ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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視覚処理が苦手なタイプの学習のつまずきについて

今週は、通信大学での提出用のレポート作成に追われました。
といっても、ひだまりがまた中耳炎やら、さんぽのアレルギーやらで、
なかなか夜ですら、ゆっくりやらせてもらえないんですけど。
まっこれも子育て中の醍醐味ってことで。

今回のレポートテーマは、主に「発達障害児の学習指導法」
まだ、スクーリングはうけていないのですが、教科書がなかなかわかりやすかったので紹介しておきます。

「軽度発達障害の教育ーLD・ADHD・高機能PDDへの特別支援ー」日本文化科学社

学校の支援のしくみや発達検査の活かし方などが、簡潔にポイントをしぼってまとめてあるし、
何より、小学校の学習において、さんぽたちがどんなところに困難を感じているか
或いは、その困難をどうやって対応していくのがよいかが、かいてあります。

ただ、知識的なものや事例にとどまり
実際、家で対応するためのワークシートといったものは、ありません。
もう、学校に通っていて、すでに子どもの学習におけるつまずきがどこか、わかっている場合は
あまり、役に立たないかもしれません。

さんぽの場合、学習面での困難が予想できても、まだ1年生。
実際、どこでどのようにつまずくか予想できず、この本を読んだことで、少し先が見えた気がしました。
さんぽがつまずく場面を予想できれば、無駄にがんばらせずにすみます。
さんぽに合う方法やステップで、学習に向かわせることや、
事前にその部分への支援の必要性と支援方法を担任に伝えることで
無駄に、無力感やできない経験を重ねずにすみ、自己効力感を保つことができる。

おそらく間違いなく、この先、さんぽは学習でつまずく場面にぶちあたる。
その時
「できない」自分にあきらめてしまうのではなく、「これならできる」自分に自信を。
目標はそこです。

少し、さんぽを例にしてまとめてみます
さんぽに対する対応を整理するためでもありますが、さんぽと同じタイプであればよかったら参考にしてください。

ちなみにさんぽはWISC-Ⅲでは、言語性と動作性に差がはっきりとありました。
(言語性ーつまり言語の能力や聴覚処理の能力は高く、動作性ー動作の能力や視覚運動処理の能力が低い。)
学習を習得するのに、さんぽの場合は、聴覚処理で行う傾向にある、
或いは聴覚処理的なアプローチの指導方法に効果があると考えられます。

逆に、視覚処理・視覚記憶はひどく苦手です。
視覚処理は、形の弁別や、視空間の認知、部分と全体の位置関係の把握などに関係します。
視覚記憶は、文字通りですが、符号や記号を短期的に覚える反応の速さや記号化に関係します。
WISC-Ⅲでいうと視覚処理は「知覚統合」視覚記憶は「処理速度」として数値にあらわれています。

さんぽのようなタイプの場合、学習において考えられる困難は、漢字の書字。
さんぽは、視覚処理・視覚記憶ともに数値が低いので、かなり顕著に現れそうです。 
形の似た字にまどわされ、一度覚えた字が混同したり、
何となくにているけれど、一本たりないとか一部が抜けるとかいう字を書いてしまう可能性が高い。
また、私が心配していた、「鏡文字」もここに関係し、やはり、
見て写す「板書の視写」などに困難が全般的に見られるようです。

さてその指導方法としてあげられるのが、さんぽの得意な方の「聴覚」を利用する方法。
例えば、田なら「たて、かく、たて、よこ、よこ」など組み立てを言語化させる指導方法です。
最近は、あきやまかぜさぶろうさんの「5分でひらがながかけるようになる本」とか出ていますが
あのシリーズは、まさに聴覚法で練習させるもので
さんぽタイプにはぴったりですね。
(さんぽも、あのシリーズでひらがな、カタカナ、絵・・・お世話になってます。)

また、筆順を徹底させ作業を手順化させるのも、さんぽタイプには効果的。
特に最初の第1画・第2画を色分けされたものを使うと、よい手がかりになるようです。
へんとつくりなど、漢字をブロック化したものを積み上げてかく方法も。
その場合は、画数の少ないブロックからはじめて、後で筆順を整えた方が効果的だそうです。
漢字をブロック化したものは、辞書などによってもありそうですよね。 
漢字辞典や練習プリントなんかも、さんぽの特性に合わせたもので、上手に選びたいなと思います。

次は、算数について。
さんぽは、算数系は強いかと想像していましたが、これこそあてにならない勘で、
つまずく要素はいっぱいありました。
算数でつまずくと思われるのが、「演算」
記号をかく位置を誤る、桁をそろえられないなどの困難がいくつか重なるようです。
また、応用問題などになると、空間的な視覚的なイメージができず、計算自体は長けていても
どのような時に乗法・除法をするかなどの「意味」の学習が難しい場合もあるようです。
さらに、わかってはいますが、図形の学習。これには苦労しそうです。

