ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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「街づくり」と応用行動分析と療育と

さんぽの心のバロメーターだった「街づくり」の続編。

この頃、しつこさがなくなってきて、広がり具合が小規模になったんですよね。
・・・・・って、おいっ!!
まだやってたのかい!!

いやいやいや・・・まあまあ・・・タハハ、その通りです・・・

以前、私が、悩みを記事にしたこと、覚えている方もいますよね。
さんぽのストレスがたまると家全体に広がっていく、トミカの街。
そんな時は、つくった街の位置が少しずれるとパニックになるし、片付けることも断じて拒否。
ほこりもたまるし、部屋を歩くのも一苦労だし、私の悩みの種でした。
どうしたもんかと、医師に相談。
「妥協せず泣こうとわめこうと、閉店前のレストランの店員のように、丁寧にてきぱきとお母さんが片付けなさい。」と言われ、納得したのが何ヶ月前?
(詳しくはこの記事→5歳6ヶ月通院記録ーストレスからくるこだわり行動の対応



しかし・・・
そうなんです・・・。
まだ、片付けることができずに、家で広がっている日の方が多かったのです。
面目ないっす。

だって保育園帰るなり、片付けられた部屋を見て、わあああああって泣き崩れる姿
見てるのホントつらくって・・・。
十分保育園で、いろいろ溜めてきた心に、
やっと帰ってこれた家の仕打ちがこれじゃあ、さんぽの心が安心できる場所、なくなっちゃう気がして。

そんなふうに続けてしまって、早1年半・・・です。
でも、やっと最近、自然な流れで、良い兆しが見えてきましたよ。

街が、以前よりずっと縮小されています。
それに、街づくりにかける時間が随分減りました。
ブロックやお絵かきなど、ストレス解消になる表現活動が増えたからね!
たまに、気が向く時には、「こっち見ないでね~。」なんてくぁわいいこと言って、
「ほらっもう見ていいよ。全部片付けたから。」なんて、自分で、街を全部片付けてくれる日なんかも。


そろそろ、いいのかな・・・、やっと、時期がきたかな・・・、と。


そこで、ちょっと提案。
「さんぽ、6歳になったらさ。街、出しっぱなしにせず、いつも片付けるようにできるかな。
さんぽ、街のほかに、楽しい遊びがいっぱい増えてきたし、かっかはできる気がするの。」

「う~ん、そうかな。そうだね。オレ、ブロックとかラキューとかやるし、街はずっとやったからもういいや。6歳になったら片付けできるよ。」

よっしゃーっ!!!
さんぽの口から、そういう答えが返ってくるなら、きっと大丈夫。
さんぽのことだから、6歳の誕生日の日から、当たり前のように片付けるんじゃないかな。
もう、街のことで、ぎすぎす、イライラ、わあわあしなくてすむね。


今回のこの街づくりという行動、応用行動分析的に言えば、
さんぽは、片付けられるとパニックになることで、片付けられなくてすむいう得をえていたといえる。
私が、さんぽのパニックを見ると妥協して、街を片付けないようにしてしまったから。
・・・それが結局、その行動を強化し、片付かない状況を続けさせてしまった。

だから、医師がいうように
さんぽがパニックになろうとわめこうと、私は一切妥協せず、確実に片づけをする。
つまり、さんぽがパニックになって得をえられるという強化の流れを、つくらないようにするのが、困った行動の回避につながる方法であることは、頭ではわかる。

でも、じゃあ・・・って、私は、簡単にはその方法でさんぽの行動を変えることはできなかった。

だってさんぽには、街を残すことで、心を安定させる自己表現、という得もあったから。

そこは、守ってあげなければいけないと思った。
私は、そこを、大事にしてあげたいと思った。
そして、その方法で自分自身を安定させる必要がなくなる時まで、もう少し待ちたいと思った。

応用行動分析による、強化や消去の方法は、
ちょっとした手だてで問題行動を変えることのできる、絶大な効果を持つのは間違いない。
でも、それを、どこで活用するか、どういう形で使うのか。
そこを踏み間違えると、主体となる子どもの心が置き去りになるような気がする。

目の前の子どもが、なぜその行動をしているのか
どうして、私はその行動を変えたいのか
今、その行動をどうういう形に変えることが、正しい支援なのか。
(ちょっと力んでいるのは、療育することが、こどもに後々どう影響していくのか、
療育ママになることが子どもにとってどういう道をたどらせることになるのか
ブログなどで意見が交わされているのをちょっと読んだからです。)

でも、肝心なのは療育することが正しいか間違いかではなく、
こどもの問題行動を変える、或いは手立てを加えて習得させる・・・
そういう方法をとるのが、やみくもに効果を狙ってではなく
ちゃんと、その子自身の現状と向き合っているか、何のために行うのか、それが誰のために必要なのか、それを行うのは今が適切なのか
考えて行っているか(行えたのか)が、大切なんじゃないかと思うのです。

療育が、サーカスの動物の芸をしこむやり方でいいはずがない。
いくらできるようになったことが増えたり、親にとっての問題行動が減ったとしても、それは、単に子どものありのままの姿を否定し、親の都合と満足を達成しただけであるんじゃないかな。
親は、サーカスの団長であってはいけないと思うのです。
それは、療育に限らないですよね。

