ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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不器用さん講座~その3「番外編リコーダー」

不器用さん講座その1「絵をかく」、その2「折り紙」は
医師からの情報、私だけではもったいな~いと思って書いた記事ですが
ちょっと 番外編をいれます~。

もし 自分の教員時代の経験が どなたかに役に立てばと思って・・・。
調子こいて 書いちゃいますね。
さんぽには まだ早い話ですが おそらく苦手であろう「リコーダー」
元音楽教師の私なら こんなふうに援助すると思います。

「リコーダー」が苦手君 おいで~ 

不器用さん講座~その3「番外編 リコーダー」

リコーダーが苦手な子に 不器用さんが多いのは 自分の経験上 間違いありません。
今 思えば どうにもこうにも リコーダーをうまく扱えなかった子どもの中に 
さんぽと似たタイプの子が 高い確率でいたように思います。

でも、リコーダーは その2「折り紙」でも出てきたように
視覚的なサポートが可能で、
その通り穴を押さえることで 確実に正しい音が出てくるという意味では
発達障害の子どもにとって わかりにくいものではないように思います。
大事なのは ちょっとした 手だて
私の経験で やってきたものを 載せてみました。

援助① 「持ち手
苦手な子どもの中に リコーダーを持つ手が 左右逆の子がいます。
なぜ、逆に持つか。先生が一斉指導の中で 鏡のように
子どもに向かって 持ち方を見せるからです。
当然 相互的な情報の処理が 難しい子どもは 逆になります。
だから 逆に持っている子って 結構多いんですよ。 
私は 5年生でクラス半分の子どもたちが 逆に持ってたケースを見ました。
音楽が苦手でおおざっぱな男の先生に 2年間教わってしまった結果でした。

でも、実は 逆の手でもすらすらと吹けてしまう子どももいます。
そんな子は 十分音楽を楽しめるし それでいいかもしれません。
でも もし苦手ならば 直した方が正解です。
理由は、これから何度も指導される上で、教える側も教わる側も、
そのことで運指が混乱するからです。

とはいえ一度覚えてしまうと 言ってもなかなか直らないのが さんぽのタイプの子どもたち。
そんな時は 視覚サポートで補おう!
右手シール 左手シールをはるのが 手っ取り早いと思います。
そして できれば笛を吹く直前に 先生から
「シール見て!」と一言 声をかけてもらえれば 強化はばつぐん!

援助② 「そえる手」の位置
不器用さん講座その1「絵をかく」で出てきた通り、
さんぽタイプ君たちは 親指と人差し指の力加減とバランスが うまくいかない。
そう考えると リコーダー「シ」なんて致命的ですよね。
だから 左手だけで運指をしている時、とても吹きづらいんだと思います。
ならば 大事なのはリコーダーにそえる右手。
でも、さんぽを見てるとわかりますが 左右の協応って自然にできないですよね。
おそらく そえる手の方への意識がなく 位置を無意識には習得できない。
経験上 苦手な子は よく そえる手の位置に問題がありました。 
そえる手の位置までって 教えないですからね。指導上の 落とし穴なんです。

対応は いたって簡単。
援助①での右手のシールをはる場所に一手間。
そえるとバランスのよい場所を確かめて ぺたっ
そこに親指をおくと うまく持てるように工夫してみてください。

援助③ 「高い音の左手の親指」
リコーダーは高いド音以上になると 左手の親指の穴を 半分だけ開きます。
その音だけの練習ならできますが メロディーの流れで 突然出てくると
これが結構 大変!! 不器用さん泣かせです。
よりにもよって 親指を 細かく移動させるなんて 今考えれば酷な話です。

これね。一応指導上では 穴を半分開けないといけないことになってますが
全部あけちゃっても そんなに音には影響ないんですよ。
ただ、高いレやミは 確かに出しにくくなるんですけど。
多少 ぷう~っとなっても、メロディー上 そういう音は頻度が少ないのが普通。
だから思い切って 高い音の 親指の半開きは 全開にしちゃう。
そうすると その部分で止まっちゃうということが 避けられます。
高い音が出てくると 急に苦手になってしまう子どもには お勧めです。
 
援助④ 「運指」
リコーダーは「運指」で音が 確実にきまります。
運指は さんぽタイプにはうれしい 「リコーダーの絵で描かれた表」があります。
とてもわかりやすく 視覚的サポートの王様のようです。
これを使わない手はありません。

でも、意外と 吹いているリコーダーの楽譜には 一部しかかいてなかったりするのです。
ここに一手間。
運指を 全部の音にかく。或いは 運指だけの楽譜をつくる。
これだけで ふけるようになる子は多いですよ。 
ただ、子どもによっては 運指表を 逆に見た方が わかりやすい子もいました。
そんなタイプは 楽譜にかくときも、 全部逆さにしてみてくださいね。

援助⑤ 「スモールステップ」
それでも 不器用さんにとっては 指で一つ一つ穴を押さえることは難しいこと。
簡単にすらすらふけるようになるものではありません。
でも、よ~く 援助④の 運指の楽譜をみてください。
指の移動の簡単なところが必ずあります。
同じ音が 続いていたり ひとつの指の移動が 繰り返しだったり・・・・。

そこから 練習を始める。
すると すぐできる!やる気がむくむく
じゃあ ここも・・・・ってな感じで。
曲は 始めから吹かなきゃいけないものじゃないんです。
子どもは 一斉でふいてるときも 耳でききながら
「あっここからふける」と あわてて でも生き生きとふきだします。
最初からずっとわからず ごにょごにょ手を動かしているうちに終わっちゃうより 
自信の具合が違ってきますよ。

