ひだまりの散歩道

広汎性発達障害のさんぽ(6歳)とひだまり(2歳)のママがつづる日記です。

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手放しの安心感

さんぽ ジンマシン 薬飲まなくても出なくなりました。
応援してくれたみなさん ありがとうございます。

絵本の「ももんちゃんシリーズ」の中に、
砂場をしている 1歳ぐらいの主人公 「ももんちゃん」に
犬さんやら 金魚さんやらが 順に近づいて 「ももんちゃん いいにおい~」という
お話があるのを 知っていますか?

このお話 最後に来たのは さぼてんさん。
さぼてんさんが近づくと ももんちゃんに とげがささります。
ももんちゃんは 目に涙をためながら 立ち上がり 走り出します。
がまんがまんしながら いっぱいいっぱい走る その先 それは お母さん
ももんちゃんは 何を説明するわけもなく お母さんを見たとたん わあわあ泣くのです。
さぼてんさんは 悪気がない でも とげが痛かった
泣きたかった想いを お母さんの胸で わあわあして すっきりするのです。

この絵本 さんぽが1歳の時 何度も読みました。
さぼてんさんがきて ももんちゃんが「いたいっ」となるところで
さんぽまでが 眉にしわをよせて 悲しそうな顔をします。
それが かわいくってかわいくって その顔が見たくて 読んだものです。

でも 実際に さんぽは トラブルがあった時 
ももんちゃんに なることはありませんでした。
ももんちゃんのように お母さんを求めて 走ってくることは ありませんでした。

その場で パニックになったり
        あわてて くるくる回ったり 線を目で追って走る視覚遊びをしたり
           自分で自分の頭をたたいたり・・・ 
さんぽは いつも いつだって 
自分のなかに 不快さを とりこんでしまい 
                    たった 一人で 処理しようとする・・・。

・・・さんぽにとって 変化の多いお母さんは 安全地帯にはならない 
       
さんぽが 何とか不安から逃れ 自分を安定する方法は
延々に変わらない線や筋を追うことであり、
自分のからだに より強い 刺激を与えることであり・・・。


ももんちゃんのように がまんして走っていって
胸の中で泣く・・・ それだけで 心が安定していく 手放しの安心感 
・・・・・・手放しの安心感
さんぽは そういう感情を 人に対して持つ すべを知らない。

ってこんなこと急にいうのは ちょっと 切ない 出来事があったからなんです・・・・。

保育園に お迎えいくと 最近 ぐったり疲れた様子の さんぽに
保育園のこと 一時でも 切りかえられる時間を つくれないかな。
一緒に 楽しいひと時 過ごせないかな・・・。
そんなふうに思って だめもとで 公園へ 誘った先日のこと。 
        (本当に 心が疲れているときは 拒否されちゃうんですけど。)

「オレンジ色の ショベルカー 砂場におろしていいから 公園で遊ばない?」

以前 砂場用に使っていた ショベルカーのおもちゃ われちゃって 残念がっていたさんぽ
そろそろ 家で 使わなくなっていた オレンジ色のショベルカーのおもちゃ 
代わりに 砂場デビューさせたら喜ぶかな。

「いく! 早くいきたい!」 
大成功!さんぽの つかれきったとろとろの目が やっと輝きだしました。

「砂場で 工事現場つくるよ。高速道路の工事なんだ。
オレンジ色のショベルカー 大きいから 土がたくさん集まるね。」
得意なおしゃべりが炸裂しだします! 
わくわく感が 伝わってきます。

うふふ あんなによろこんじゃって
こどもらしい 力のある目 それがうれしいよな。言ってみてよかったな。

自転車を こぐ足取りも いそいそ。風を切って 公園へ 向かいました。

公園は 思いがけず ちょっと混んでいました。

砂場について 早速 オレンジ色のショベルカーを 出して 遊びだした さんぽ
間もなく そこへ 保育園で見た顔の子が 何人かやってきました。

さんぽの顔が 曇ったのがわかりました。

その子たちは 「さんぽ君だ。それ貸して。」
あっという間に 持ってきたオレンジ色のショベルカーはもちろん 
そのほかの 一つ一つが こだわりで気に入っている砂場道具 
全部 持ってかれてしまいました。

だって「かして」と声をかけてきた子に
さんぽは 機械のように「いいよ。」と受容してしまうんだもの・・・。

さんぽは・・・・・ひきつった顔で 笑っていました。

おきに入りの砂場グッズが 何にもなくなった手は
何度も砂を つかみ さらさらと落とします

背中を丸くして さらさらと繰り返すさんぽ
            小さく小さく なっていきました。


以前から もちろん今も さんぽは 物への 執着心が 強い。
自分のものを 触られる・・・とられる・・・・・。
それはさんぽにとって 許せないことで その時には、パニックになって 手が出ました。
何度も・・本当に何度も そのことで トラブルがありました。
でもそれって たった1年前のこと。
保育園に入る前まで、ずっとそうだったはずです。
そのさんぽが・・・・ね・・・。
あんなに わくわくしていた ショベルカーさえ 簡単に渡し
友達の「かして」を 全て受容してしまうなんてね。
パニックにならないために 自分自身できめた 
「何でも受容」を 必死で実行してるのです。