演算の課題ならば、必ず演算用のマスのあるところで、計算をさせる。
応用問題の件は、文の構成から、継次的に手順化させていくことで、慣れさせていく方法がよいかもしれません。
図形・・・図形でいうと、例えば△と□を使って大きな△をつくると言う課題より
△と□を使って大きな「家の形」をつくろうといった、有意味のあるものから始める方法が
さんぽには、わかりやすいようです。
フロスティッグ視知覚検査の課題自体が、教材として有効とかかれていました。

でも、算数の支援に関しては、漢字よりも、具体例が少なかったので、
もう少し、ちゃんと知りたいな^^。
スクーリングでわかったことがあったら、また記録します。


はあ~今日は勉強しちゃった。

まったまには、こんな日もいいっかあ~。

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

メモ・メモ~~~~(笑)

やぁやぁ。どうもどうも!!
心配かけて悪いね~~~!!

>事前にその部分への支援の必要性と支援方法を担任に伝えることで
無駄に、無力感やできない経験を重ねずにすみ、自己効力感を保つことができる。


>「できない」自分にあきらめてしまうのではなく、「これならできる」自分に自信を。
目標はそこです。

そうなんだよ~~~!!バンバン!(机をたたく音!!笑)
学校での出来事はとかくつまずきやすいものなのです。あぁ~~。うちの先生にも言ってやって言ってやって!!机_┗┐(-ω-)y-~ヤッテランネーヨ

こういった専門的な知識は持ち合わせていないけれど、それでもやっぱり子供の成長の過程はつぶさに見てる。おやだからわかることもある。ってなもんです。
母親の勘を甘く見ないでほしい物です!!

  • 2010/06/12(土) 02:39:01 |
  • URL |
  • リトルガル #-
  • [ 編集]

リトルガルさんへ

こわれる、こわれる、そんなに叩いたら机!
ハイ、深呼吸深呼吸・・・。
先生もね。ベテランになることが、経験が増えるという意味でいい方向にあらわれる場合と、正しくない経験と古い観念にとらわれてしまって、自分以外の考え方を受け入れなくなるという形であらわれてしまう場合とあるんだよね。
その先生には、ベテランという盾を一度とって、正面から保護者と向き合ってもらいたいね。

特別支援教育の経験者ならずとも、一旦基本に戻れば気づくはず。
教育には一人ひとりにそれぞれのニーズに合わせた目標があって、
それぞれのペースと支援があること。

この1年が停滞せず、息子さんが前に進めるといいね。

  • 2010/06/13(日) 01:13:23 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

なるほど~

さんぽくん、LDの可能性ありとのお話を以前読ませていただき、どこが?なんで?とはてなマークいっぱいでしたが、少し意味がわかりました。就学にかかりいろいろあるんですね。ああ私にskymamaさんのようなキメ細かなサポートができるのだろうか。
息子も書くことがすごく苦手。さんぽくんと同じような特徴を持っているかもしれないと思っているのですが、臨床心理士に聞いたところ、視覚情報の問題だったら、字を読むのも得意でないはずと言われたのですがそういうものなのですかね?

  • 2010/06/16(水) 23:05:12 |
  • URL |
  • butterfly #-
  • [ 編集]

butterflyさんへ

えっと、息子さんは・・・年少さんでしたよね。
かくことが苦手だとすると、パズルなどはどうでしょうか?
もし、パズルなどもあまり遊びとしてやりたがらなかったり、簡単に記号化できる花や家などの絵もかくのに苦労していたり、顔の絵に抜けている(鼻とか耳とか)部分が多くあるようであったら、さんぽと同じように、視覚機能で何か困難があるのかもしれません。
そうではなくて、書くことだけが苦手ならば、手先の器用さなどの関係かもしれませんね。

ちなみに、さんぽは3歳の頃に、ほとんどのひらがなが読めました。
周りの子どもたちより、ひらがなを読むのは、はやいくらいの印象がありました。
臨床心理士さんのいう、「視覚情報の問題なら字を読むの苦手」というのは、間違っているのではありませんが、情報が足りないように思います。

字を読むということには、「聴覚的」な要素が多く含まれています。「聞いて覚える」能力です。
さんぽは、聴覚的な面に困難がないため、ひらがなを読むことには苦労しなかったのだと想像できます。
ただ、たくさんの文が並んだ本をすらすらと読むことになると、「視覚機能」が必要になります。
「馬」と「鳥」など、似ている漢字を、間違えて読んだり・・・などです。
ただ1年生ぐらいの長さの文だと、聴覚で補うさんぽタイプは、暗記してしまうため、さほど困らないようです。
予想にすぎませんが、さんぽも、つまずくとしたら、文が長くなり、漢字が複雑になってくる学年からではないかと思っています。

もし、息子さんのことで心配ならば、年長になった頃に、発達検査(田中ビネーではなくWISC-ⅢやK-ABCなど)を行うと、息子さんにとっての課題が明確になるかもしれません。

