ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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新聞記事の事件から

ちょっと違う話ですが、つぶやき。

「中1が、《先生を流産させる会》をつくって、担任の先生に悪質ないたずらをしていた」

っていう新聞記事を読んで、なんかやるせなくって、悲しくって。

新聞記事から抜粋すると、「半田の中学校で、席替えに不満があった中1男子11名が、妊娠している担任の先生を流産させようと、「流産させる会」を集って、先生のイスのねじをゆるませたり、先生の給食に理科の実験でつかった化学物質を混ぜたり、いたずらを繰り返していた。本人たちは反省し、担任は母子とも健康で、刑事事件にしない。」だそう。

どうして・・・・そんなふうになっちゃうのかな。

どうして、席替えの不満が、担任への不満が、簡単に「流産させよう」になっちゃうのかな。

もし、いたずらが、いたずらに過ぎない程度だったとしても、
そういう名前の会ができていたことが
そこに11名という人数の子が、集っていたことが
何だか・・・・あまりに・・・・情けなくて、悲しくて、
元教員として、許せなくて、悔しくて。

その学校のことも、その教員のことも、担任と生徒の関係も、全く知らない私が
何を言う権利もないことは、わかっていますが・・・。

こんなふうに、自分には直接関係ないこの事件に、どうしようもなく悲しくなるのには、
私も、さんぽを妊娠していた時、荒れた中学校にいたから。
忘れていた記憶がよみがえるからだと思う。

市内で一番荒れた学校。
その中で音楽を教えるには、心と身体をはってました。
少しでも隙を見せると、ぐらぐらと根元が揺れてしまう生徒との関係
綱を引っ張る手は決して緩めず、少しずつ近づき、やっと素顔を見る
それでも、緊張を保った距離を越えてしまうと、一気に反撃をくらってしまう。

そういう中での妊娠。
「歓迎ムード」なんてない。妊娠が、そういう生徒との関係が緩めることなんてない。
彼らに、他人の芽生えた命を慈しむ、心の余裕はない。
自分の中にある、甘えと自立心、認めてもらいたい気持ちと、管理への反抗心、不安と押さえられない感情の衝動、自分のことだけで、自分がおさまらない時期なのだから。

でも、
でも、こどもたちよ。違っただろう。
キミたちのしたかったことは、先生を流産させることじゃなかったはず。
もっと自分を見てほしかった、自分の言い分を聞いてほしかった、わかってほしかった
それだろう。それは伝えられなかったろう。
腐るなよ。腐っちゃうなよ。
その会に集って本当に楽しかったか、
イスのねじを緩ませることで気持ちは晴れたか

キミたちのやってること、違うんだよ。
伝わらないんだよ それじゃ。

私には、本当に苦しかった中学教員の1年。
退職が決まっていた(生徒には話していない)終了式の日の朝、
「おばちゃん、黒板。かいた。見てきな。」と険しい表情変えずにきた、一人のクラスの生徒。
小学校からの引継ぎでは、学級崩壊の首謀者としていわくつきの奴で
私の担任中でも、数ある問題に必ず名前が出てくる、緊張感の耐えない関係の生徒でした。
黒板どうなっとるんだろう・・・「ごくせん」の教室のようにくちゃくちゃか・・・と走ると
「龍歌 上等 」の文字が でっかくはでにかかれて飾られてました。
どうやら お腹の赤ちゃんの名前を考えてくれたらしい。
(さんぽ、女の子だったら「龍歌」になってたかも。)

伝わる
反抗心むきだしだった ぎすぎすした中の どこかに 優しい気持ち



こどもたち わかる?

テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

コメント

中学生だからこそ、

そう、中学生だからこそ、まだ、
「分からない」部分もあるんでしょうね。
 
思春期で、興味のあるアッチ系の話でだけ、命の尊厳さの事実を濁して過ごしてしまう。
これが大学生だったら、と考えると、もっともっと、ゾッとしています。
 
それだけ、この子達11名には、余裕のない中学生活で、環境なのかもしれません。
なんていうか、黒板の文字、分かります。
私も同じ意識で危うい時期を過ごし、また、危うい時期に突入する子供達を見てた頃があったので。
なので、中学生だからこそ、の知識と経験ダケの「流産させる会」だったのでは?と思います。 そして、自分達が生まれてきた尊さを知らずに、10と何年か、を過ごして来ている子が11人もいたという事実、とてもショックです。
 
だけど、伝えたい気持ち、伝える手段をサポートしてくれる大人が、もっと多く近くに居て欲しいですよね・・・。

  • 2009/03/31(火) 21:38:06 |
  • URL |
  • ママ #R8yFns7A
  • [ 編集]

これは私も家事の手を止めて聞いてしまったよ!!
なぬ???てなかんじで・・・。
自分も中学生の頃は確かに何にでも攻撃的で短絡的で、しかも周りとあわせることに安心をしていたような気もします。
でもその矛先を向けるべき対象がいかがなものかと・・・。
怒り悲しみ、そして落胆。やるせない悲しみ いろんな思いがよぎってしまうニュースでした。

