ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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人の顔の見え方

先日 さんぽをくすぐっていた時のこと。
楽しそうに笑うさんぽを見て もっとくすぐってやろうと 
さんぽを見ながら私は  「もっと くすぐってやるぞお」 という表情をしました。
多分 目を見開いた顔をした と思います。

すると さんぽが

「誰? 誰なの?」と言い出しました。

笑顔は 泣き出しそうな顔に変わっています。   

「誰って かっか(お母さん)だよ。」
表情を戻しました。
さんぽには 怖かったんだと悟りました。

「違う人に見えたの?」

「うん・・・。怖いからやめて。」

「目を大きく開けると かっかの顔はこうなるんだよ。(やってみせる。)
その顔もかっかだよ。怖くないんだよ。」

「かっかじゃないと思うの。 怖いからやめて。」

さんぽは 人の顔が怖い。
一度記事にしたこともありますが、
テレビで人の顔が切り取られたようにうつる映像は 今でも見れません。
テレビなら 表情があまり変わらない アニメが好きです。

幼いころは 突然人が現れたり 近づいてきたりすると パニックをおこしました。
療育で輪になって座るときも 始めの頃 さんぽは背をむけていました。 

でも それもちょっと前の話
今は突然出てくることを楽しんだりできるし、 輪になって近づきあうことも平気。
そういうことでのパニックはなくなっています。
だから 今のさんぽが まさか これくらいのことで恐怖を感じるなんて・・・。

私は 気づいてあげていなかったのです。
さんぽは 経験の積み重ねで がまんできるようになっただけ。
人の顔の見え方は 変わってないってことに。

相手は 私 でも・・・・。
いつも 一緒の お母さんでも・・・。
   目を広げただけで 違う人に見える。


ついこの間 NHKの何かのテレビで
赤ちゃんの能力をさぐるものをやっていました。

「生後2ヶ月ごろの赤ちゃんは 人の顔を見分けるどころか
お猿さんの顔も 見分けることができる。」

2ヶ月の子は 私たち大人が同じに見える お猿さんの顔の違いを 
見分ける能力を 脳に持っている。

でも6ヶ月ごろにはそれができなくなる。
脳は整理され 必要としない情報の 細いシナプスが 順に消えていく。
そうやって お猿さんそれぞれの情報は 「お猿さん」というまとまりに 落ち着くらしい。


でも さんぽには 脳のその部分に障害がある。
おそらく 脳的には 2ヶ月の頃のまま
シナプスの幹ができず 細い枝がいくつもいくつも残っていく・・
人の顔も 少しの表情で 違う人に インプットされてしまう。

そして・・・・・
           混乱する


さんぽになって 考えてみる・・・・。
           
私が怒ったときは どう見ているのだろう。

今 目の前で お母さんが なにかをきっかけに 突然 違う人になる
その人は 声が大きく 穏やかでない声で 自分に何か言っている。
自分を否定している言葉が きこえてくる ・・・・  「だめ!」「やめなさい!!」

怖い。

私が考えても怖い。

目の前にいる人が 突然 変わってしまうなんて
想像しただけで 精神がおかしくなりそうだ。
それだけで もう 怒られている内容なんて 頭に入らない。

そして さらに その上で 自分の行動が 
その人に 理由も頭に入らないまま 否定されるなんて
そんなこと 受け入れるほうが 無理だろう・・・。


さんぽは こんなことを 毎日味わっているのか・・・・。  
怖いだろうなあ・・・・。
不安だろうなあ・・・・。


さんぽは 人が表情を変えただけで すざましい混乱をしている。
それを 私は もっともっとわかってあげなきゃ いけなかった。
今まで なんてひどい仕打ちを してたんだろう。
どんな恐怖を うえつけてきたのだろう。


改めて思います。

さんぽは 
     
       人だけど 人の顔が怖い
         
           その ちょっと悲しい さびしい事実・・・



私は ちゃんと 受けとめてあげなければならない。

もっともっと 理解してあげなければ。

       あなたの見え方 
            あなたの不安を

  



   

