ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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理解への近道

クラス替えの一件から、変わりつつある  園の対応。

卒園の練習に入った時も、
事前に「練習が始まること」を連絡してくれたし
「さんぽが立つ位置」「じっと待つ時間の見通し」「卒園式の雰囲気を伝える工夫」「服装の違い」など、細かい面についての配慮について、相談があったのです。

こういう配慮の面で、園から相談をうけたのは、今年度になって始めて。

今まで、そういうことは、検診にしても運動会にしても遠足にしても、私からだったし、
私の知らない間で行われる園の小行事に対しては、常に事後。
私がさんぽの様子の異変に気づいて、申し出るしかなかった。

「さんぽ君が粗相をしたので強く叱りました。家で不安定になっていたらそれが原因です。」という
うんざりした報告は山ほどあったけどね。それは、「配慮」とはいわないよね。

今になってやっと、息子への適切な配慮を考えていただけるようになったのかもしれない。

今回、園や担任の対応が変化したのは、何が理由かな?

「共感」

多分、それだと思う。


4月にお願いする、その1年を決める、重大な懇談。
この日のために勉強したともいえなくない、自分のある知識の全てをかけて、わが子のサポートブックを作成し、園へ向かう私たち。
どうしたら、わが子の特徴と、困難と、その適切な対応を理解してもらえるか。
どうしたら、快く、正しい支援を承諾してもらえるか。
どうしたら、一番つたえたいことが、わかりやすく正しく伝わるか。

私は、元教員の経験から、担任として、配慮すべき子どもの何を知っておきたいかは知ってるつもりでいました。
何よりも注目するのは、
「今ある子どもの状態と特徴、そして、おそらく担任が直面する問題とその対応方法」だと。

今年度の4月は、年少のさんぽの園生活が前提の上なので、
より一層、「今あるさんぽの状態」と「これから必要とする支援」に重点を置いて、できるだけ具体的に伝えたつもりでした。
「過去」は過去のこと。支援してほしいのは、「今」のさんぽ。過去のさんぽではない。そう思っていましたから。

でも、園での明確な問題行動の少ないさんぽを見て、園側としては、言葉としての「障害」は念頭に置いたものの、「本当に配慮しなくてはならない意味」について、いまいち飲み込めなかったのかもしれない。
私のさんぽへの想いに共感できていなかった。
だから、親の「過干渉」・・・・が頭によぎったのかもしれない。

クラス替えの1件で、再び、時間をとってもらって懇談に行った時、
私は、それまでの懇談とは違う視点から話を始めたいと考え、
息子の今までの過去の経過から話そうと思いました。
それを親としてどう感じてきたかということも。


ひざで抱っこされている1歳半のひだまりは、会話に頷く。
だれが教えたわけでもない。コミュニケーションの基本となる「うん」という頷きは、たった1歳半で、自然と沸いて出てくる。
イントネーションもそう。「いい?」ときけば「いい」と答える、その音の向きも、1歳児の脳(まさしく、さんぽが障害を持っている部分)は、勝手に機能している。
さんぽは、ひだまりよりずっと単語は早かった。単語は、あっという間に100を越えた。
でも、3歳まで頷きはでなかったし、イントネーションは常に問われた形と同じだった。
さんぽに関わる親も支援者も、自然と覚えることはない、間違った認知を、正しい方に導く支援を続けてきた。
「さんぽ、今は、うんと頷くんだよ。」「さんぽ、さんぽはいいというんだよ。」
そうやって獲得してきたコミュニケーションの力が、今のさんぽの力になっている。
今、何の不自然さもなく会話するさんぽ
みなと同じに見えるけれど、通ってきた過程は同じではない。
それは、障害を持つゆえ
親と子が、さんぽに関わるたくさんの人の支援が 必死で積み上げてきた輝かしい軌跡を持つ。
一つ一つ、自然に機能しなかったからこそ、すごいことなんです。

お友達との関係も同じ。
お友達がこっちにくる・・・それだけでパニックになり手が出たこともあった。
人は怖い・・・その部分を修正するのには、たくさんの素敵な出会いと経験が必要だった。
それでも、滑り台が、上からお友達がぶつかってくる恐怖で滑れなかったのは、入園直前まで続いたし、入園してからも、運動場で走っている子にぶつかると、怖くて泣けて不安定になった。
お友達と追いかけあって遊ぶ姿、取っ組み合いをして遊ぶ姿なんて、ありえなくて
つい2年前の私には、想像もできなかった・・・。
友達は怖くない、友達は好き・・・そう思えるようになった奇跡には、園でのお友達の存在が大きい。
私ができなかったこと、手の届かなかった部分を、園のお友達が育んでくれた。
そう思うと、隣の子と手をつなぐ、肩を組んで組み体操をする、リレーをする・・・・
そんな何でもない園生活の一こまに
何とも熱くなる感動がある。


今ある さんぽ。
・・・それは、全然当たり前なんかじゃない。自然の力だけで、のびた芽ではない。
たくさんの水を与えてもらう機会と、葉が伸びないときの栄養の補充と、太陽の光と 隣の芽の輝きと
何よりも芽の必死にのびたいと思う気持ちの上で成り立っている。

このことは、成長の経過をしっかり伝えて、初めてわかることなのかもしれない。

今まで、ずっと、さんぽの今の状態と必要な支援を、第三者的に冷静に伝えることに徹していた。
親であるけれど、あえて親としてではなく、わが子の専門家として伝えること
モンスターペアレントと思われないため、そして理解につなげるためと思っていた。

でも、さんぽの生きてきた道と、寄り添ってきた親としての想いに、
園に共感してもらうことこそが、きっと理解の近道になる

過去に共感
その上での 今の状態の確認、
これからの支援と対応
きっとどこが抜けても、うまくは伝わらない。

やっと分かった気がします。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

ほんと!その通りだね!!
もともと先生方も熱心な方たちみたいだから、方向がちょっと合わなかっただけで!
今度は、共感したうえで、理解してくれたら
本当の意味での支援をしてくれるんだろうね。
私は常に親の立場でしか訴えられなかったけど、先生としてもいろんな部分を持って説明できるskymamaさんがうらやましいですっ。
ただ、どっちの気持ちもわかってしまうのは、もしかしたら、私たちより大変なのかも!!
いい関係で幼稚園生活進んでくれるといいね!!

  • 2009/03/22(日) 00:52:34 |
  • URL |
  • リトルガル #-
  • [ 編集]

リトルガルさんへ

今回、通院で、医師からも言われました。
「先生としての立場も知っていて、親として発言できる。それは、いろいろな意味でラッキーだ」と。
医師の経験から言われるなら、やっぱり、ラッキーなんだと思います。
それならば、無駄なく有効に使いたい。
そして、私のできること=ブログを通して、元教師として親として有効な面を、悩み迷うお母さんたちに、発信すること=を惜しみなくしていこうと思います。
是非、リトルガルさんも、skymamaを利用してください。
だからこそ、気を引き締めて、園との関係を築いていこうと思います。
がんばるべ。

  • 2009/03/22(日) 14:37:14 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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