ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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二つの涙

さんぽ、ご心配おかけしましたが、やっと回復しました。

一日中きこえるマイケルジャクソンの歌は、あきるほどのくどさですが・・・
今までの反動で、食べ物を見ると飛びついて食いちらかす様子は、家計を震えさせますが

やっぱり、やっぱり、元気な姿が何よりです。

保育園の先生方には、本当に心配をかけさせてしまって、久しぶりに登園した金曜日には
「病気と、卒園練習のストレスとの関係は?」とか
「予行練習を欠席してしまったけれど、対策を練らなくていいか」とか
「久しぶりの卒園式の練習にでたけれど、家で何か不安定な行動があったら教えてください」とか
たくさんの気遣いをいただきました。

肝心のさんぽ、
確かに、卒園式の練習に対して、すごい緊張がありますが
一週間以上、たっぷりと休んだ間に、身体も心も充電できたようだし、
それに、練習自体が、あと片手の指でたりる数しかないとわかれば、
案外、肝も据わっちゃってるみたいです。

私も、卒園の練習が、これから長いなら、ストレス回避のための対策も必要かと思っていましたが
まあ・・・あと3回のことなら、もうどうあがいても、なるようにしかならんかな・・・と。

ある意味、病気で休んだ1週間は、卒園まで、気持ちをどっしり構えるために、
母にも子にも必要な時間だったのかもしれません。


ただ、私は一つ、卒園式について、どうしてもさんぽに話しておかなければと思っていたことがありました。


それは「涙の意味」


式本番には、おそらく練習には感じない、独特の雰囲気がある。
劇の発表会とは違う、先生からも親からもにじみ出る緊張感。
そして、始まってからしばらくすると響き渡る、たくさんの人たちのすすり泣く音。


それは、何を意味するものか。


さんぽは、感じるだろうか。わかるだろうか。
先生が泣く、親が泣く、その意味を、こどもながらに自然に受け止め共感できるだろうか。

もしかすると、さんぽは、大人の見せる、たくさんの涙に
初めて経験する、卒園式の雰囲気を理解できず、不安にかられるかもしれない。

卒園式前に一度、話しておかなければ・・・。

そこで、病院でさんぽの病気の回復も確認できた、その日の夜。
私は、お布団に入りながら、さんぽに話してみました。

ーーーねえ、さんぽ、さんぽはどんな時に涙がでる?」

「え~っと、オレは、怖い時。それから、嫌な時。」

ーーーフフフ・・・そうだよね。さんぽ怖がりだもんね。
(本当は、怖い時が一番に出るとは予想外。でも、よく考えれば、すごくさんぽらしい答えですよね。)

「後ね。悲しい時も涙が出るよ。」

ーーーうん。悲しい時ってどんな時?

「友達とケンカしたときとか。」

ーーーああ、そうだね。みんなそういう時、涙でるよね。
   でもね。さんぽ。涙ってね、怖い時や悲しい時じゃないときに、出ることがあるんだよ。

「えっそうなの?」

ーーーうん。うれしい時にでる涙。うれしい時にも涙がでるの。

「あっ知ってる!金メダルとった人の涙でしょ。前、テレビで見たとき、かっか言ってた。」

ーーーそうそう、それそれ。でね。もうすぐ卒園式があるよね。
   その時にね、たくさんの大人の人が涙を流すかもしれないの。
   もしかしたら、先生も。それから、お母さんたちも。
   その涙はね、悲しい涙じゃないんだよ。うれしい涙なの。
   さんぽたちが、この保育園でこんなに大きくなって、何でもできるになって、うれしかったなあ
   たくさんのお友達と遊んだり、いろいろなことをしてよかったなあっていう涙なんだよ。

「へえ~、だから泣くんだ。そっか、オレ、年少のとき、保育園が嫌だって泣いてばっかりいたけど今、いってきまーすって平気だモンね。あと、靴下はくとかボタンつけるとか、できるようになったし。」

ーーーうんうん、そうだね。
   かっかたちはね、さんぽたちが、そうやっていろいろなことができるようになったこと、
   さんぽたちが大きくなったことがすごくうれしいんだよ。
   すっごーくうれしくて、涙がぽろんってでてくるの。お母さんたちみんな、だからなくの。

「でも、先生たちは、オレたちと会えなくなるのが悲しくて泣くんだと思うけど。」

ーーーそれもあるよね。
   先生たちは、さんぽたちと毎日毎日一緒にすごしてきたから、会えなくなるのはすっごく寂しいと思うよ。
   さんぽも違う学校へ行くお友達と会えなくなるの寂しいよね。
   かっかたちも、さんぽが大きくなった保育園や、お世話になった先生に会えなくなるのが寂しいなって思う。
   そういう悲しい涙もあるよね。

「そっか、じゃあ、卒園式は、うれしい涙と悲しい涙が二つあるんだね。」

ーーーそうだね。うれしい涙と悲しい涙の二つあるから、ちょっといつもと違う感じがするかもしれないよ。
   でも、あれ?いつもと違うなと思ったら、今日は二つの涙があるからだなって思えばいいんだよ。

「わかった。だったらオレも絶対泣くわ。」

ーーーー・・・・・・ハハハ


さんぽ

あなたには、まだ難しいことかもしれない。

でも、人生の節目にはいつも、二つの涙があふれる場所がある。
 
その場所は、とても大切なところ

だって、そこには、あなたの歩いてきた道がある

そして、そこから、あなたは新たな道を歩きだすのだから。


節目となるその場所で、出会った人に感謝し、共有したたくさんの思い出を抱きしめる

それは、前進するための新しいエネルギーをつくるため。


だからそこには、二つの涙がある。

二つの涙のある場所にたどりついたってことは、とてもすばらしいことなんだ。



きっといつかわかる時がくるよね。さんぽ。

テーマ:保育園の生活 - ジャンル:育児

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