの協力者!
心強いですね~~。

  • 2009/01/09(金) 16:14:46 |
  • URL |
  • リトルガル #-
  • [ 編集]

リトルガルさんへ

いつも丁寧なコメントをありがとうございます。
リトルガルさんの一言で、今日も誰かに読んでもらえた実感がわいてきます。

本当に妹と会って、さんぽのことを話すと、私にはない視点にはっとすることがよくあるんです。
妹の娘さんも、つま先歩きや、睡眠障害など、要素をたくさん持っているのが
私にはわかってしまって、内心、心配してしまうのですが
妹は、それを「困ったこと」ではなく、ごく当たり前のこととしてとらえ、
そうしてしまう理由やどうしてあげればいいかまで、
自分の経験のみで的確に対応しています。
そこに診断名は必要ないように感じるのが、本音です。
どんなに、勉強したって、私には追いつかないところかもしれません。

ただ、妹は、「子育て」というこだわりができて、今は比較的落ち着いていますが
30になった今も、いろいろ直面する不安や悩みを抱えています。
私も、姉として、妹のその部分を理解し、時には家族として支援し、時にはあたたかく見守っていける存在になれるといいなと思います。

> 私も私の姉がよき理解者です。
> そういえば私も私の兄に言われるまで自分が「変わり者」だとは知りませんでした(笑)
> 知らないでいることって、なんて幸せなのと思いました(爆)
> ずっと見守ってくれるというだけのやさしさもあってもいいのかも知れませんね!
リトルガルさんの生まれ育った家族、素敵ですね。
よき理解者のお姉さんに加えて、お兄さんもいるなんて ちょっとうらやましいなぁ。

  • 2009/01/11(日) 00:05:35 |
  • URL |
  • skymama #-
  • [ 編集]

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