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

こんにちは^^
昨日、娘のanが大きなハンカチを三角に折って、頭にかぶり、変な顔をしてshuを笑わせようとしていたんです。(変な表情と変な格好で笑いを取ろうとしたのです。。^^;)
そしたら、shuが、anの姿を見たのに、引きつった顔で目をそらしました。。あれー?何度も、「おねえちゃんだよ」と言っても、手でanの事を拒否してました。
”何この人?”みたいに、anの顔をじっと見て、嫌そうな顔をして^^;
もしかして、anだと気付いてないのかなー?と。

顔の表情で、違う人に見えてしまう。。怖いことですね。。
私、そこまで考えられなかったです。私が軽く怒った事でさえも
shuはこの世が終わったみたいな、泣き方をするときがあって、
きっと、違う人と思ってしまって恐怖だったのですよね。。>_<

なるほど。。納得です^^
shuの事が少し理解できた感じがします。anにも説明してみよう。。。*

  • 2008/02/26(火) 14:29:25 |
  • URL |
  • あきこ #-
  • [ 編集]

あきこさんへ
さんぽは 視覚的な面での自閉度は高い方だと思います。
ものを見るとき 全体をとらえず すごい細部を見ているのです。
車などわかりやすいものは 一瞬で細部の見分けがつきます。
おそらく 同じようにして 人の表情の微妙な変化によって 
違う人のように見えているのは 本人が言っている通りで間違いないと思います。
shu君は どうかな?
視覚的な自閉度が 高くなければ、さんぽのような見え方はしていないかも。
でも少なからず 顔の表情の変化によって
多少の混乱はしているかもしれませんね。
医師がいうには 「怒る顔」 は本当に怖いらしいです。
その顔が 自分に向けられているかとか
怒ってる内容がどうだとか 関係なく
「怒る顔」自体がすごい恐怖だとか。
「しかる時に 表情をかえない」 それは 鉄則のようです。
でも・・・・・・・・・できないっ。
なかなかできないっす。  

  • 2008/02/28(木) 01:16:37 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

こんにちは~。

興味深いお話ですね。
この記事を読んで
もしかして、今まで私、
勘違いしていたかも、と感じました。
それは…。

この子たちは人の心の動きがわからないとか、
人の気持ちにたって考えられないとか言われるけど、そんなことない。
だって歩は私の心の動きに、とっても敏感なのに…って思っていました。

ただ困った表情のときでも、「怒ってる?お母さん怒ってる?」っていつも聞いたり、
そのため自分の選択を変えようとする時がある。
でも、結局、そんなことをこちらは望んでいなかったり、
変えられなくて、パニくってしまうだけで。なんでこうなっちゃうんだろう??
と、途方に暮れることがよくありました。
怒っていたり、悲しんでいたり、困っていたりという、
相手の気持ちを感じているのに?なんで?と不思議に思っていたんです。

でもそれって、心の動きを感じて、ではなくて、
表情の変化を感情のパターンで当てはめて、解釈しているだけで、
細かい心の動きが理解できているわけではないんじゃないか?

心の動きを敏感に感じてるんじゃなくて、
表情の変化を敏感に感じているだけなんじゃないかって。
と、この記事を読んで思いました。
…うまく説明できないですが…。

だから、届いているはずなのに、なんでわかってくれないんだろうと、
すれ違うような違和感を感じてしまうのかな、なんて。
考えすぎかな~?

  • 2008/03/01(土) 11:16:07 |
  • URL |
  • 幸歩 #leF2ecbc
  • [ 編集]

幸歩さんへ
よくわかります。さんぽも 歩君と同じです。
表情を読み取ってタイミングよく「怒ってるの?」と聞いてきます。
遊んでいても お友達が怒った顔をすると
引きつった顔で手をひっこめることも多い・・・
同じ場にいた別のお友達は、相手が怒ってることに気づかず、
手を出し続けていたりするのを見ていると
さんぽの方が よっぽど人の心の動きを感じているじゃないか 
と思ったりもしました。
でも 違うんですね。
おそらく微妙な表情の変化に敏感に気づき 怖がっているだけ。