そして・・・ 
そんな時にすら 私に向かって「助けて」の顔一つ 見せることはない。
私を求め 涙の感情を思わず見せることは ない。

ももんちゃんになれたらいいのに・・・・。
そしたら 我慢したことも 涙で流れてしまうのに・・・。

見てるのも いたたまれなくなった私は さんぽを 自転車乗りにさそって
砂場から 脱出させました。
いるのが つらい場所から 逃げさせます。

それが 私の役目。

さんぽの 手放しの安心場所には なれないお母さんだけど
こうやって 受容以外に 
心のパニックを回避できる方法を 教えてあげるのが 私のできること。

さんぽは きっと 保育園では ずっとこんなこと 繰り返してるんだね。


手放しの安心感を 人に対して もつことができないさんぽ

ももんちゃんになれたらいいのにね・・・さんぽ。
ももんちゃんになれたら すごく楽なのに・・・ね。。。。

思わぬ出来事に いつもより一層疲れた顔の 帰り道 
自転車をこぐさんぽの背中を見てると ぎゅっと切ない。 


今日だけは ももんちゃんのお母さんに なってみたかったな。

でも これは 封印・・・。 

テーマ:発達障害(自閉症、アスペルガー、LD、ADHD、発達遅滞) - ジャンル:育児

コメント

こんにちは~。

この記事で蘇った思い出があります。
今思い出すと…なんですが、
歩もね、幼稚園のとき、たぶんなんでも受容していた。
で、泣き笑いのような間違った表情で、
母に訴えることもしなかったの。
私はその頃、その表情の意味が、理解できていなかったから…。

でも、ある日、すっごく印象的だった出来事があって…。
何がきっかけだったか思い出せないんだけど、
お友達に嫌なことを言われたか、何かを取られたか…。
幼稚園の園庭で、みるみるうちに、
笑ってるような表情だったのに、それが崩れていって…。
そして、泣きながら、私の方を振り向いたの。
だから私すごく、びっくりしたのを覚えている。
たかが、振り向いただけなんだけど…。

なんでこんなにはっきり覚えているかって言えば、
こんな時に、くやしくって泣くことも、母を求めて振り返ることも、
今までなかったからだと思う…。
初めて見る表情だったんだよねぇ…。
で、泣いてる歩を抱きしめて、くやしかったねって…
心を抱きしめて共感できたんだ。

迷子になって、母と会えたときに、初めて、
泣いて抱きついてきた歩を見たときと同じくらい、
(迷子になっても、見つかっても泣かない子だったので)
今も忘れられないシーンと表情です。

だから…。
歩の小さな頃と似ているところを持つ、さんぽくんだから、
すこしずつ、すこしずつだけど、
色んな経験を重ねていくうちに、きっと、
母を呼んで振り返る時がくると思う。
泣いて飛び込んでくる日がくると思うよ~

うん。きっと。

  • 2008/05/02(金) 00:37:40 |
  • URL |
  • 幸歩 #leF2ecbc
  • [ 編集]

今日、似たようなことが・・・

幼稚園で父親参観だったの。
園庭で遊んだテッタボはパパと手を洗っていました。
すると、園児ちゃんに後ろから頭をポカン!と叩かれたテッタボ。
「イテっ!」と声を出したものの、ヘラヘラ笑ってパパの顔を見たそうです。

パパは、何故ヘラヘラ笑っていられるのか、理解出来ないと言っていました。
悲しい顔をするわけでもなく、立ち向かうわけでもなく・・・


最近、彼の気持ちが理解できずに悩んでばかりいます。。。

  • 2008/05/02(金) 01:16:48 |
  • URL |
  • みぃぼん #-
  • [ 編集]

幸歩さんへ
ぎっしりつまったコメント ありがとうございます。
今、お手紙をもらったような ふんわりあたたかい気持ちです。

歩君の小さな頃の様子
何だか 手に取るように 伝わってきました。
やっぱり・・・一緒だったんですね。
自分の中で決めた 「何でも受容」も
どうしようもない時の ひきつった笑顔も
そんな時ですら お母さんを求めなかったことも

そっかぁ 彼らが 歩んでいく道なんですね・・・。

たくさんの経験を積み重ねて 積み重ねて
いつか お母さんを求め 振り返って泣く日
それだけで 何もかも安心できる日が くるといいな。

私も ももんちゃんのお母さんになれる日が くるかな。

  • 2008/05/03(土) 01:08:04 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

みぃぼんさんへ
コメント ありがとうございます。

お友達からポカンと一発されたとき
テッタボくんも 笑っていたんだ・・・。
コメントを読みながら 
テッタボ君の気持ち ずっと考えていました。

多分 さんぽも 同じことをされたら
やっぱり笑っていると思うのです。

ふいに たたかれるのは痛くて、すごく嫌なはず。
でも 振り向くと 知った顔の子が 笑っている。
どうして たたかれるか さっぱりわからない
とても怖いし 不安になる・・・・パニックになりそうだ。
でも、パニックになるのは 自分自身も何よりも怖いこと。パニックには なりたくない。 
だから パニックになる前に 受け入れる。
「たたかれてもいいや」と思い
表情のオーム返しを しておく 

そんなふうに 自分の中の不安や恐怖を、処理しているのかな と。
相手に悪気があるかないか、相手がどんな気でやってるのか 読み取れず不安になるのを
とりあえず 経験から 全て 笑って受容・・・
そのパターンでいこうと 本人が決めている気がします。
あくまでも さんぽの場合ですが 

テッタボ君は どうかな?
もしかすると さんぽと同じで
気持ちが 読み取れない相手の行動は
何でも受容して、不安や恐怖を 処理しているのかもしれません。

気持ちを理解してあげたい。
気持ちによりそって 共感してあげたい。
でも・・・表情を自然につくれなかったり
不安や恐怖を 独自の方法で 処理しようとする彼ら・・・。
なかなか その気持ちに近づいてあげられないのが
もどかしいですね。   

  • 2008/05/03(土) 23:36:10 |
  • URL |
  • skymama #PBOAC/RY
  • [ 編集]

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