  • 2009/04/01(水) 13:51:46 |
  • URL |
  • リトルガル #-
  • [ 編集]

ママさん・リトルガルさんへ

コメントありがとうございます。この事件への自分の想いがおさまらなくて
どれだけでも長く重たくなりそうなので、まとめて返事にしました。
力の入った文でごめんなさい。

中学生・・・という時期の危うさ。
実際、目のあたりにして、私はとても衝撃を受けました。
たった1年前まで、担任である私のひざにのり屈託のない笑顔で、はしゃいでいたこどもたち、
修学旅行では、担任の横に誰が座るか、競いあってた子どもたちが
すれ違うその瞬間さえも、まるで敵と出会ったかのように、鋭い目
表情からは、何を思うのか読み取れない、
外見は個性を訴え、肝心の心は個性を隠し、みなと同じそして強いものに従う姿
・・・小学校から中学校へ異動した私は、うろたえ、自信をなくしました。

それが、成長での通過点であり、本格的な自立への始まりであるということはわかるのです。
でも、本人たちすら、自分の中にわきでてくる、わけのわからない感情をぶつける相手が
弱いものであったり、誰かの弱点であったり・・・
そういう構図に簡単に流れていくのを何度も目にするのが、人としてとても苦しかった。

この事件の「流産させる会」も、そういう流れの中で起きた、安易で浅はかなもの。
集まった11人に、流産させるという言葉の意味を十分把握していた子どもは少ないでしょうね。

でも、「いのち」のこと、と、自分たちの要求を伝えることは、別
自分のことをわかってほしい、認めてほしい、受け止めてほしい、そういう想いのはけ口が
「いのち」の代償であってはならない
そこがわかっていなければ、成長の通過点は越えられないんだよ。

私は、それをどうしても、ここで声を大きくしていいたい。

この会の発足が発覚し、学校の対応が確実にできてよかったなあと思います。
うやむやになったままの、彼らのこれからの方が残酷なはずだから。

そうだ・・・「いのち」のこと
ちゃんと、さんぽにも伝えていかなきゃな。
思春期に突入する前に、正しい土台をつくっておかなければな。
年齢にあわせて少しずつ、でも確実に。

ママさん、リトルガルさん、
私の想いを大切にして読んでいただき、ありがとうございました。



  • 2009/04/04(土) 02:49:44 |
  • URL |
  • skymama #-
  • [ 編集]

はじめまして。

初任校だった中学校から、小学校へ異動して二年目を迎えました。
私も、専門が音楽で、前任校は県下でも有数の大規模で生徒指導困難校でした。
読んでいて、生徒との緊張した関係を思い出しました。

小学校にきて初めて、中学生だった彼らの学力や社会性の面でのつまずきが、
小学校の時にすでに始まっていたことを知りました。

今目の前にいる、低学年のこどもたちが、
数年後、やはり思春期特有のどうにもならない悩みや苛立ちに襲われるときがきたとしても、
自分や周りの人を大切にしながら乗り越えることができる力の種を
一緒に探したり育てたりすることが大切だと実感しています。

この土日が明けると、いよいよ新学期が始まります。
まだママではない私にも、たくさん伝えられることが
たくさんあるな、と、改めて思いました。

3年生の担任になるので、
左手だけで弾けるリコーダーの曲はないかと
探していて、たまたまここにたどり着きました。

出会えてよかったです。

ありがとうございました。

  • 2009/04/04(土) 11:32:25 |
  • URL |
  • sao #-
  • [ 編集]

saoさんへ

はじめまして、saoさん。saoさんは、現役の先生なんですね。
ここで親としてではなく、現役の先生として出会い、コメントを残してもらえたのは、
saoさんがはじめてなので、とても感激しています。
中学の音楽教員・・・そして小学校教員・・・同じ立場を経験した方に読んでいただけたこと、共感を言葉にしていただいたことが、すごくうれしいです。
 私は、中途半端な形で、教員の道を去りました。
でも、本当は、音楽でもその他のことでも、やりたいことや、やり残したことや伝えたかったこと・・・まだまだいっぱいあって。
そんな一方通行な想いが、どこか、このブログにもあちこち散らばっている気がします。
それがきっかけで、新たな形で、誰かが、次の子どもたちに何かを伝えていってもらえたら・・・。いえ、いつか、もう一度自分自身で、と思っていますが、かなえられるかな・・・。 
 
 新学期、始まりますね。私は、学級開きにものすごく力を入れてました。
あの、桜吹雪の中にあふれる、新しい出会いでの緊張感や期待感、
こどもたちにみなぎる一つ大きくなった自分への自信や希望・・・私はとても好きでした。
 
 おそらく、若くて経験もあって素敵な先生でいらっしゃるsaoさん。
どうか、出会う子どもたちが、ずっと輝く目でいるために必要なものを、
探し続けていってください。
それで、救われる子どもたちがたくさんいると思います。

 発達障害のさんぽのことが中心で、音楽のことや学校現場のことは、
あまり出てこないブログではありますが、また、よければのぞきにきてください。

こちらこそ、出会えてよかったです。

コメント、ありがとうございました。

  • 2009/04/07(火) 01:29:17 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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