さんぽの場合は 声のトーンにも敏感で
「どうして怒った声で話すの?」と言う事もあります。
実際怒ってなくて「怒ってないよ。」というと
「言い方が早いし、声が低いから怒ってる声だよ。かっかは怒ってるはずだよ。」
といったりする。・・・違和感・・・。
幸歩さんの言うとおり
さんぽたちは 多分 心を感じ取ることに敏感なのではなく
人の表情、声、しぐさ・・・そういうものにとても敏感で
微妙な変化が その違いが とても怖いんだとおもいます。
そして その変化した理由がわからないために(気持ちを読み取れないため)混乱する。
それを自分自身の中で解決するためにパターン化をはかるようですね。
「かっかが こういう顔の人に変わった時は、怒っている。
この声の時も怒っている」・・・みたいな。
多分 くすぐっていた時の顔は さんぽの中にパターン化されていな表情だった。
だから私が知らない人物に変化したように思えたんだろうな と思います。

本当に大変な作業ですよね。
だから 人の中に囲まれていると 時折 疲れちゃうんだろうなあ・・・。
 

  • 2008/03/02(日) 02:06:16 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

はじめまして

素敵なブログですね。

うちの次男は少しアスペルガー傾向があります。
現在小3ですが、4歳くらいのころ
「ねえ、あのもう一人の優しいお母さんはどこにいったの?」と言われたことがあります。
「ん?あれはおばあちゃんよ」
「ちがう、おばあちゃんじゃなくて、
  あのやさしいおかあさん
なんと、もう一人の優しいお母さんとは、この私のことでした。
うつ病を境に豹変してしまった私を別人だと思っていたなんて・・・。

この記事を読んで、夫と次男の脳の構造が少しだけ理解できる気がします。

夫も特殊な人です。
私が溜まりに溜まった怒りを爆発させたとき
      (っと言っても、私が怒るのは「そんな言い方はないでしょ!」と怒鳴る程度。)
そのときの夫の反応は異常です。
私が怒鳴った=自分を全否定した
と捉えているように見えます。
何故私が怒ったのかには、全く頭が回らないようです。
それは、時間が経ってからも変わらず、
夫の中では、自分が否定されたという印象だけが強く残っているのだと思います。

因みに、夫は最高学歴を持って、大学で講師をしています。
その知的レベルとのギャップに 本当に悩まされました。

脳の仕組みを理解して、接し方を工夫することが大切だなと、改めて思いました。 



  • 2008/08/08(金) 09:04:48 |
  • URL |
  • kakkan #-
  • [ 編集]

kakkanさんへ
はじめまして。コメントを残していただきありがとうございました。
お盆に入り、お返事が とても遅れてしまって申し訳ありません。
kakkanさんのブログにも、少しおじゃましてみました。
次男君とだんなさんのふと気になる言動に kakkanさんが 
戸惑いながらも 誰よりも理解しようと深く考えていることが 伝わってきました。
私は、さんぽに障害があるのを知るまで、自分の中に ものさしがありました。
ついつい今まで、自分のものさし基準で 子どものことやだんなのこと 
或いは他人のことを 判断したり、評価していたと思います。
もし、ものさしがなければ、障害の有無にかかわらず、
全ての人そのものの見方や生き方を、個性を、認め理解してあげられたのに。
一度、自分の中にあるものさしを捨ててみて、
もともとものさしがあった位置から全部見直してみようと思いました。
見えること 考えること、聞こえることそのもののから、人はそれぞれすでに違う。
さんぽが、頭に秘める、はっきりとした、特性や脳の回路の違い。
それを理解して認めること、誰よりもわかってあげること、
私の中のものさしはなしで、一緒に過ごしたいなと思っています。  
誰よりも長く隣にいて、簡単には離れることのできない家族。
少しでもたくさん 分かり合えたら素敵ですものね。
kakkanさんも パートナーや次男君 ご自身もつらいことを抱えて
日々、悩むことも多くあるかと思いますが
一緒にがんばって いきましょう。

  

  • 2008/08/14(木) 12:47:39 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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