私は、相手がさんぽだから、待つことを基本にしたい。
療育もABAもポーテージも肯定しているし、必要ある場合は役立てます。
でも、さんぽが、平行線の道をあえてたどってて、なかなか階段をあがろうとしない時に、
こちらが手を添えて、ぎゅっとひっぱりあげれば簡単に階段をこえられるはずだとわかっていても
いつか必ずくると思うさんぽ自身の階段への一歩を 待つことは忘れたくない。
勿論、ちょいとお尻を支える支援や階段をすべりおちないようにする整備はしながら。


さて、「街づくり」
今日はね、お友達が突然遊びに来て、さんぽのこだわりのおもちゃを触っていったので
ちょっと混乱したんだろうな。実は今も広がっています。
でも、以前と違う、こじんまりとしたその状態が、
さんぽが、もう、短い時間で心の整理ができるようになったことを表している気がします。

明日、「時間だよ、片付けるよ。」と声をかければ、
多分、「うん」と即答して、片付けられる。

どうやら私、閉店間際のレストランの店員にならなくてすみそうです。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

親が思う以上に子供はしっかりと成長しているってことですな!!
うちの息子も、母の心配をよそに、予想以上の成長をしてくれています。
自分である程度コントロールをすることが出来るみたいですよ。あくまでも自分なりにですが・・・
信じることもまた親の仕事ですね!!心が育っていけば失敗も経験させることも大事。ステップを踏むことで、社会の一員としての自分の位置を確認できるようになればなおうれしい。
あぁ。わが子への希望を書いてしまったようだわ(笑)
ともかく、店員さんにならずにすみそうでなにより♪

  • 2009/07/29(水) 23:08:12 |
  • URL |
  • リトルガル #-
  • [ 編集]

こんにちは。おひさしぶりです。
実はすご~く深い内容ですね。

ちょっと話しがずれるかもしれないのですが…。
私が、自分の息子歩の、2次障害の状態を体験して思ったこと。

もし子どもが壊れることがあったとしたら…
それは障害があるなしに関わらず、どんな子にも起こりうることなんだと思います。

早期療育や専門的な支援方法が問題ではなく、診断の遅れのせいでもなく、
ましてや発達障害があるせいでもなく…。

一番存在を認めて、大切にされたい、大好きな親に、
ありのままの自分では、受け容れてもらえていないと、
そう感じてしまったからなんじゃないのかなって…。

子どもに、「ぼくは、生きていていいのですか」と、
あの頃、そう…私は問われていたと…今でも思います…。

そのまま、ありのままの君でいいんだよと、
そこがしっかりと親からのメッセージで伝わっていれば、
きっと療育も専門的支援も、本来の目的としての、
「本人の生きやすさ」に繋がるはずで…。

そこさえ間違わなければ、早期療育も専門的支援も、
きっと良い効果をもたらすものなのだと思います。

やればできるのも、がんばれるのも知っているからこそ、
そして、イヤと言えない、できないといえないからこそ、
そこにこそ支援が必要なのだということを、忘れないようにしようと…。
今は、自分を日々、戒めています。

さんぽくんを、待ってあげられるskymamaさんに、共感です。

  • 2009/08/01(土) 02:51:42 |
  • URL |
  • 幸歩 #leF2ecbc
  • [ 編集]

リトルガルさんへ

えへへ、ありがとう!・・・なんとか店員にならなくてすみそうです。というよりまあ・・・冷静な店員になれなかった、私って感じ???
そう・・応用行動分析で考えていくと、親が子どもの行動を方法によって変えることができるような気がして、「信じる」とか「待つ」とか、子育てですごく大事なことの前に、管理してしまいそうな気がするのです。
子どもが発達障害だと知ると余計に、問題行動を早く変えなければと思ったり、スキルを早く身につけさせなければと思ったり・・・。私、どっちかといえば、こういうあせりタイプなんですけどね。
でも、「子どもの時間」を奪っちゃダメかなって自分に言い聞かせてる。
失敗したり迷ったり、ずっと観察したり考えたり・・・その時間をコントロールしちゃ、大切な経験が置き去りになっていくよなって。

リトルガルさんは、結構、そういう押してひいてって(刺激して待って、かな)いうの、上手ですよね。
実は私、見習いたいな~って秘かに思っています。

  • 2009/08/02(日) 02:13:05 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

幸歩さんへ

お久しぶりです。なかなか訪れてお話できなくてごめんなさい・・・。本当はいっぱい話したいことがあるだけれど。

久々の幸歩さんの文章、とても懐かしくって・・・。忙しい中、コメントありがとう。

そっかあ・・そっかあ・・・そうなんだよね。

ありのままでいいんだよ、か。

そこかあ・・・。そこに戻るんだ。
何だか、FLさんを思い出しました。
そういえば療育のこと、FLさんは前からいってたっけ。原点に戻ったような・・想いです。

頑張れることを知ってるからこそ、そして嫌と言えないからこそ、そこに支援がいる
そう、本当にそう。なのに、療育、支援、という言葉にあせりすぎる自分・・・もいる。

また、教えてください!

  • 2009/08/02(日) 02:34:26 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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