講座は ここでおしまい!!
もし リコーダーで困っている不器用さんがいたら  
ちょっとした 手だて  是非 一度 挑戦してみてください。 

私の 過去になってしまった経験が どこかで誰かに 役立っていたら・・・


・・・・そんなふうに考えるだけで ちょっとうきうきします。
     

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

こんにちは~。

リコーダー編、本当にすばらしいです。
すっごい成果でしたv-343

skymamaさんのアドバイスで、あっという間に上達しました。
ほんのひと手間なんですね~。

ちょっとした声がけや、少しだけ手をかけた教材と、
課題の整理やつまずきを考える視点を持つだけで、無理なくできるようになるんですね。
できないわけじゃないんだって、改めて思いました。

作った運指の楽譜は他の子にもとっても好評で、
歩よりずっと難しい曲を吹いている子からも、
すっごく吹きやすい~と、作って~と、お願いされました。
歩の様子は、この記事にリンクさせていただきつつ、
書きましたらアップさせていただいていいですか?

読んでくださいね~。
ありがとうございました<(_ _)>

  • 2008/02/02(土) 22:45:39 |
  • URL |
  • 幸歩 #leF2ecbc
  • [ 編集]

幸歩さんへ
ついに書いちゃいましたっ v-398
実際 記事にしてみると
自分の過去を 整頓したようで なんだか すっきりしました。

わたしのやってきたことは、
その当時、発達障害の特性を知っていたわけでもなく、
「リコーダーが どうにも苦手な子がいる。どうしたらいいのかな?」
という教員の素朴な そして教員なら誰でも考えることから生まれたものばかりです。

特別支援教育・・・というと名前は重たくなりますが、
その方法は 特別な無理を強いるわけじゃない、
「さまざまな視点から 個々の理解できない理由を探る」ということ
「個々の到達目標に向けて 教材を工夫する」ということ
もともとの 教育現場で やってきたことに 大きな変わりはないんだな。
逆に 発達障害の特性を知っていれば ここでなぜつまずくのか 対応方法は何か
その部分がはっきりする カギになるかもしれないな。
改めて そんなふうに思いました。

自分のやってきたことを 今回のように整理していくと
さんぽに対する 課題の対応についても ヒントになることがあるかもしれない。

幸歩さんに いい機会を もらえた気がします。
こちらこそ ありがとうございました。*^0^*


報告 楽しみにしてますね! 

  • 2008/02/04(月) 00:40:04 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

はじめまして。発達障害コミュからやってきました。
我が家の長男@小学3年生も、リコーダーが全然ダメです。リコーダーを学校で習い始める時期に授業全般のエスケープが続き、リコーダーどころじゃなかったというのもありますが...。
冬休みの宿題でリコーダーがあり、初めて家で長男のリコーダーを聞かせてもらいましたが、まあびっくり!全て高いドの音なんですもの...。
こちらが手を添えて穴を塞がせても、吹く息の強さが調整できないのか、高いドのまんま。
...諦めました。

でも、もしかしたら家で教えられるかも、とskymamaさんの記事を読んで思い直しました。
生後4ヶ月児がいるので、なかなか長男の勉強に手や目を掛けてあげられない状態なのですが、夫の居る週末にでも、運指表作ってみようと思います。

  • 2008/02/05(火) 09:10:20 |
  • URL |
  • jack-jack #czGgVZCE
  • [ 編集]

jack-jackさんへ
こんにちは。はじめまして。
訪れてもらえてとてもうれしいです。
なのに・・・お返事が大変遅れて申し訳ありません。
インフルエンザでぶっ倒れてましたv-406
こりずに是非またきてください。
コメント ありがとうございます!よかったら補足させてください。
長男さん 高いドの音しかでない・・・というのは、机上で想像するに、
左手の親指の位置、或いは親指を穴にあてる力の加減に問題があるように思います。
発達障害の子どもは 親指の関節をやわらかくすることって
感覚的にとらえにくいそうなので ありえるかも。
持つのは右手に任せて(持つ位置をはっきりさせて)、
左手は親指に力を入れず 軽く穴をふさぐことに意識するよう
是非一度アドバイスしてみてください。
( 「生卵を持つように軽くおさえるんだよ。」というといいかも。)
あと、息の吹き方。
吹く時、空気を入れすぎてほっぺたがふくらんでいないかな?
だとすると息を入れすぎているかもしれません。
吹く息の量を説明するのは難しいですが、
「10本のろうそくを消す大きさではなく 3本のろうそくを消す大きさで吹こう。」
などと具体的な数字で表すとわかりやすいかもしれません。
左手親指と息は、できれば運指表の前にチェックしてみてください。
リコーダー、息子さん きっとできますよ。
あきらめないで ちょっと手を入れてみてください。
それでも 難しかったらまた是非コメント入れてください。
ほかに原因やいい方法を一緒に考えます!応援してます。

ところで、病み上がりで まだブログにおじゃましてないのですが、
4ヶ月の赤ちゃんが!!!ひだまりが今6ヶ月なので同い年ですね。
もしかしてきゅっと握った手にきゅんとくる毎日をjack-jackさんも過ごしていますか?
また ブログにもおじゃまさせてください。

  • 2008/02/09(土) 02:35:28 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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