お返事がくどくどと長くなって、ごめんなさい。
butterflyさんは、私のつぼを知っているというか、いつも記事のいいところをついてくるので、ついつい・・・テヘヘ。

  • 2010/06/17(木) 02:04:04 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

ありがとうございます

貴重な情報ありがとうございます。また登場してすみません。年少の息子はパズルはかなり苦手で、一緒にやってみるとなんでそれがわからないの?というくらい簡単な形と形のマッチングがわからないことがあります。そして4歳になるのに絵はまだ殴り書きのみで、簡単に記号化できる絵も全く書けません。一方、文字には人一倍興味を示し漢字まで読んでしまうので、視覚情報の処理能力にばらつきがあるなあと思っていたのですが、skymamaさんがおっしゃる通り聴覚が視覚を補っているからという仮説が通用しそうです。
では、大好きな車や電車の形は少しの違いを認識して種類を言い当てたり、小さな飛行機が空に浮かんでいるのをいち早く発見したりすることも、視覚情報の処理に問題があることとは矛盾するような気がするのですがいかがでしょうか?臨床心理士曰く、視覚情報の処理の網の目が普通の人より粗いため、細かなところが見えやすい、とのことでしたが、それならパズルや文字を書くことは得意なはずなのではないか、と思ってしまうのですが。skymamaさん、どう思われますか?何でも結構ですので情報を頂ければとてもありがたいです。

  • 2010/06/19(土) 01:00:37 |
  • URL |
  • butterfly #-
  • [ 編集]

butterflyさんへ

よくわかります。私も、そう思っていた時期がありました。
一般的に自閉症のお子さんは、パズルが得意だったり、マークを覚えるのが好きときいたことがあるので、てっきり、電車の種類を言い当てたり、飛行機の機種を言えるさんぽも、パズルなどが得意なはずでは・・・と思っていたのです。
でも、実際には違う。その理由も少しわかってきました。

とりあえず、自分の知っているだけの知識でお話します。
なぜ、あれだけ細かいところを見て覚えるのに、パズルや絵などができないのか。
それは、視覚情報のインプットとアウトプットにおけるそれぞれの問題であると考えられます。
臨床心理士さんがいうように、さんぽたちは、視覚情報の取り込み方が、私たちと違います。
さんぽの医師の言葉を借りると、全て「パーツ」で取り込んでくる。
例えるとレゴブロックの構成図(飛行機ならば、車輪と羽と尾翼と胴体と)。一つのものを見ても、それぞれを、視覚情報として、バラバラで取り込むらしいのです。
私たちは、全体像から入力しますよね。人ならば、背の高低や髪の長短ぐらいは認識しても、服の模様や手に何をもっていたなどは、印象的でない限り記憶しない。
でも、さんぽたちは、パーツパーツで認識してくるので、非常に細かいところまで記憶する
・・・これが、まずインプット面での特徴です。

そして、次にアウトプット。
視覚認知したものをアウトプットするためには、入力したバラバラの視覚的情報を組み合わせ、像にしなければならなかったり、細かく入力したものの中で、向きが違うけど同じ形だとか、だいたいこんな形のものだとか、情報を記号化し整理しなければならない。
さんぽたちは、どうもそこの処理がうまく機能できていないようなのです。
そのために、読むことができても書くことができなかったり、パズルのように絵のパーツの構成を考えるのが苦手だったり・・・と支障が出てくる。
さんぽが絵を描くとき、魚のしっぽがやけに大きすぎるなど、一部の大きさがアンバランスな形になったり、なかなか記号化した絵がかけず、図鑑などの写真を見てかきたがることなども、それを表しているなと感じています。

息子さんも、コメントだけでしかわかりませんが、もしかすると、
さんぽのように視機能に何か抱えるものがあるかもしれませんね。
もし今からやれることをと思うならば、できそうなレベルのパズル的な要素のおもちゃを探して、
意識して遊びに取り入れると、トレーニングになるかもしれません。

またまた、長くなりました。
読んで疲れるほどのくどさでごめんなさい。
いつも私のつぼを押さえてくれてありがとうございます~。

  • 2010/06/21(月) 00:07:25 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

すごい!

いや~、すごいです。私の疑問に専門家よりよりも完璧な答えを頂いてしまい感激です。おそらくおっしゃる通りです。パーツパーツの細かいところまで記憶されたものを、うまく整理して再現することができないのでしょうね。なるほどなるほど。なぜ夜暗~い道で出会った車の車種が言い当てられるのかもこれで理由がわかりました。全体の感じではなく、たとえばヘッドライトなどのあるパーツの形を見て車種を判断しているからですね。
最近やっとパズルをやるようになったのでおだててやらせるようにしています。以前skymamaさんが書かれていた視機能の検査やゲームももう少し大きくなったらやってみようと思います。
いつも本当にありがとうございます。

  • 2010/06/21(月) 03:17:52 |
  • URL |
  • butterfly #-
  • [ 編集]

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